顎関節の問題と花粉症。

顎関節の問題と花粉症。
あまり関係なさそうな取り合わせです。


ですが顎関節の左右のずれが減少することで、
鼻の軟骨部分のずれが減少することがあるようです。


写真でみても明らかに左右の顎の大きさが違って見えるときもある。
そのときはわかりやすいでしょう。
ですがそれほど外見上は問題なさそうに見えることもあります。


それでは次のような顎関節チェックをしてみましょう。


左右の耳の下位置を顎を全体的に覆うように
それぞれの手を密着させます。
そこに顎関節がありますから。


その状態で10秒で顎が開ききるようなスローペースで
口をあけていきましょう。


そのときに左右の顎から
カクッとかいうクラック音が聞こえてくるかもしれません。
多少のクラック音は問題がないでしょう。


ただ明らかにカキッという感じのときはちょっと。。。
左右が同時にクラック音がするときと
左右のクラック音がずれて聞こえてきたり、
左右の片方だけクラック音が聞こえてきたり。
これらも問題がありますし、
それぞれどのようなずれが内在しているか予測できるでしょう。


噛みしめる力を精神的なストレス等で自己調整できなくなって起きる
噛みしめ圧迫症候群というようなものもあります。
これは就寝中におきていることもあり
本人が気づくことは少ないようです。
歯並びにも問題がでてくるでしょう。


片方の歯ばかりを使う癖がついたり。


顎関節周辺の筋肉群は表情筋というよりか、
ものを食べたり歯を武器に噛みしめたり。
だからかなり驚異的な筋力を秘めている。



この顎関節部分にずれが生じているようならば、
鼻のなかにある鼻軟骨部分がゆがんでしまう。
つまりもし左側の顎関節に強力なしこりがあり
顔の半分までそのしこりの牽引力がくるならば
鼻軟骨やその周辺がそちらに引っ張られてくる。


鼻の穴の中の空洞部分が形状的に問題がでるときがる。
すると鼻の穴の中の血管やリンパ管などが圧迫されて
鼻の内部が、ぷっくりと膨らんで炎症をもってしまう。
そのようなことがおきるケースがあるようです。
お医者様でチェックしていただければ、
実際に鼻の中が狭くなってますからね。


このときに顔にあるテンダー・ポイントという
カウンターストレインというテクニックでチェックにつかう
各筋肉の硬化したら痛みが発する部分を押すと痛みを感じる。
そのチェックは簡単にできるので、
それで自覚できるかもしれません。


アレルギーを改善させるための施術では、
一般的に
免疫系問題を改善するために
鎖骨部のリリースや呼吸器系に関する部位を解いたり、
内臓の硬化を緩めるなどいくつものステップがあるのです。
それだけではなかなか対処できづらいこともでてくるとき。


頭蓋骨自体のずれを改善しようという発想も必要でしょう。


顎関節のずれが減少すると、
その分だけ花粉症や他のアトピーなどのアレルギーが軽減することを
私自身が施術で実感しています。
女性にとっては顔の印象もシンメトリーな好印象に変わってきますし、
うれしいところではないでしょうか。


顎関節のずれと花粉症などのアレルギー症状は関連があるんでしょうね。


ただし一般書程度の頭蓋骨矯正本を読んで、
頭蓋骨をいい加減に加圧したりすることは、
絶対に止めておいてくださいね。


頭蓋骨は精巧な立体ジグソーパズル?のようなもので、
ひとつのパーツが他のパーツに大きな影響を与えます。
それで収拾がつかなくなった方がおられますので注意が必要です。