自分の利益につながると感じられるかどうかのPR

とあるビジネス誌を読んでいて。
中国人に行動していただくための決まり文句があるといいます。
それは『あなたのためになりますよ』ということ。


日本人は、
御恩と奉公の美徳が身についていたり、
仕事とはきっちりすべきものだと思う。


でも国が変われば環境は違ってくる。



かつて日本人が中国のデパートで買い物をすると販売員が
「包装紙は雑に包む」・「笑顔がない」など様々な点で日本人から不評だった。


販売員は別に笑顔を振りまかなくても客は勝手に買っていくものだし、
包装紙なんてくるまってればそれで十分だろう、というものだった。


そこに日本の販売員指導のプロが送り込まれる。


デパート側としてはそんなひどい接客をすればクビにするといっていた。
だがそれでもみんながみんなそんな販売員ばかりだったから、
全員をクビにするなんてできるんだったらやってみればいい。
そのような具合だった。


結局は、プロの販売指導をするものがたどり着いたのは、
「あなたのためになりますよ」というキーワードだった。


丁寧な接客をするとあなたのところにまた同じ客が来る。
そして品物を買っていってくれる。
そのことを会社は評価してあげる。
だから私がいうように丁寧にあいさつをして、
包装紙を綺麗に、笑顔で接客すればあなたの財布は潤うの。


そう説得されると幾分か心に響くところがある。
そして少しだけお金でのリターンが多くなると
そうすることは私のためになると思い積極的に。


でもこれは中国人のことばかりではなくて、
私たちも具体的に自分のためになるかどうかの
その利益がみえてこなければなかなか動けない。


そういったものだろうと思います。


ビジネスというものは
これから『あなたのためになりますよ』という
具体的な例を示していかなければなりませんね。
そうして本当にそれが価値のあるものならば、
取り入れることで利益が大きいわけですから。


そういえば「ダンスファン」という雑誌に
ロルファーの方が一面を使った広告を打っていた。


ダンサーにロルフィングを取り入れれば『あなたのためになりますよ』と、
とてもわかりやすいインパクトある訴えかけをしている。


・--------------------・
「誰」に「何」を選択してもらえれば、
『あなたのためになりますよ』
・--------------------・
という構文です。

シンプルだけど誰にを決めればとても胸に響いてくるでしょう。
ネットや雑誌等でも広告をのせやすい状況ではこの構文を使って
訴求を積極的にしていくところが伸びていくのだろうと思います。


近い将来、私も頑張りたいと思います。


施術が整い次第、
多くのお客様を対応できるような、
次のステップへと進みたいと思います。