強度側弯症を改善するための手技はないか?

昨日はひさびさに神田神保町へ。


目的は、太田姫稲荷神社へのお参り。
私にとりまして大変に霊験あらたかな神社です。
私の姉の体調不良を改善していただけますよう、
祈願するためです。



そして神保町の三省堂本店へいきましたところ、
中村玉緒さんのサイン会を一階のロビーで開催。
ちらっとですが玉緒スマイルを生で見れて感動!

三省堂神保町本店の医学書棚には
手技療法の本から医学専門書まで
多くの品揃えがあります。

そこでいつも手に取り購入しようかどうしようか悩む
『全脊椎の作用と性質』黒川 瀞雄 (著) をじっと見つめつつ。

そっと棚に返す。。。


『内臓体壁反射による異常観察と調整テクニック/概論』南 一夫(著)
身体均整師会出版部  8.400円
http://www.kinsei.ne.jp/tosho_minami.html
という本も気になっています。


気づけば上記の2冊とも均整関係の書籍です。



強度の側弯症につきまして改善方法を手技療法でなにかないだろうか。
そんな問題意識を持ちながらこのたびは書籍をチェックしていったが、
やはりこれぞ有効打になるというものはないように感じました。


これで対処できると銘打っているものもありましたが
私が観て「ムリでしょ」というものがほとんどですし。
問題部分の筋膜の硬化が強すぎて、
書かれている手技では力負けしているのです。
力で解くものではないと言われそうですが、
筋膜はかつてからのかけられた負担量がしこりとして同量分記録される。
だからその問題部位の経年蓄積してきた負担量を概算で割り出すならば、
それにみあっただけのエネルギーの放散がなければ、
問題部の筋膜の組織的な問題は解決できない。
単純なエネルギーの保存のルールだ。


子供の側弯症についての対応法はすでに見つけていますが、
大人の運動系の問題により年々側弯症の度数が強化された、
そのようなケースではなかなか有効打が見つからないです。


基本的に私がいま執り行っている施術方法は
緻密に筋膜の硬化部位をリリースしていくため、
これ自身が相当の側弯症に対しての有効性がある。
だが大人の強度側弯症は深刻度が増しています。
他者の臨床例等をヒントとして
からしさや安全性を向上させたいですね。


側弯症の対応法を考えることは、
一見側弯症とはいえなさそうな方々の施術にも役立つ。
それは簡単なことなのですが、
自身の体を詳細にみていくと
利き腕側の肋骨が前後に開いて横方向は短くなっている。
私が指摘すると初めて「えぇ〜、うそぉ〜」と気づくことも多いのです。
昨今そのような軽度側弯がある方々の比率が非常に多くお見受けします。
たとえば慢性的な肩こりや腰痛がある人は大抵が側弯傾向がありますし
アレルギー性疾患や呼吸器系の問題が胸郭の胸椎部の側弯からきているときもある。


これは「後天的におきる運動系の誤用」による問題の発生がほとんどです。
だから側弯状態を施術で緩めて腕や胸等の使い方や立ち方や歩き方を研究し
側弯を生み出す可能性ある今までの体の使い方を改善。


それもあり強い側弯症の改善方法を研究することで、
軽度の側弯症もみえてくるというところがあります。