子宮内膜症と内臓全体の問題についての考察


子宮内膜症
最近では30代以上の女性ばかりではなく20代の女性も患っておられます。
私どものお客様のなかでもこの症状の悩みがある方がおられます。


日本の患者数 は約12万人(2006年)。
子宮、卵巣、骨盤にできやすく、
ホルモン療法で効果がなければ手術などにより子宮、卵巣などの病変部が切除されます。
月経痛と月経困難症が主要な症状。
初経時には痛みがなく、年月の経過によって徐々に増悪していくという特徴がある(後天性月経困難症)。
その他、腰痛、下腹痛、仙骨部への放散痛が見られる。
20〜70%の割合で不妊症を合併するといいます。


ただ「病因」は諸説あるものの
さまざまな原因が考えられているが未解明の部分が多いといいます。


私のような施術をするものにしてみれば、
子宮内膜症があるとお話を聞いたときは
臓器収納の状態をみていきます。


具体的には
胃が下垂していないだろうか?
大腸はどうか?例えば横行結腸が下垂していたり下行結腸部分が膨張してないか?
子宮が下垂していたり後屈していないだろうか?
腹腔が縮小気味となり内臓が全体的に硬化して下垂していないか?
その他



例えばですが横行結腸が下垂して大腸と強く接触して触れ合うことで、
接触部が圧迫されて血液を含めた体液等が代謝不足になる。
代謝不足部分は新鮮な組織液が運ばれず栄養が不足する。
それに老廃物化した酸性度が高いエリアが出来てしまうこと。
つまりそのような箇所は細胞レベルの組織が弱化してしまう。


ここからは施術をするものの仮説ですが
もしこのような大腸の下垂や胃下垂した部分が子宮や卵巣を圧迫して
病変していくようなことがあるようなとき。


内臓各部が硬化して下垂する傾向があるのですから、
そちらを緩めていき臓器収納をちゃんと整えておく。
ビジュアルで理想的な正常位置に臓器がある場合と
下垂している臓器の位置の映像を比較してみますと
どうしたほうがいいか一目瞭然と思います。
内臓が硬化したところを緩めるようなアプローチを
していく必要があるでしょう。


子宮内膜症は子宮の内膜の問題と思われがちですが、
内臓全体のコンディションの不調から生じたものだろう、
そのようなことが整体の本には書かれているものもある。
つまり内臓全体のコンディションが整うという過程で
子宮や卵巣にかかっていた圧迫等の負担が自然に軽減。
全体的に整えればそこに含まれる部分的な問題も整う。