書籍紹介:『アレクサンダー・テクニーク―悪い姿勢の習慣を正し、健

今日、施術のときに『アレクサンダー・テクニーク―悪い姿勢の習慣を正し、健康を改善する (ナチュラルヘルスシリーズ)』という本を、
ちょっとだけ参照させていただきました。


アレクサンダー・テクニーク―悪い姿勢の習慣を正し、健康を改善する (ナチュラルヘルスシリーズ)


本の縦横サイズが13センチ×10センチで、
224ページのちっちゃな本です。


でも案外とこの本を「いいね」という同業者が多くて。


アレクサンダー・テクニークの書籍は、
文章が多くてじっくり読まなければわからないような
初学者に取りまして敷居が高いと感じられるものもあります。


そういった本から入ろうとすると、
どうしても難しく捉えがちになります。
そこで挫折してしまった方も多いと聞きます。
本来、じっくりと取り組めば益が多いのがアレクサンダー・テクニークです。
だからそこでご縁が遠のくのは実にもったいない話です。


そんななかで、
上記で示した本は基本的ないくつかの所作を
わかりやすい手順を示したイラストを用いて
機能的に無理なくこなせるフォームを教えてくれます。


ひとりでこの書籍のなかの動作をしてみようとは思えない人も多いでしょう。


でも、でも。


私がこの本を観ていただいて、
注意すべきチェックポイントに注目していただいて
動作をただしていただくようにすると実に使えます。


体の使い方を口頭え指示するときに、
いくつものチェックすべき着目点は1〜2個までがせいぜいですよね。
それが5つも6つも着目点があってそれを逐次指示するとすれば、
多くの方は最初に「まずはじめにココをこのようにして」といわれた
まったくのはじめの部分のことをすでに忘れてしまう。


もし私が体の使い方を学ぶときに、
いくつもの注意点を口頭で5〜6個もいわれれば、
それを整理して脳内でビジュアル化しておくなんてなかなかできやしません。


それがこの本の所作の良好な姿勢をとるためのイラストを観ていただきながら
姿勢フォームを整えてもらうようにすれば、
非常に鳥瞰して把握しやすくなるのです。


口頭でのみいわれた時と比べれば、
それはずっと印象に残るでしょう。


つまり私どものような体の使い方をお伝えするような作業をする人には
とても役立つ本ですよ、といえるのかもしれません。



関心ある方は本屋さんとかいきましたら、チェックしてみてくださいね。