つらい生理痛に、長期にわたりお悩みの方へ。


つらい生理痛に、
長期にわたりお悩みの方へ。


すでに医師に診察を受け、
食事療法やヨガ等の運動療法をした経験がある。
だけど思うように痛みの軽減が図られていない。


そのような方のなかには
筋骨格系の問題により生じていることがあるようです。


私が施術で仙腸関節部分や腰背部・大腿部などの強靭なコリを緩める。
ここが固まっている人が多くて、
それで緊張が強すぎ体の感度が落ちてしまっている方のための下準備。
この下準備が進むに連れて、
関節周りや主要筋などの体内に隠れた強い炎症部位にも血が流れこむ。


炎症が強い部分は血流が悪化していて酸素量が低下している危険状態。
ですがさらに酸素量が低下すれば痛覚神経が働きをストップさせられ
痛みの感度がなくなるという鈍化が生じてしまう。
慢性的な生理痛に悩んでおられる方のなかには、
この状態まで進んでいる人が多いように感じます。


この鈍化した状態部分の緊張を緩めて血液を流すことで、
通常感じられうるような体の各部位に散在する発痛を感じられるようになる。


たとえば、
腹部の大動脈と大静脈の交わっている部分を触ると驚くほどの痛みに気づく。
右利きの方でしたら左側鼠径部の発痛もわかるでしょう。
腸骨がずれているため利き足側の恥骨結合部分が持ち上がるようにずれてる。
他にもいくつものチェックポイントがあります。
強い生理痛になられている方々の多くは内臓が下垂しているため、
内臓の入れ物やお皿になる部分が、かなりことごとくずれた状態。
そのためにかなり激しい痛みがある部位が多くなるのです。
ただそのような痛い部位の存在を一度に多数伝えすぎると、
自分の体がどうなっちゃってるのという不安がきつくなる。
そうならないよう意図的に主要箇所だけをチェックします。
ただ同業者の場合にはそのような心配もないでしょうから
見つけたものを率直につたえます。


取りも直さず、
私が人差し指で軽く押しているだけなのに、
なぜこんなにいたみがあるかという箇所が、
自分の体に複数あったことに気づくでしょう。


そこがはじまりです。


日頃はそのような部位の問題を気づいてはいないかもしれません。
ですが痛みが鈍化した部分は血流を増やして患部を癒せなくなり
ずっとそのままか、むしろ時間の経過と共に患部組織が器質的な
栄養不足や老廃物の蓄積で硬化したり虚弱していく。
それにより代謝力が低下して生命力が下がる。
そのような問題が進行するのでしょう。


そこに負のスパイラルが進行していく末に、
筋骨格系の問題を越えたところにいきつく。
それでは筋骨格系を緩めるだけの知識では
対処不可能となりますから注意が必要です。


内臓部分に血が滞留しすぎることにより発生する生理痛。
そちらを引き起こす強い発痛部分は
早めの対処を心がけてください。


そのような対処で、
生理前から生理中までひどい痛みで仕事ができなくなっていた女性が、
大幅に不快な状態が軽減した方が多くおられます。
生理痛に悩んだ精神的ストレスから解放されたら、
そのエネルギーは他に振り分けられますよね。

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余談ですが、
筋肉であれば硬化した部位のひつこさが強力になっていき、
自力での運動療法で頑張るだけでは対処しづらくなります。


私は生理痛や子宮内膜症などにお悩みになられていました
ダンスの先生やヨガの先生などを幾名もケアしてきました。
体の状態を施術という他動的な技術ですが、
バックアップさせていただくようにすれば、
バックアップするときのノウハウを適用し、
体の改善に加速度がつく。



勉強熱心な施術の先生方は、
日頃の臨床をする上で観察し熟慮することで、
教科書的な範疇を越えたノウハウを構築しています。
さらりと対処しているように見えても、
血の汗がにじむ研究をして得ています。


ただ長期間に渡る強い生理痛にお悩みの人は、
十分に慎重な施術院選びを心がけてください。
相応に対処が難しい深いところまで観ることができる先生の技量が必要です。