ノルディックウォーキングの歩き方改善力

今日、お客様と出ていた話題。


ノルディックウォーキングという、ステッキのようなものを両手に握り、
野山のような傾斜地を歩く健康法があります。
ヨーロッパの方では、リハビリテーションでも利用されているようです。


お客様が、お仕事の関係でノルディックウォーキングを始めたそうです。


あまりお客様についての詳細は書くことはできませんが、
ぎっくり腰を繰り返されるようになっていたという
腰部の問題だけではなく、そこかしこの硬化萎縮が
かなり進んでいた大変な状況でした。



ガラスの腰と呼ばれるような状況です。



最初に私どものところにお見えになられたときに、
私がいろいろと申しても、
ホントかな・・・という感想だったと思いますが、
体がよくなってきて、いわれていた感じがわかりだしたことでしょう。




おそらくノルディックウォーキングのおかげで
姿勢が以前の状態と比べてよくなっていました。


よい状態でずいぶんキープできていたのです!



ご本人に取りましても、
それは画期的な経験だと思います!!




歩き方を私がいろいろとポイントをお話をしたときよりも、
ノルディックウォーキングを習い実践するようになると改善率がいいようです。



その理由は?



今までの自分流の歩き方や姿勢で、
腰痛やぎっくり腰になっていました。
ぎっくり腰等になれる立ち方や歩き方をしているように
私にはしっかり見えていますから。


だからこそ、
体に負担がかからない動きを習うことで、
それをすっと取り入れてくれればうれしいことなのですが。


だが以前からの歩き方と、
新たに教えられた歩き方が、
ごっちゃになってしまう。


急いで歩いているときなどは、
ほとんど以前の体に負担のかかる動きに戻ってしまう。
そんなこをと繰り返すことで、
新たな歩き方について曖昧に受け止めてしまうことに。



腰痛が極度になっておられたので、
脊椎の前後の側湾がきつかった。
それがより歩き方を理想状態から引き戻す。
強力な小脳の、動き方の自動化作業に負け。


繰り返し繰り返ししていた仕草や動き方は、
すでに無意識にしてしまう癖のようなもので、
癖に気づいてそれをやめられるのには、
相当な注意力と改善プランニング能力が必須。
でもなかなか、以前より馴染んでいた動きに
逆らえずにいて、体の使い方を一進一退。



そのような傾向があったのです。


それならば、
いっそうのことノルディックウォーキングのような、
今までしたことのない歩き方をしてみる。


ウォーキング方法に意識を集中する。
いつもの歩き方をノルディックウォーキング中にはできない。
そうすると、意識が今までの歩き方とは別物をしていると判断。



そうすると以前の歩き方の馴染みきった不具合を生じさせるものが影を潜める。



ノルディックウォーキングで、新たな歩き方の「型」を身につけると、
型を活かし通常の歩きをすれば体調が良くなることに気付き出します。



そのような様子が見て取れました。


ウォーキングの練習をするときに、
ノルディックウォーキングを取り入れるのもおすすめかも知れませんね。


ただちゃんとインストラクターさんにやり方の詳細をレクチャーを受けねば、
その成果は少なくなると思いますので、その点だけは注意してくださいね。




ずいぶん改善していた。


いい感じでした。





ただノルディックウォーキングにも、
いくつもの協会があるようでして、
その方が習った先生は、
のっそのっそとしっかり歩くタイプ。


他に、ピッチ走法のような感じで、
小刻みに歩くようなノルディックウォーキング協会もあるそうです。


私がイメージすると、
できれば「のっそのっそ」とという歩き方のイメージを
インストラクションをしてくれる先生のほうが理想では。
背面の筋肉群という起立筋群を有効に使っていけますから、
体の体幹を支えやすくなる。
その他いくつものメリットがある。




近くにノルディックウォーキングができそうなところがあれば、
トライしてみることをお勧めします。


いい感じに体の背面が伸びていき、
ダイエットの効果もあるでしょう。
他、いろいろとメリットが生まれそうですから。