フワフワした筋肉のマイク・タイソン

マイク・タイソン


彼は世界最強のボクサーといわえるような、驚異的な破壊力を持ったパンチに定評があった。


多くの男性は、タイソンの体だがどのような体型をしていたかは覚えているのではなかろうか。
まるでボディビルダーのような。
筋肉が隆起した強烈な印象を与えた。


ですが『「達人」の秘訣は「呼吸力」にあり』著:塩田泰久という本を読むと
P173に
1990年に、塩田剛三氏のもとへ世界ヘビー級王者マイク・タイソンがやってきたそうで、
その際に触ったタイソン氏の筋肉は、実に柔らかくて、ボディビルダーのようなものではない。
ゴムみたいな、ふわふわのものだったそうです。



筋肉は、始めっからゴツゴツした硬さがあれば、
それは自らの硬化した筋肉が血管を圧迫し細らせて酸欠状態になりやすい。
それに柔らかい筋肉が硬くなると収縮率が高い。
つまりはじめから硬い筋肉はさほど収縮しない。
筋力は筋肉の収縮した量と筋肉のパワーが比例する。
そのためそれではせっかく鍛えたとしてもはじめから硬いままの筋肉であれば、
なかなか筋肉のパワーを存分には発揮できなくなるのだろう。



良い筋肉とは、つきたての餅のような粘りがあるとか、ゴムみたいなフワフワしたようなとか、
まるで柔らかい肌でスリスリしたくなるような赤ちゃんのような筋肉だとか、
さまざまな表現を使って称される。


一様に、そこにはすばらしいポテンシャルがある。


もちろんボクサーばかりではなく、他のスポーツ選手たちでも、
超一流といえるような人たちには、このような質の筋肉を持つものが多いようです。


だからちょっと筋肉を触れば、
または筋肉の動き方を見れば、
そのような質の良否がわかる。



そうなるには脱力の極意のようなものを、
身に着けていなければできないものです。


それがあればオーラのようなものがそのような筋肉にはまとわれているようだ。
それを、私は強く感じ取れてやまない。


そしてそのような金の卵のような原石を持つならば、
しっかり磨きをかけていかれればものすごいものに。
更なるバージョンアップして化けていくことだろう。


そういうのって、いいですね〜。


幾つかの改善への階段をのぼる大変さはありますが、
おそらく誰もがそのような状態になれるはずだろう。
私はそう考えています。