仙骨の振動ジャイロ

人のカラダには不思議な機能が備え付けられている。


推測するところでは、
仙骨が振動ジャイロ機能を持っていると考えている。



振動型ジャイロスコープ (Wikipedia
ちょっと物理の基礎力が試されるページです^-^;私にも難しい!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%AF%E5%8B%95%E5%9E%8B%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%97



仙骨は、股関節の関節接触面と仙腸関節部分が左右のバネとなる。
仙骨と腸骨の間の緩みを作り出す。


その緩みをつかめれば仙骨は振動ジャイロ方式で、
体の傾き角速度を把握します。
脳にその情報がいって補正するというよりも
脊髄反射的に脊椎全体を含めたコントロール


この力があればこそ脊柱起立筋部分は緩み続けてもいられる。


この仙骨の振動ジャイロが失せると、
老人性脊椎の湾曲が始まりだします。


脊椎起立筋が常々緊張すれば、
交感神経が興奮状態になるため睡眠は浅くなるし入眠もしずらい。
生理的にそうなってしまうためか、
高齢になられる方が睡眠導入剤
処方されていることが多いのです。


仙骨の振動ジャイロ機能が阻害されてしまうと
膝も負担が強まります。
体が傾斜したときに仙骨が傾斜する際の角速度を測り脊椎をハーモナイズされた動きを取らせるのですが、
そのような作用が控えられるようになる。
そして腰椎に負担をかけるような使いになります。
腰椎に負担をかければ、脆さがある腰椎の椎間板を傷つけやすくなります。
それをカバーさせるために膝を伸ばして脚部の骨を垂直化させて靭帯と腱で楽に支える仕組みを手放し、
常に脚部の膝周り、特に大腿直筋や外側広筋などの転倒時などに外側の緊急避難的に使われる部分を緊張。
すると長期に渡り膝周りの靭帯や腱が緊張させられて、
その靭帯などの組成組織が柔軟性をなくし縮みこめば
膝にも痛みがでてくるようになる。


そのような仕組み。


なので仙骨の振動ジャイロ機能を復活できるまで、
固まりが強くなった部分を緩めていきますと
徐々に改善するというケースも出てくる。
施術は大変な作業ですが股関節の外旋を可能にできるようなところにも
十分な気を配りつつしていけばよいのではないでしょうか。


リリースの手順として。
腰部のコリコリや膝の痛みは末端と考えてみて、
コアに近い部分の本格的なリリースを優先とする。
それはすでに炎症が強い部分は組織が破壊されやすい脆いものですから、
さらに状態を悪化させることはちょっとした手違いでやってしまうので。


足腰のような部分に負担を強いるには脊椎を自動補正させる機構が復活できてからにしたほうがいい。
せめて仙骨の振動ジャイロ機能の復活作業と同時進行にしていくべきでしょう。
私はそのように考えております。




また不思議と自分に仙骨の振動ジャイロの動きが現れると、
他の方をみるときにその方がそのような動きをしているかどうか体感で見分けられるようになります。
道家などが相手と対峙するときにも感じるでしょうし、
施術をさせていただく前の瞬間でも感じます。
そしてもしこのような感覚が疎くなっていれば、
自分の体がいま仙骨の振動ジャイロが失われているのだ。
動きのリズムやテンポもバラバラだし乗ってこない感じ。
スポーツ選手ならばスランプでしょうね。


だったら仙骨の振動ジャイロを復活させるように努力すればいい。
そんな判断をすることもできます。




最近のよくできたカメラには、
手ブレ補正機構がついている。


だから少しぶれぶれな構えでも綺麗に撮影できます。


振動ジャイロを活用した技術のひとつ。
角速度センサーというものを利用してブレを検知、
それに応じてレンズの角度を調整しているのです。
角速度センサーとはコリオリの力を利用していて、
内部に仕込んだ振り子の速度の入力角速度に応じ
それらに直行するコリオリの力が働きます。
それがわかればY軸などの入力角速度がわかります。


それがわかればその逆へ振れば手ブレが消えます。


おそらくのこと仙骨の振動ジャイロ機能も、
これと同様の機構であろうと推測してます。


世の中にある先端技術のほとんどは、
気づけばすでに自然界にあったもの。


そう考えて、
『読んで納得!図解で理解!「ものをはかる」しくみ』など、
センサー系の本などを興味深く見ていると発見が多いですね。


実に面白い!