日本伝合気柔術 岡本眞師範 の稽古見学へ

昨日は、いつも良くしていただいている方のお誘いで、
日本伝合気柔術 岡本眞師範 の稽古見学へ行って参りました。


そういえば2年前の年末、
高野先生に稽古見学に連れて行っていただきました。
その際の岡本師範の名調子で歯に衣着せぬ言葉で指導をする様子に驚いたことを思い出します。
高野先生に心からお気を配っていただいて感謝いたしておりました。


たしかその当時にも、ブログに書かせていただいたと思います。


実に動きが小さい中に精密な動作。
点穴など急所を押さえたり、ざっくり関節を決める、部分を分けて動くアイソレーション動作、
それに助走なしの小さな動作の手の内で生じさせるインパクトで強烈な力を発生させる用法など。


小さな動作で生み出せる動きが出来れば、
大きな動作をとって助走部分があればバレバレなものが見えないところで操作できるものですね。


相手あるスポーツなんかでは動きを相手に読まれるものなのでしょう。
だから相手に気付かれないほどの小さな動作で信じられないほどの力が生み出せれば、
それもその力の力量や質などを20%〜80%の間で自在に力の強さを可変させると。
それを使いこなせるものは神業のように普通動作がフェイントになってしまうのです。


面白いですよ。


その奥深さはその理が解らなければ凄さがわからない。
ちょっとしたマジックのように感じるかもしれません。
ただ受け手になって技をかけられれば、
体感でわかると思われますが。



そしてそれらの技の原理は施術に転用すれば、
強力な武器になるものばかりですね。


施術で圧をかけるときに、
力のベクトルの方向の正確性、
力の質量など単純なようで、
相当緻密な当たりにしなければ、
成果が目減りしたりでてきません。
成果がでるどころか危険極まりないです。
何度圧をかけるも、それを精密に完璧に同じ動作で繰り返せる精密性がなければなりません。
1000回もいい加減な圧をかけるよりも、
正確で意図したものを数度圧をかけたほうが結果がでる。
面白い世界だと思います。


ビデオカメラなどで施術を撮影しても、
そのようなバックボーンを理解体得できていない人がみても、再現できない。


そういったところを考えてみると、
未だ道半ばですが、施術を真剣に考えながら取り組めば、
これももっと術として高められるのだろうなと思います。
そんな可能性があると取り組んでいて成長できますよね。


本当に、そう思います。


ただやはり術と呼べるようになるにも
応用範囲が広い合気柔術などを私がしっかり勉強しなければならないことです。
修練しなきゃ、知ってるだけじゃ使えないというものです。
だから何度も、動作を確認させていただけるように、
師範の講座に通えれば何よりなのですが。


ただ師範の講座は土日の講習なので、私の仕事日と重なります。
それにて通うことができないのが残念。-_-;


でも一年に一度くらいは、
半日を研修として休みにして参加もいい刺激になると思いまして。
午前中は仕事にして、終わり次第、出かけた次第です。


Youtubeにどちらかの方の師範との練習風景映像がありましたので紹介させて頂きますね。
日本伝合気柔術 岡本眞師範 第2段