書籍紹介:【筋膜マニピュレーション 理論編―筋骨格系疼痛治療】

筋膜の螺旋について。


陳家太極拳をしておられる方には、
手足の筋肉を螺旋状にして使うことは馴染みがあると思います。


体性感覚が鋭いものならば、自らの身体の実態を把握できて、
螺旋の動きができる筋肉になっているとわかります。
そうなると陳家太極拳の、螺旋に動くイラストの手足などが、
そういうもんだと思えてきます。




ですが解剖学的には、
どのような流れなのだろうか?
それを理解できるツールがあれば、
誰にだって、筋肉の流れは螺旋になってるんだと説明できるようになるだろう。


その参考になる本のなかで、
きっちりしたもののひとつは次の本。


筋膜マニピュレーション 理論編―筋骨格系疼痛治療
筋膜マニピュレーション 理論編―筋骨格系疼痛治療』という本が参考になります。


参考になるのが、16章 153ページ の「筋膜螺旋の進化」という章です。


イラストの量も多く、陳家太極拳の纏絲勁のような力をどのような筋肉で発せられるのかが解る。


またダンサーなども、このような筋肉の螺旋が解るかどうかが、
自分の体を動かすときのイメージを体の筋肉の実態にそぐわせていけるため、
誤認や誤解の隙が入り用がなくなるでしょう。


ジャイロキネシスのような、
体を螺旋に使いこなそうというエクササイズをしている方にも、
このようなイラストを確認していただくことは理解を深める助けとなるでしょう。


私は都立図書館からお借りして勉強させて頂きました。^-^)
専門書で一般の方がみてもあまり楽しくはない本です。
なので一般の興味がある人は、お借りになるか医学書が置いてある書店でチェックしてみてください。




そして、こちらの本には実践編もあります。

筋膜マニピュレーション実践編―筋骨格系疼痛治療
筋膜マニピュレーション実践編―筋骨格系疼痛治療