足先の冷えの原因のひとつ

足先の冷え。


寒い冬には、
末端の強い冷えは厳しいです。


では、なぜ冷えてしまうのでしょうか?







手を上げる男性ーボーン.jpg
上記の図の赤いマーク部分にしこりができると、
血管を圧迫してかるい止血状態を作り出します。
そして血流が悪化しやすくなります。


そのような状況が続けば、
徐々に心臓の心筋に負荷をかけて血圧を高めて末端まで血液を送ろうと努力を初期段階ではして対処するが、
それが血管の圧迫が強くかかとの血圧センサーがあるところまで流れる血圧が十分確保することが
難しい状態にいたってしまう。
そうなるとやがて低血圧状態に。
代謝量が少なくなっているわけではなく、
必死に末端まで血液を送ろうと現状でも心臓に強い負荷を強い続けている。



それでは具体的には、どのような部分にしこりができると血管を圧迫止血するのだろう?



血液の停滞が体内に起きてしまうような筋肉の硬化がおきれば手足の冷えがでてくる。
たとえば次のような部分が硬化すれば、
要領よく血の流れは低下していきます。


・ひらめ筋の機能低下によるミルキングアクション不足(第二の心臓が働けずに心臓への血液の帰りが悪くなる)。
・そけい部のしこりにより鬱血。(恥骨結合のずれがあれば鼠径部が詰まるということもある)
・腹部大動脈と腹部大静脈の重なりが強すぎ互いを圧迫し止血させることによる鬱血。
・膝や肘や股関節や肩や首などの曲がりの大きな関節部分が合理的な使い方ではなかったり、過労により負担がかかりしこりを大きく育て止血をしている。



また、そして上記のしこり意外にも、
身体操作に不合理な点があれば脚部に緊張が強く血液が十分足先までおりられなくなる。
それにより足先の冷えを作り出すこともある。
・重心が下丹田にキープできておらず、上虚下実ではないから。
・つま先側に重心を置いて立つ癖がある。
・足腰に力みが入るような、足の骨の支えを崩した立ち方、前傾姿勢であったりねじれが入っているなど。
・姿勢が悪く起立筋を固めすぎ交感神経を過剰に刺激し続けている結果、心臓疲労、エネルギー枯渇からの冷えも起きる。




ある程度の柔軟性がある方の場合は、
上記図の赤い部分に適度な摩擦をかけるような導引術のような手法やオイルマッサージ、
またはヨガやストレッチなどをまめにしていくこともよいでしょう。


ただ筋肉が強固なしこり化しているときには、
血液をサラサラにするお薬などの利用をしただけでは改善は一時的で終わることが多い。
特に鼠径部や腹部大動脈・腹部大静脈などのしこりも強く、
これらが強いしこりができていれば、
なかなかセルフワークでストレッチや軽いマッサージをしても、
対処は難しいかもしれません。
それは私のような施術者がその箇所をチェックすれば、
本人が気づかなかっただけで相当強い硬さと炎症を持つ。


気付かされたときには、
すでにずっと以前から自分の体内にあった炎症なのに、
施術でそのような炎症ができたのではと誤解される人もいるようだ。
だって、今まで、少しは引っ掛かりや引き連れは感じていたが、
そんなに問題はなかっただろうと。


ですがそういう箇所は、すでに血流が減少しすぎて痛覚神経が麻痺しています。
それが施術で緩められることで血液が患部に流れて麻痺が一時的に解除され炎症に気づいたわけです。


そのようなすでに弱化した組織となった部分は、
下手にストレッチしすぎればもろく壊れるため
動かすことができないように動き自体を抑制し制限させるから。
そうなるとセルフワークで対処しようとしても、
対処リスクが背景にあってなかなか先に進めないわけです。


そのようなときには専門家に頼むこともよいでしょう。^-^)