常に策を考えていなければならぬ。

昨日は、久々ぶり渋谷駅を降りて。


そちらで整体業への転身を図られているお客様とランチ。
私は最近は、外食をしないもので、
どのような店がいいのだろうかと、
見当がつかなかったのでよいお店を選んでいただいて。
本当に、感謝です。


笑龍という漢方を意識した中華料理屋さんでのコース。
長い時間、お話を聞かせていただきました。


私自身、初心に帰り頑張らなければ。
そう強い刺激を受けました。




話がそれますが、、


私が好きな合気道の師範に佐川幸義先生という方がおられます。
もう伝説のような、、、透明な力で対峙するものを投げている。


合気道というと、技が固定であるのだろうと思われるかもしれない。


ですが、その実力を発揮できるものは考え方が違うようです。


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佐川幸義先生口伝
1971. 1. 5
武芸は策である。
常に策を考えていなければならぬ。
合気で力を抜くということも一つの策略といえる。

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施術院を新たに開いていくにも、
当然ながら武芸と同じように策。


常に策を考えていなければならぬ。




合気道では、勝ち負けの運はなく、
どれだけ先に準備をしたかである。
良策をめぐらす策略家でなければ。


相手を知り、自分を知り、なにをすればいいかに思いを巡らす。


ただ私には佐川幸義先生という稀有な実力者が「策だ、策だ!」というならば、
だれが彼に勝てようか?と空恐ろしく感じました。



施術院も、
昨今、多くの同業他社がしのぎを削り
生き残りをかけて頑張っています。


お客様から支持をいただけるような、
自分ができるおもてなし方をみつけ、
それが他より群を抜くことがあれば
成功するのではないかと思います。


かつて子供の頃に経験したことや、
過去に体験して感動したことにより
施術のプロになろうとがんばります。


昨日お世話になった先生もかつてに自分の体のどこへ行っても芳しくなかった不調を、
数度の施術で改善していただけたという感動が鮮明に胸を突き、
自分にもそのような治せる施術家として活躍したいと思われた。


私は、私の父が生前に様々なよいといわれるような施術院に行くが、
もう25年以上も前のことだから、インターネットという情報ツールもなく、
本屋さんで「うちの施術院は最高」というところを見つけては父を連れて行き。
結果的に、芳しくない状態で命を絶ってしまわれたという思いがありますので。
どちらかといえば、そのリベンジが動機にもなりましたから。


だから自分の頭を信じて考えて検証してという姿勢を通した、
そんなオリジナルな施術法へとこだわるのでしょうね。
どうはともあれオリジナルな施術であることが私の策でありまして。 ^-^; 


ただ、その実、策を練る策略家でなければ井の中の蛙
だから徹底して施術院関係の書籍やネットでの情報や
友達からの生の他の先生方の評判はチェックしてます。


そうやって自分の立ち位置を見定め、
次から次へ変化向上を遂げなければ
私どものような技術職は長期的な経営は難しいのです。



永年に続けて経営されている施術院の先生は、
技術向上や接客や広報やお金のやりくりの大変さなど
いくつもの作業を施術という肉体労働の仕事をし続け、
そのタフさとモチベーション維持能力はすごいと思う。