成長期の手足の牽引

今日、施術中にお客様から興味深い話をお聞きしました。


お客様が子どもの時、同級生がダンプカーにひかれてしまわれたそうです。
小学2年生くらいだとおっしゃられていた記憶があります。
そのときに不幸中の幸いですが、
ランドセルがコンクリートに頭を叩きつけられる際のクッションになって、
一命を取り留められたそうです。


病院にお見舞いにいかれたときには、
体中の骨折で四肢もつられた状態でした。
その痛々しい学友の姿を見て、
少なからずショックを受けたと思います。


その後、体の状態は病院での治療がよく、
がんばって回復なさりました。


そして、ここからです。



その子の、両親、そして姉弟
どの方を観ても手足が短くて、
小さい体のタイプでしたが、
けがから回復した子だけは、
手足がスラっと長く美しく。


ひとりだけその家族の中にいると、
不思議な感じだそうです。


そしてけがをした子のお父さんは職業がお医者様で、
もしかすると成長期に手足を吊るような状態で保持、
それがこのこの体を遺伝的には小さくなりかねない
そんな状態からかえちゃったのではないだろうか?
そう思わせられるような状態だったそうです。



仮説として、
もしも成長期に手足がつられて伸ばされなければ、
他のご家族と同じような体つきであったとしたら。


たま〜に、「うちの子の身長、もっと伸びないかしら」
と質問されたりすることがあるのですが、
成長期を過ぎた成人となれば大きくなってからでは望み薄だろうと思います。
姿勢が改善されることによる猫背の状態やO脚などや、
脊椎の椎間板が狭窄しているぶんは伸ばせますが、
それ以上のことは骨端のサイズはかわらないため
変化をする自由度は少ないものだと思いますので。


ただ成長期に体のなかの筋肉を萎縮緊張させて関節のつまりをつくる動きをさせないで、
関節の不具合あるストレスを与えずにいれば、
関節となる骨端部分に悪影響が及ばないため、
すくすくと伸びていけるのかもしれませんね。


実はバレエなどをなさっているお客様がお子様もバレエをしていて、という方もいて、
そうなるとちょっとでも手足が長く使えた方がいい、なんなら手足自体長い方がいい。
そんなときにレッドコード http://www.irc-web.co.jp/redcord/
のようなリハビリやトレーニングにも応用出来るような器具を利用してみて、
手足の関節のつまりを緩めるようにすればどうだろう。


それは人体の特徴として手足の大きな関節部分が詰まってしまうと
血管やリンパ管などの体液の代謝が効率が悪化して疲労が抜けにくくなり、
体調を悪くしてしまうということがありますので、
それについての防止効果も高いといえるでしょう。


また手足が牽引されて伸びた状態でも、
手掌や足裏が使えるものだなと体感できる。
そのような楽に手足を伸ばしていくにはどのような肘や膝の関節の旋回具合がベストかも、
つられているからこそ絶妙なレベルで感じ取りやすく追求しやすくなるはずです。


バレエをするときだけではないのですが、
体を達人レベルに動かせる者達の特徴は、
筋肉での動き以上に骨と腱や靭帯の動き、
ここに違いが出てきます。


そしてこの腱を動かす感覚が、
イメージのロープにつられていて、
そのロープを上に引けば手も上に無重力的な感覚ですぅ〜っと不思議な重みの感じられない動きとなる。
そのときには広背筋等の背部の筋肉や肩甲骨が動きの主体となっているのですが、
自身ではそこに意識を入れている感覚はないのです。
それよりもただただ、見えないロープをイメージで、
どのようなスピードでどのような力感で、どのような方向へと、
命令したとおりに動いてくれるような状態を楽しんでいるだけ。


脚部の方もこのような動き方で、腱の作動が確認できるようならばいい動きですね。


子どもから世界に羽ばたくバレエダンサーを育てようとするならば、
スリングセラピーのようなロープを吊るしたものを利用して吊られる感覚を体感記憶して、
そしてそれから実際にロープを利用したエクササイズをも取り入れていくのならば、
身体能力の発揮しやすい貢献度が高まるのではないだろうか。


そのように思いました。


ちなみにレッドコードの映像を調べていたら

【レッドコード】大阪梅田でレッドコードを習うならワイズボディ
という映像を発見。



リハビリ的な利用ではないので、病室で牽引されているような感じではありませんが、
参考に乗せておきます。



ただこちらの名前が、ワイズボディ、、、なんだか、ボディワイズと似ている。びっくりしました〜^-^;