ここ一打のときに力みを抜くにはどうすればいいのか?

力みを抜くにはどうすればいいのか?


NLP神経言語プログラミング)系の本を読んでいたとき、
興味深いテクニックがあった。
ただ立ち読みだったのではっきりは覚えていないので、
少し要点などが違うと想います。



あなたは、ゴルファーです。
ゴルフ場でプレイしている。


固唾を飲んでしまうような緊張するほどの大切な一打。


絶対に、グリーンを外せない!



そういうときに、
あなたの実力が、
日頃ならばグリーンに乗せる技術を持っていても、
プレイ経験が浅く緊張して手がガチガチ。
力んでしまい入らなかった。。。


そんなときに、どう考えればいいか。


答えは
「グリーンに乗るな!」と思えばいい。


すると乗らなくていいならば
いつも程度の心持ちでいいな。
というような平常心が取り戻せるそうで、
あれよあれよとグリーンに乗ってしまう。


なんだか、変な、やる気無さげに思えるが、
グリーンに乗せる実力がないものは論外で、
実力があるならば精神的な緊張でパニクるからそれが発揮できないだけ。


焦ったり、パニクったりすると、
周囲が見えなくなりますし、
思考力も消え失せてしまう。


サムライならば死を覚悟しなくてはならない。


自分の今置かれている状態に気づけるならば、
欲しい結果がグリーンに乗せることなのだが、
強く願いすぎうまくいかなくなることもある。


おそらく何度もそんな修羅場を潜り抜ければ、
入るのが当然というような緊張がない状態で
普通に打てば普通に入れるようになっている。


つまり大幅に緊張しすぎるような場面では、
すでに対応できる実力があるものであれば
自分がパニクったりしたらすぐに気づいて
修正をかけられる人が強いのですね。




先だって、私が、
試行錯誤しつつ動きの気付きを増やしていたとき。
心臓が不整脈になるは、目が冴えて寝られなくなるは。
交感神経が優位すぎて、ちっとも休めなくなっていた。
尾骨の左への曲がりも創りだすほどでのことで
高熱も一晩、あった。


なかなかどうして、
平常心ならぬ、平常身を手に入れるのも、
ときどき、どきっとするようなことです。


そのときにもし相当つらいのは確かですが、
楽になりたいがなれない自分がいるのだが、
「グリーンに乗せるな!」
と同じように、
「楽になるな!」
と念じる。


すると、不思議と頭のなかが平常心に。
気が鎮まるのを感じた。


緊張の糸が緩んだ瞬間です。
こころの余裕だって生まれる。



「それじゃ、スマーティに2時間入りまして。
太極拳の要諦が書かれているこの本のココらへんを読み込んで。
それから・・・。」


といった治るための最短距離となるメニューがずらずらと響いてくる。


あっ、今まで、少しパニクっていたから、
普通の私なら思いつくことが出ないのだ。
そのようなことに気がつきました。


結果に対してどうしても欲しいという我が強くてこころがそこに居着くと、
周囲を見渡して冷静に判断して力を行使することができなくなるものです。


いったん、自分のほしいものを心から手放してしまえば、
自動的に、手に入ってしまう。


人間のこころの仕組みって、
面白いものですね。