体力がない人が大化けすることもあるんですよね。

皆様、夏バテ、大丈夫ですか?


私は、日中の暑さが強すぎてか、
施術中にエアコンの効きが悪く、
未だに、大変なところです。
(お客様、申し訳ありません。m__m;)

暑い中で、相当な体力を消耗させる発力です。
シャツやジーンズとか黒っぽいものをはくと、
白く塩がこびりついている。
部屋の中でこんなに動いてるのって、
「あなたぐらいのものよ」とお客様に
指摘されたことがあるのですが、納得。


エアコンのファンを掃除したのですが、
ファンのなかのゴミが取りきれなくて。
それが元でファンの回転軸が乱れると、
それにより送風出力が悪化した模様で。


とりあえずこんどは、
安価なスチーム洗浄機を購入し掃除へ。
それでダメだったら、、、。
掃除の業者に依頼するしかないですね。
本当は旧型に突入したエアコンを買い換えるほうが手っ取り早いと思いますが、
どうも、現状でまったく機能できなくなったものではないので、
そうするのは地球資源的に申し訳なくて。。。




ただ、私自身、昔よりかは暑さにも強くなったと思う。


私が子供の頃は、体力が今の数十倍なかったものです。
マッチ棒のようなひ弱な体つきで、
そのときの夏はきつかったですね。


子供の頃は、エアコンを入れるのは、
本当にごくまれなのが私の家でした。


エアコンが古すぎて、
暑い日には最大出力にしないと効かないのです。
エアコン出力を最大にすると、
水がドッと吹き出す仕組みになっておりました。
暑さしのぎの薄着にしてみたところで、
いつもいつも頭がぼーっとしてました。


そんなときに、
「私は、このまま大人になるまで生きていけるのだろうか?」
と、真剣に不安に感じていたことを思い出します。


大学生時分に付き合っていた女性には、
「いつも、疲れたっていってるわよね」と、
ダメ出しをされてしょぼくれてましたしね。


それが今は、大幅に改善がなされました。
仕事の関係上、体の使い方を研究しつつ、
施術の力仕事で体力と持久力を着けていくと、
初めの頃はつらくてしかたがなかった仕事も、
少しずつ対処できるようになってきたのです。


もともと体力がない自覚があったから、
体をいかに合理的に使うようにするか?
つまり、最小限の力の発揮で最大限の仕事を。
文字通り、そういった思考で積み上げてきた。
仕事柄、体力を使うのは致し方ないのですが、
頭脳を、体以上に使い倒す意識がありました。


それにより技術面の進化が生まれてきたので、
体力が自信がなかったというのも財産でした。



そんな私と同様、、、
といってはおこがましいが、
似たような体力がなかったところから
逆転勝利していた者達も多くいるので。


知っている武道の先生のうちの一人に、
相当な体の使い手がおられるのですが、
なぜその方の動作が秀でたかというと。


子供の頃、周りの子達よりも体が弱かったから。
そういっておられました。


「えっ、そうなの!?」と、
今のその方を知る方には意外です。
でも本当にそうだったようなのです。



他には、
たとえば斎藤一人氏の講演の音声を聞いていたら、
「自分は体が弱かったんだよ。
だからね。体の養生をする方法をね、しっかり学ぶ必要があったんだよ」
といったようなことを言っておられました。


つまり、もしも斎藤一人氏が、
子供の頃から体が屈強であれば、
銀座まるかんはこの世に存在していなかったかもしれません。
ただ、商才に長けておられるから、
他の職業でも成功を収めていたのではと思うのですが。


おまけにもうひとつ。
それに肥田式強健術という、偉大な健康法を広めた肥田春充
彼も子供の頃は、かやぼう、と呼ばれて細っこい棒のような、
ひ弱そのものだった。
その当時の写真が本に掲載されていて、
若者となるに際して、このままじゃダメだと一念発起して体を鍛えぬいた。
その後の彼は胆力のあふれた凄まじい体のオーラを放つ肉体を誇るようになった。



意外に、体力のなさに強烈なコンプレックスを感じて、
それを跳ね返そうと涙ぐましいまでの熱意ある努力を
惜しみなくやってきた者達の中に大成するものは多い。




そんな者達の特徴として、
ここでがんばって無理して体を使うと1週間は寝こむから、
それに見合う仕事や遊びなのかなといったようなことで悩むことがある。


徹夜したら、3〜4日はぼーっとして思考力が落ち込んでしまうはずで、
それで割にあわなければ、動かないといった選択肢を取るしかなくなる。



もともと体力がしっかりあって屈強で健康そのものの自信あれば、
そんなことを心配する人がいることなぞは想像だにしないだろう。


でもその寝こむのを覚悟で、
命がけで正面から取り組む。


そういったときに、
素敵に化けるのかもしれません。


体を使う技をスキルアップさせる修練中に、
体力も必ずついてきます。


ただ特筆すべきこですが、
技の向上と体力の向上は、
単純な足し算ではなくて、
掛け算のような計算になると考えています。


私は、そんなことを信じるから、
ときに、
「私は昔から体力がなくて、先生がうらやましい」といわれても、
そんなことを仰るあなたよりも、
もっと私のほうが体力が無さそうでした、
気の弱さも一級品だったわけでしたから。
・・・ということは避けようかなと思う。


それでは、あまり自身の自虐ネタを告げ
それで共感を呼びラポールを図るよりも、
真剣に体の改善に関心を持ち学ぶならば、
こんなすごい人になることも夢ではない。


そんなことを言ったほうがいいかと思う。


今が他人よりも自信がない状態であったとしても、
うまくいけば大化けするような可能性はあるはず。


これからの熱帯化した気候変動の対策をするため、
自分がその気候変動以上のペースで変わればいい。
近い将来の状態を想像して暗澹たる気持ちになる。
それに負けた気持ちになるのか、
それとも体力を今以上に増せば、
必ず対処できると考えて挑むか。


精神的な余裕を、
たとえ無理矢理にでも作り出せれば、
暑さへのストレス耐性が変わります。


暑くて体力を消耗著しいところですが、
適度にエアコン等にお世話になりつつ、
誰もが着々と今後の気候変動の悪化を最悪に想定しておいて、
今以上の体力の上方修正へと挑む必要があるのだろうと思う。


ましてや現在、体力的に厳しい方は特に。


私共々、がんばってまいりましょう。