「枇杷の葉」の思い出

私の家の玄関には、
枇杷の木の鉢植え。
種から育てている。


お客様の一人が、
その枇杷の木があることに気づいておられました。
「玄関先に、枇杷がありますね。」


そして貴重なお話を聞かせていただきました。


個人情報という点もありますので、詳細はお話できませんが、
ご親族が癌を患われ短期間に潰える余命宣告をたそうです。


そのご親族のお身内に医師がおられ、
断腸の思いでそのような言葉を告げられました。


そのとき、一縷の望みを見つけるため帯津良一先生の民間医療ガイドのようなものなどで、
状況を好転させるために必死になっていくつもの療法を検討なされたそうです。


事情的に癌の症状抑えるための手術をなされましたそうですが、
通常ならば始められるような抗癌剤治療を受けるタイミングを失しました。


抗癌剤の強さは大変なもので、民間医療的なものを取り入れるにも、
抗癌剤が先行するとなかなか、民間医療を取り入れても思うような成果が出ないといいます。


なので抗癌剤を受ける前、
その機会に様々な民間医療を検討したそうです。
実際に取り入れてみたのが「ビワの葉温灸」というものだった。
生きのいいびわの葉を利用した温灸。
モクモクと部屋中がたかれた枇杷のアクで壁が真っ黒に。
びわの葉は、釈迦が病気の治癒にこれがよいと申されたと伝わるほど薬効。


枇杷の葉温灸を、初回受けたときには、
高熱をだされるような反応がでまして、
大変な動転を為さられたようですが。


今は、冷静になって、
40度もの熱が発熱されたことで、
熱に非常に弱い特徴を持った癌の勢いが弱くなったのでしょう、
とおっしゃられていました。


なんらかの癌以外の病因につながる肺炎などを起こせば別ですが、
癌を患うと平熱よりもちょっと高めかもうちょっと高めの発熱で、
じわりじわりと癌の進行を遅らせるようにしていくかのようです。


ただすでに体の冷えが内部的に現れている自家発電的に発熱させる力が弱くなっている。
そのような体力の停滞した状態でもあり、
高熱を出して風邪を一気に治すような子どものような発熱し治癒するようなことは、
なかなか起こるようなこともありません。


それがまさに数日間、周りではなにやら、
いけないことでもしちゃったのかしらと、
そんなことを思うほどの発熱がつづいて、
それが余命宣告を帳消しにして、癒えた。
お身内を必死に枇杷の葉温灸し続けてた、
大手柄であります。


そのおかげで、病後の今も、
体力的な大変なところはあるものの
立派にお仕事をし続けておられるそうです。
そしてこんにちに至られているといいます。


看板も出していない枇杷の葉温灸をしていただけた先生に施療を受けられました。
当時は、あまりにもものすごい嵐の中のまっただ中であられたたも、
看板も出しておられなかった先生であったため、
どちらで受けたのかさえ思い出せません。


いまでもその先生にお会いしたらお礼をいいたい気持ちと言われてました。
深く感謝をなさっておられました。


枇杷の葉温灸の先生も、
まぐれでこのような成果を起こせるものではないでしょう。
きっと先生が誠心誠意対応をしていたときにも何かを感じておられたはず。


こちらのお客様にとりまして。


枇杷の葉の思い出は、
身内を助けていただいた、
やさしさと愛情に満ちた特別なものなのでしょう。




私事となり恐縮ですが、
私の義兄が数年前癌で亡くなりました。
私の自宅玄関前の枇杷は、
生前に、
枇杷の実を食べさせてあげたくて買っていったときがあります。


そのときに自家製の癌に対向する周波数を転写した枇杷の葉を、
それを育てて持って行くことができればいいのだろうかと思い、
鉢植えに種を植えました。


それから、2年は経つのですね。


小さいながら育ってくれていて、
この枇杷の実を見るとき義兄を、
ふと、思い出します。




それぞれ、エピソードは異なりますが、
枇杷の葉の思い出があるものですよね。