深層筋を活かして使って、内剛外柔 (ないごうがいじゅう)に。

一昨日前、顔を知っております整体の先生のところへ。


初めて、私の家以外のところで顔を合わせることで、新鮮でした。


男性一人で経営している住居兼施術場。
フローリングの床面がしっかりとして、
部屋の内装も整っておられましたから。


お客様として訪れた方々も、
気分よく施術を受けられそうだなと。


午前11時から午後6時まで。
長時間居座ってしまいました。
感謝。。。


いろいろと話し込んでいたのですが、
たまたま私がホームページ作り中で
深層筋を緩める意義をわかりやすく、
と解説課題を悩んでいると相談すると、
次のようなイメージの絵が載る本を見せてくれた。


書名は、見事に聞き逃しているのだが、
とてもシンプルな絵で、意味内容がわかりやすい。
さすがこのような有益な絵をチェック済みとは、
情報を集め研究していますねと感心いたしました。





絵の内容は言葉で私が内容をふくらませ、
私なりに深層筋を緩める適応を概説すると
次のようになります。




深層筋を使えない人は深層筋がぐにゃりと力感が失せ、
表層筋を固めてしまい鎧のようにして体を支えている。
深層部が内だとすると、表層筋が外です。
これを四字熟語的にいえば、
内柔外剛」です。


深層筋が萎えた状態が先に起こります。


体の外側が硬く蓋をされている感じで、
骨を支えるには遠い部分の皮膚近くが固まりだしてしまうことで、
骨を積む力が消えてガタガタになってしまう状態が「内柔外剛」。



それに対して、
深層筋を使える人は。


深層筋が適度にテンションが効いて
脊柱等の骨を綺麗に下から上に重心をとらえて積み上げます。
すると骨の力で体を支えるという樹労働をしてくれる。
骨は体を支える仕事をしても硬体で疲労しないのです。
皮膚近くの表層筋は、
力を入れて外枠を当てて縛りあげて必死に崩れそうな
内容物をまとめあげようとしなくていい。


これを筋肉的に評せば『内剛外柔』といって、
深層筋が剛体となり外部の表層筋が柔軟な状態です。


これが理想の体の支え方となるのです。




深層筋を活かして体の支えをつくれない「内柔外剛」が長い年月続きますと、
どうなるでしょうか。


それを観察してみると、
皮膚近くの表層筋が硬く身を締め付け続けて代謝を滞らせ
細胞組織を栄養失調かつ老廃物を捨てられない状態にしてしまう。
それに重心が理想のポジションから離れたところにいつづけていたために
動作のたびに関節にかかる負担が厳しくて、
関節がずれたままそれを取り巻く靭帯や腱の組織が硬化していく。
すると深層筋が、体の体幹を支え上げるために固まるという意図ではなく、
表層筋の責め苦によって、いずれ生気を失うかのような硬さを持ち始める。


内剛外柔」が理想だ。
だがそれが
深層筋で体を支える使い方がピンと来ないと「内柔外剛」となり、
やがては深層筋が本来のしなやかに使われず「内剛外剛」となる。
内剛外剛」となると、自分でセルフワークで体を解くにはリスクが多く効率も悪い。


深層筋を何も考えずとも使えていることが「内柔外剛」の秘訣。
深層筋を今まで運動神経系が使う選択をせずにいた結果から、
内柔外剛」で調子よくいけなかったのです。
だから、脳の無意識に選択した今までの体の使う癖を変えなければいけない。
そういった手の込み方なのです。


つまり「内剛外剛」の内側の深層筋の硬直化させる体癖が変わらねば、
その先にある本当に私がたどり着いてほしいさらなる上の快適ゾーンを楽しめる体にはなれず。


そこで深層筋をゆるめ、深層筋の使い方を伝えるようなサービスを提供してくれるところを、
ぜひ、ご用命くださいとお願いをさせていただきましょう。





そして、そして。
これがまた進んでいくと、
深層筋が動脈やリンパの流れを活気づかせるマッスルポンプの役をもつが、
それが使えない硬いままになってしまったため表層筋に栄養不足が起きる。
すると表層筋が虚脱した状態に変化していく。
それをもって、「内剛外虚」となる。


一見すると皮膚や表面上の筋肉層が柔らかく感じるのですが、
特徴として浮腫(むくみ)があったり体温が冷たいようです。
そして奥の筋肉層と分離しているため、上側の筋膜層が滑り、
わかるものが触れば、「内剛外柔」と「内剛外虚」は別物と、
即座に判断がつくものです。





これを、小学生低学年にもわかるように伝えるには。
それも、伝えるためのコストをかけ過ぎると、
本当に何気ない絵を描くだけで一日仕事になるから。

どのようにすればよいか。

そのようなバランスが難しいなと思います。
手早く絵をかけるようになる修行も必要ですね。