「私は、経絡とか経穴とか、覚えられなくて」と嘆いている人がいました。
ま、私です。 ^-^;
当然、まったくわからないという、わけではないのです。
普段から経絡や経穴は施術の際にツールとして意識的に
使いこなして成果を上乗せするようにしていますから。
これを意識して筋肉を扱うかどうかでは、
情報の読みの深さがかなり違ってくる。
ただ問題があるのです。
どうも、それぞれの経絡の内容が混同して覚えられてしまうもので。
読みこむだけでは、それぞれの内容がかぶった感じで混同しやすい。
ならば、この機に、ひたすら缶詰状態で、
別の勉強の仕方をしてみようと思います。
今、経絡について勉強中です。
テキストとして利用中なのが、
『病気よ、さようなら』
『経穴マップ』
『アプライド・キネシオロジー・シノプシス』
この3冊を選択。
他にも本格的な本はあるのですが、
専門的内容が比較的コンパクトな量にまとめてあり記憶用にはよいと思います。
ですが目を通すというやり方では、
記憶定着にまではいきません。
お客様に解説するときの予行練習として音読も必要なのですが、
無料でWikiページを借りて
そちらにひたすら書き写す。
この作業がこの度のメイン。
お借りしたWIKIは下記のところから。
FC2WIKI http://wiki.fc2.com/
書き写す内容は著作権の関係上、ネットにそのまま書き記すのはNG。
『非公開のログイン制にする』というセキュリティのかけ方があって、
一般公開しない設定にすることでクリアできる。
コンテンツを項目事の見出しを自動でつけてくれるコマンドもある。
途中から内容を付け足していくこともカンタンにできます。
活用しようとする際に、ノート以上に検索が楽です。
そうやって自分専用のノートとして利用できます。
ただ読むだけよりも時間がかかるが、
その分だけ記憶に残りやすいですね。
自分が書き写したものなら、
指の感覚が覚えてくれます。
書き終えたものをタブレットで読む。
Android OSの音声読み上げ機能を使って読ませて耳で聞く。
繰り返し聴いてみる。
記憶すべき内容に繰り返し接触できるかを工夫しています。
すると、「こことここが混同しやすいのだな」と整理できるようになってきた。
もやもやしたところが晴れてきて、気分がいい。
いい勉強になっています。 ^-^)
ここで疑問。
なぜ、3冊、同時並行で見比べないとならないのか?
なぜ、1冊で十分ではないか。
その3冊の本をご存じの方なら、
『病気よ、さようなら』は、
各経絡の特徴から性格面の言い合て、虚実のそれぞれ、急性と慢性のそれぞれ、
必要な栄養素、エネルギーのめぐる時間、それに関連する歯のことまで書かれています。
ただ翻訳過程で、普段使われない言葉ではないかという機械翻訳様のことであったり、
同じ言葉のリフレインだったり、語彙の統一がされるような校正もしていなかったり。
そのような面で、私以外の方も苦労していると聞きます。
もし、こちらの本がこのようなストレスがない教材なら、
経絡を学びたいという人に、ぜひにとおすすめしたい物。
翻訳していただいているのでわかりやすくはなっている。
その翻訳していただいた先生に感謝しております。
だからあとはその本の利用者側の問題と、
語彙の統一や手直し作業的な校正作業も、
自分でWIKIに書き写すときにします。
そうすることで、はじめてスッキリ。
すると記憶の定着がスムースでした。
ただ不思議と文章で、
この経絡はどのような流れがあるかという内容を詳細に語る。
記された経絡イラスト図は
一般の方がご覧になるには、
点線で体の内部に通る経絡線が記されて、
臓器につながる様子も見て取れますから、
それは優れていると思います。
ですが専門家としては、
経絡イラスト上での内容が粗く大雑把で、
これで覚えてしまうと感覚がバカになる。
できるだけ見ないようにしたいイラスト。
そのような危険なもののように感じます。
だからその経絡や経穴の位置を正確に把握する副教材として、
『経穴マップ』を左隣りに置き、
そちらだけを視るようにします。
あとは筋膜リリースをするものとしては、
経絡と筋肉の関係は深いので、
そちらを関連付けて記憶する。
そのような教材として
『アプライド・キネシオロジー・シノプシス』その他、
アプライド・キネシオロジー系の本を利用。
こちらで深いところまで読めば、
ボディワーカーの経絡等の特徴的な利用のしかたが学ぶこともできる。
学んでいけばいくほど、奥が深い。
たとえば経絡の線の中をエネルギーが流れているというのも興味深いです。
一日をかけて肺経から順繰りに流れて肝経まで。
それがワンサイクルです。
喘息の発作が夜中午前3時あたりに定期的にでるような方の場合、
肺経の経絡線上にエネルギーの流れを滞らせるようなものがある。
そのように判断できる材料にもなるのですよね。
それがわかれば肺経にエネルギーが流れるとき、
その時間帯が経絡にエネルギーがさぁーっと流れわたるタイミングですから、
流れようとする力がある。
そのときに肺経の経絡の虚実のバランスをみて、
エネルギー状態の過不足を是正するように調整。
喘息と言っても他の時間帯に出るようならば、
他の問題も同時に絡んでいそうだなとか。
経絡でのみかたができると推測がついて、
新たなアプローチポイントを見て取れる。
施術とは、体の状態を観察させていただいて、
それに対するアプローチする方法が多数ある。
そのなかでも効果的なものはどれかと最適を
どうにかして選んでいきたい。
そのようなときに経絡の知識が理由付けになってくれることもあるのです。
経絡には心理学的アプローチさえも利用可能という面があります。
そこにもこの度は焦点を当てて学ぶようにしています。