施術モデル、小柄な体重の軽い女性の低反発素材ベッドでの様子

昨日は、ものすごい強い風が、東京にも吹き付けていました。


皆様は大丈夫でしたか?


今日は、風があるものの、いい天気ですね。




一昨日前、施術モデルをお願いしました。
Sさん、ありがとうございました。久々にお会いできてうれしかったです。^-^)


お越しいただきました方は、
体重が軽い小柄な女性です。


小柄な体重の軽さが、
どうでるだろうか。


新調した低反発素材ワークベッドの沈み具合がどうでるか。
その点が以前から気がかりでした。



その前の男性陣二人は体格がよくて、
ワークベッドの低反発を自重で潰し、
圧の違和感をそれほどまで感じない。
それは一人の方は、
そこらのほっそりしたウエストの女性以上の太ももを持つスポーツマンですから。
安定感がいい。
しっかり低反発に馴染んでました。



だが思っていたとおり体重が軽いと、
低反発素材の上で宙に浮いた感じに。


沈み込み量が少ないため圧をかけて
「ぐーーっ」と押すときに、
低反発の素材にまずは圧を吸わせて、
というような浮ついたような雰囲気。
ピンポイント圧をかけるときに不利。


不足の沈み込みは圧の力加減が難しくなり、
沈み込まれると圧の方向、つまり角度が変わる。
角度が合わないと石をノミとハンマーを使ってカンカンと削るとき、
ノミの当てがいいとよく削れますが、
ノミの接触面がいい加減だったりぐらつくと台無しな事になります。



そしてもう一つの角度の当ての難しさ。
私が低反発素材上に足をかけていくと、
ゆっくり沈んでくれるもので足裏の圧量で沈みが可変するため、
それも角度の精密さを狂わせる原因にもなりました。
小柄故に、こちらが近づいていかなければならない。
そこもなかなか工夫がいりますね。


数度の角度のずれが、その一打を捨てにさせることとなります。
それがあって『角度が狂う〜、角度が難しい〜』と、
施術モデルであるがゆえの甘えで、
唸りながら研究をさせていただきました。



床の壁に押し付けて固定させてから、
位置を不動として圧をかけなければ。


固定させず圧をかけてもグラついて
効きが悪い。
危険もある。


私がこの感覚をつかむか、
何かの対策が必要ですね。





ただある程度の沈み込みはあるので、
それがメリットに繋がることもある。


以前は体の脇に3キロほどの重りを
骨盤部のリリースをする時に固定用として対角に設置する事があった。
右側の臀部をリリースするときには
左側の臀部側に重りを置いて固定し、
それを壁として圧を活かすのです。


ただ何度か圧を掛けると、
押さえのブロックがずれ、
その意図はなし崩し的に。


だが低反発の形状固定の性質が、
沈み込んだもののホールド力が良い。
壁を作らなくても固定力は良くなる。



頭のなかでシュミレーションを、
何度となく繰り返していますが、
実際に仮想を体で観ていかないと見えないところが多数出てくるものです。
そのようなところを修正をし、不足を補うようにさせて頂いております。



いつもの施術でもそのようなことの繰り返しですが、
器具や環境を大幅に変更すると、
一気にどっとくる感じですね。



ただ昨日、施術モデルを受けていただいた方からのメールで


> また、低反発ベッドは、うつ伏せになったとき首や胸が圧迫されず、
> 快適に施術を受けることができました。


という感想もいただけましたので、
施術を受けられるお客様の快適性がよくなったのはうれしいことと実感中です。