メンタルセッションが先かフィジカルセッションが先かはケースバイケ

昨日のことです。


ご縁がありお客様が来客。


正規での受付は現状ではさせていただけませんが、
仲良くさせていただいている施術の先生が遠方で研修中だからとのことで、
数時間のデモをしてもらえないだろうかと依頼がありました。
日頃、その先生のところで珍しい本を見つけては借りて帰る。
そのようなお世話をいただいている関係もありますので、
一度だけでしたらということでお引き受けさせていただきました。



そちらのお客様。


私のところには、遠方よりお見えになられる方が多いため、
西小山駅の地に、足を伸ばすきっかけがボディワイズにて。
そのような方が、100人中ほとんどなのですが。
うちの近所のおしゃれな家具家さんで働かれていたそうで。


世間は広いようで狭いものですね。


ちなみにその家具屋さん。
業界の人たちが顧客のほとんどだそうで、
一般客がふらりと立ち寄れる雰囲気なし。
ものすごく不思議な存在感が醸しだされ、
前を通るたびに『???』でした。
この方のおかげで腑に落ちました。 ^-^)




話をさせていただきましたところ、
現在、そのお方はホームページで見つけた
どちらかの『オステオパシー治療院』にお通いになられているそうです。


そのオステオパシー治療院の先生は
個性的なセッションの仕方をしておられるそうです。
それが自身の身体状態をよくするのに有用かどうか?


ご質問を受けました。


自分がしていることについてならば良いも悪いも熟知しているところだといいたいところだが、
それさえもおぼつかないところですから。



他の先生がなさっておられまだ見ぬところの世界です。
適切な助言ができるかどうかというところは難しいが。


私がしっている分野の技術を得意にする先生のようで、
その点についてどのような傾向があるのか助言を。
そして関連するサイトのページをお伝えいたしました。




そして、もうひとつ考えなければならない点について。
メンタル(心)面とフィジカル(肉体)面


どちらを優先して開放してゆくのが上策か


そこは判断が難しいところだと思います。




私はフィジカルな面についての技を得意にするため、
そちらに傾倒しているのですが、
取りこぼしをするのは嫌ですから、
こっそりとメンタル面についても、
勉強はしていっています。


では、この方のお体の状態から察して、
メンタル面とフィジカル面と、
どちらを優先させるべきなのか?



私は、フィジカルが先乗りすべきかな。
私が、お客様からの質問表の過去のスポーツ欄をみてそう感じました。
そして、お話を詳しくお伺いするに連れて、
それが確信に変わってゆきました


理由の概要を、
述べさせていただきます。



こちらのお客様、
重心が、、、ものすごく気になる。


あまり詳しいことは伝えられないのですが、


バスケットボールという競技をハードに学生時代してこられたそうです。
10年にも渡りがんばってこられたそうです。
スポーツが得意になれるような筋肉の作り。
ある程度の筋肉のパワーがあるのです。


通常、右利きのものが脊椎が生理的側湾をする場合の曲がり方からすると、
利き腕側の肩が上に持ち上がってくる。
つまり右肩が上にちょっと高めになる。
そして左首筋の浅層がピキーンと張る。


現象面からみるとそのようにして頭の傾斜からくる倒れを支えるしくみ。
明らかに右肩が相当に高くなっている。
見るからに右利きです。
だったら左首筋の浅層が相当に硬くピキーンとなっているだろうかと。
おもいきや、右首筋浅層部がピキーン。
実際は、左の首筋の浅層が張りが強く、
それも相当につらくてしんどい状態なのです。


ですがそれを凌駕するほど右肩浅層固まっているということなのです。
つまり左右の首筋が硬くなりすぎて張ってきてしまっているのですし、
右の肩の首筋の両者がくっきり硬くなるというのは、
本人じゃないと解りえないことですが、
1+1=2というしんどさではなくて、
倍じゃない拘束力を発揮していきます。


それももともと運動していましたよね!といえるような、
パワーのある筋肉がぐぐぐっと収縮してのことですから。


推測なのですが、
右手でのバスケットボールをドリブルして投げて、そしてシュートして。
そのときに右の肩部分を上下に動かすとシュートやパスなどをする際の、
押出の精度が落ちるような投げ方の際は、
『肩口を固定してしまい』、あとは肘や膝などの屈伸力や手首スナップで。
右の肩口を固定して首を同時に固定。
その上で、シュートやパス、ドリブルなど繊細な作業をする。
そのようなクセを身につけておられ、気づかないうちに今もずっとキープ。


すでに丹田に重心を保持できるものならば陥らないことではありますが、
そのような作業自体、高度な技術ですし私にも未だにできないことです。


だからどうしても作業している側の手に、手首から先に意識が行くとき、
体幹への意識が抜けやすくなるのです。
そうなると体幹の芯部分をどうするの?


最も簡単な緊急の対処法でやりがちなことはというと、
体幹部をガチっと固めていく。
腕を使うときには、胸椎にそのダメージがいきますね。


すると胸椎や頚椎に固めすぎた不具合がでてきますし、
胸椎の延長線上の肋骨、その肋骨の内側に含まれた心臓と肺。
それらの様子が怪しくなってきます。
心臓での肩の強力すぎる筋肉の拘縮が伝わることで
物理的な動きの抑制も起こります。


肩が肩パットを入れてプロテクトしたままでは、
心臓は喜びを感じキャッキャとかウキウキさせてくれる臓器でもあるので
ここに様子のくぐもりがあると、心を肉体面の圧迫が支配し始めますから。


つまりここ、解けることで性格を変えられる様子の人もおりまして。
過去の私のお客様でのパターンでは、
スポーツを結構していたことがあって筋肉のパワーが強烈で、
つねに不用意なまで以前の使っていた部分の拘縮を続けようとしている人。
そのような人。単なる私の経験則であてにならないところもあるのですが、
肋骨部分の不整合を含め胸椎全体をリリースした後に、しんどさが抜けた。


そういわれたお客様がちらほらおられまして。


案外に、こちらの方はそのような傾向がありそうなので。


どうにか、この部分だけでも私が解かせていただけるような、
機会をいただけたら、ありがたいことです。
この部分は意外に技術的に効果的なリリースを安全にするのは難しいものです。
私も相当に独自に創意工夫をしてきました。
自分が納得できる成果を出せるまで20年以上かかりましたから。。。


ただオステオパシー治療院でも、工夫された機器も使って対応しておられるようで、
時間が過ぎては、私が出る幕がなくなるかもしれませんね。 ^-^;;



ご本人としては股関節に不具合を感じて止まないところですが。


通常は、地面から近いところから整然と整列させて整える。
施術を受けてみても好転反応のつらいやつにも襲われない。
そうするのが上策で、戻りの少なくて済むことだと考える。


ですが、私が玄関先でお会いして
見て30秒もしないうちに「上半身でしょー」と感じた。
そのようなところに目がいって重心のありかをさぐる私。
そうさせていただけるほど、
わかりやすいような様子でもありましたので。


ちなみにですが、肩関節のはまりが浅ければ、
股関節のはまり具合も100%浅くなります。


それは四輪の自動車の前輪2つが抜けかけて、
走り続けようとする車と同じことが起きると。
それとほぼ同じような現象が人体の手足では
起きてしまうのです。
もともとが四足で歩く進化の過程を長らくすごしたので。
未だに、その当時の関節のはまり方のままですから。
だから肩甲骨が外転してハイハイがしづらくなると
股関節にも変な動きを強いて歩こうとし問題を起こします。


通常は股関節側の影響から肩関節に飛ぶことも。
ですが、この方の肩甲骨の外転量の大きさをみれば、
肩関節が主導しているように思えてなりませんでした。





などのいくつかの条件を見てみると、
上半身の部分を正常にさせる過程で、
変化の量が心臓にも伝わって、
その変化をスムースに受け入れるかどうか、
様子見をしながらという進行になるのでしょうが。
うまく胸椎3・4の位置の修正も含めてしていき、
どうにかこうにか血圧を正常値に近づけるまで持ち上げていけるかどうか。


そこの勝負になるのでしょうか。


そこへたどる筋道のいくつかのステップをフィジカルで先行させて整えて、
そのあとでメンタルを探るほうが、
肉体面の恒常性バリアでの行戻りの強さを和らげて調子がいいのではと。


症例的にメンタル面を研究していけば違う意見がでることもわかりますが、
今の私ならば上述された様子がかなり強めに感じ取れたため、
個人的な意見で恐縮ですが、メンタルで先乗りせずにフィジカルを先行。
そして心臓部のハートに何らかの記憶があって障壁がありそうだと分かれば
そのときにメンタル面でのアプローチでもいいのではないだろうか?
今の私ならば、そう信じて、やっていくことでしょう。





そして・・・教えていただいた『オステオパシー治療院』のホームページを見て。
よく作られているんですよね。
内容もどのような施術の専門家であるのかどんと伝わる感じですし。
そのようななかでも一番強く感じた、。
こちらのホームページを見て、私が反省したところは、、、



せめて市販されたホームページを簡単にちゃんと作れるソフトを買おう。。。
(いきなり私のホームページを作る作業の世界に舞い込んでしまい申し訳ない・・・)

ホームページづくりで難しいことをやろうとは、
一切しないようにしている。


ただ、ページ間リンクなど、ページを途中からひとつ削ったり増やしたりして、
それで、リンク切れやらでパニックをおこす。
そこで足を引っ張られていました。。。
最初から台割作ればいいのですが。
思い入れがあると、どうも、変更、また変更と繰り返し、
ドツボにハマって。。。



予算と簡単さから『ホームページ V3』にしました。


はじめからそのような選択をしても良かったのではと反省。
細かいところの経費節減での手間の増加を考えると。
本当に最後の最後の崖っぷちで、ナイスなアシストをいただきました。
感謝いたします。 m__m