メールでのつながり

この休業中に、
長期間、数十通とメールをやりとりさせていただいた数名のお客様限定の一回のみの施術。
イレギュラーなことで申し訳ないのですが、
片手ほどの人数のお客様とお会いいたしました。



数名のお客様とお会いさせていただきました。
ずっと、メールでやりとりをさせて頂いて、
気になっていた人たちです。



丁寧なメールをお送りいただく方もおられます。
たとえば一人の方とは、一昨年前から、
メールの通数を数えたら50通に渡り、
他の方とも20〜30通ほど。



お体の状態をメールでお伺いさせて頂いて、
それはメディカルなところに得意な施術院へいかれたほうがいいでしょうとか、
筋膜の深層部まで解いていただければ改善する可能性があるのではないかなど。



私へお問い合わせのメールを頂ける方々のなかで、
他の施術院にいくつか通ってみたがうまくいかず。
自分にあった施術院を見つけたいと思うのだが、
なかなかそれも難しいところがあるからという。


そのところで、
「深層筋をリリースすることで、可能性はないものだろうか?」
ということで問い合わせをいただきます。
深層筋を解かれるっていわれても、想像がつかないよなとなりますよね。
そう思っても、スルーする人が大半ではないかと思いますが、
とりあえず積極的に聞いてみたほうがいいなと思い、
メールをいただける方もおられます。
そこからが始まりです。



メールのやり取りは不定期に、
なにか気になることを見つけられて質問なされたり、
新たな施術院を見つけたよ!という連絡でしたり、
体調を崩して難儀していますという時であったり。
場合、場合によってメールを頂戴いたしました。



私は施術の流派の一定の型があるわけではありません。
だから答えやすいところは以前に自分がリリースできた成果を得られた場合に類似したとき。
「どうやらこのようなケースもありますよ」ということができる。
それが一番、すっきりした言い方なのですが。


私にとりましてまったく未知の分野で、
施術で関わったことがない内容の質問では、
ネットで検索してみたりはすでに私のところにメールをいただく前に、
徹底して調べあげた末に問い合わせてくる方々が多いので、
ネットでの検索は私が概要をつかむためのものとして調べ。


私が所有してる施術関係の専門書が透明文字つきPDFになっているもので、
該当しそうなテキストが数冊もあれば、
クロバット・リーダーの詳しい検索機能で串刺し検索してゆきます。
それで、参考までにということを伝えるときもあります。



ただ、、、
私が直接的にどこそこの施術院のどちらの先生のところへとは、
互いの先生同士忙しかったり紹介はさせていただけないのです。


紹介をするというのは、
施術をしているものがあの先生だからと見込んで推薦すること。
私は自分の日々の施術の様子にも浮き沈みがあるものですから、
自分の力具合をようやく正確に近いことを把握できるだけです。


かつて「どこそこなら、大丈夫なはずだ」と思い紹介した際に、
手痛いことを紹介されたお客様がなされたことがあったようだ。


そのようなところから、自分がおこなうことは責任がとれても、
そうでなければ責任はとれない。
単純ですが、失敗してそのことに気づきました。




だから現状をお伺いさせていただいた上で、
一部でもお客様が他の施術院を選択をなさる際の参考にしていただければと考えてのことです。



自分の考えややり方は熟知しています。
「かつて〜のようなことがありましたので参考までに」として、
私のおこなう施術と相性があいそうかどうかをお伝えできるのですが。


まったくそのような臨床経験がない身体状況での問い合わせであれば、
私が施術をさせて頂くにも、
研究をしながら時間をかけて進んでいかなければならない。
複雑な場合には時間も費用もかさむから、
私のところは選択肢から外したほうがいいですとお伝えさせていただけます。
ネガティブに感じられる言葉も、
私が未熟で解けないだけですので、
他の先生で優れた方々では簡単とはいかないまでも、
対処したことのある臨床例を持っている人もいます。
そういうところに行かれますほうがお客様にとって
メリットがあるのです。



そうやってメールで問い合わせを頂いております。


何十通メールでのやりとりを夜な夜なさせていただいても、
教えていただきました「文章に記された内容」は聞けたものの、
施術をするものが得たい隠れた情報を要領よく得るのは難しい。


そこが実情です。


ひとつの身体に起きた現象を見て、
それに至るまでの仮設を立てます。
仮説に基づく施術をして正誤をみていく。
急性の症状はシンプルな様相を呈していていいのですが、
慢性化した症状をもっておられる場合は複雑に部分が他所に絡み合い潜り込み、
幾層も幾層も筋肉のしこりを深いところまで丹念に観て取り除かなければなりません。



たとえば、、、
慢性的に頭痛がひどくてといわれたとき。
肩が硬いからかとか、
頚椎のズレからかとか、
脳内の血行不良による酸欠からだとか
頭蓋骨の縫合部分が癒着しているとか
顎関節の症状からかとか、
他にも様々な可能性があるのです。
ちょっと思い当たるだけでも20ほどだし、
細かく筋肉部分のトリガーポイントやら経絡状況やら様々で見れば、
もっともっと多くの可能性を頭のなかにずらっーと並べていって、
現状のチェックで不要とわかったものは消していくのですが、
それらから妥当そうかどうかは解き進めなければどうも言えない。
そのような、施術をしていく過程で、
深層部分が見えて始めてわかるものも実は多い。


それをお話を聞いたり、体に触れてチェックし、
絞り込んでいくわけです。


ですがメールではそのような絞り込みが、
手でさわれないし観て重心を感じられない。
目を閉じて象の鼻やしっぽを触って想像する。
想像でいわんとなされているところを補って
「実際に体をチェックしてお調べ出来ていないから、
文面上での聞き取りからのアドバイスですから参考程度に
頭に留めるような形にしておいてください」
というあいまいもこなことしかお伝えできなくて。


微妙な語尾の濁し方をするものと、
私も肩を落としつつ感じています。



私のところの施術が、多くのお客さまを受け付けられず、
お越しいただけないようになっているようなご不便をおかけしています。
私は自分で施術のやり方を一から十まで創りだそうとしています。
だから一般的なやり方ではない。


安易に真似れば施術者の体も疲労が著しく壊れますし、
お客様もひどい目にあうようなことになるでしょう。


意外に、そうならないようにするため、
少しずつ時間をかけて体の使い方を身につけて、
その基礎ができていないとならないような、
物珍しいものに出来上がりましたから。
ノミやかんなで大胆かつ繊細に彫刻する彫刻師と変わらない作業だと思います。
ただ女性の手では持ち上げるのも難しいような、
2キロの重りを5個使いましたとか。。。^-^;


そこまでしないと解けない筋膜の深層っていくつもあるのです。
そこまでしても、奥に入るのは、さらなる工夫がいるものです。。。



不思議な傾向性があるのですが、
そのようなメールのやり取りをさせて頂いているのは、
100%男性のお客様です。



女性からのお問い合わせもあるのです。
ですが続きません。



私が体について理屈っぽく話をしている。
きっと理屈っぽすぎるのかもしれません。
あとは明言して言い切ることができない。
そのような立場でもあるから、
言い回しがとにかくまどろっこしいので。



そのような私の様子でも、
男性は理詰めで思考してくれる男性陣が、
「じゃ、もうちょっと突っ込んだところを聞いてみたくなった」
ということでメールでのやりとりに発展することなのでしょう。



未だにおまたせいたしております予約順番待ちのお並びのお客様がおられます。
その方々が終了した際に。




熱心に筋膜層を深部まで解くイメージの私の施術に関心をお持ちいただけている方には、
予約順番待ちに関係なく、
早々に一回のみ施術を体験できるというようにしてみてはいかがだろうか。。。




そうすることができれば、
施術の概要を体験できてから予約順番待ちの受付が再開されたときに、
並ぼうとか並ばなくてもいいとか判断する材料がえられるでしょう。



とりあえずこの度の休業中にお会いできたお客様には、
一応予約できるようになったら通ってみる方向で考えてみますと、
非常にありがたいお言葉をお伺いすることができたこともあって
うれしいことで感謝いたしております。



もともと多くの人数を受け入れられないボディワイズですから、
どなたでもどうぞとすると、
今、定期的にお体を上り調子に直していこうとするお客様の予約がとれなくなる。
それは困りますので。



メールのやり取りをさせていただいた方でなど、
他にいいアイデアがあればと思います。


ただ、
メールで遣り取りをするのは私の方で手間がかかるのではと思われるかもしれませんが、
メールを先に多くやりとりしているからお客様の情報も事前に私が吸収できていますし、
それ以上に、始めて会った人という感じがなくて、緊張せずにすむのがありがたいです。 ^-^)


始めて施術を受けにお見えになられるときに、
お客様も緊張なさることでしょう。
私も表面上は年が年なので緊張した面持ちは出しませんが、
内面ではお客様の倍以上緊張してるのではないでしょうか。 




私が頑張ってみたところでも、
メールでのやりとりだけでは、
的確なアドバイスも出来ていません。


ただ、おそらく、メールでのやりとりの最終行当たりに、
早く快適になられるようお祈りしていますと。
その内容の一文を、送ることができることに、
私はメールつながりというご縁のありがたさを感じます。
メールでのフォントで書かれた文章ですが、
この言葉を書くときには心を込めています。
伝わりづらいのが、残念です。





本当は、
「私がやる施術の方法と同一で、
私が知る範囲では私より技術的に上です。
だから、こちらの先生をお勧めしたいのですが。
いかがでしょうか?」
とお伝えできるようになれれば。


そうなれば、
もっと笑顔でメールのレスを書けるようになるのでしょうか。。。