槐(えんじゅ)の小刀木刀でのセルフマッサージ

前回のブログで、
槐(えんじゅ:マメ科の植物)の小刀木刀を、
スティックマッサージ用に購入したと書きました。




木偏に作りが鬼。
この木があるところには鬼が寄りつけないという逸話のある材木で誂えた木刀。
何らかのことが過去にあったのでしょうね。
言い伝えとは言い得て妙なこともあります。


体のトリガーポイントという鬼のように人を苦しめる部分をリリースするのにはいい。
かように思いまして、この木の木刀に決定。


ただ実際に現在のところではこちらを用いてはいません。
「お客様に使うのはボツに」しましたと。


ただ自分用に用いています。


持った感触がおもちゃのように軽くて手になじまないのですが、
それがかえって自分の体のトリガーポイントのような硬結部分から痛みを生じるエリア全体を
ゴリゴリ、ゴシゴシと体をこすってリリースする際。
手軽なスティックでいてまあまあ丸みもあり持ちやすい。


つまりいつもが普通サイズの大きめな木刀で体をゴシゴシしていたのと比べると、
ずっとお手軽にできるので重宝しています。


くたびれたからといってそのまま放置しておいても血行の改善速度は鈍くあれば、
横になり続けても疲労は抜けて行きません。


特に私は体を前傾にした姿勢での過労です。
起立筋だけではなく首の硬化や上部胸椎周囲の起立筋・僧帽筋の硬化が強くなります。
それらに加えて頭皮のつっぱりがでて頭が冴えなくなるのです。


ただデスクワークをしているときに前傾しがちな人も同様な疲労がたまりますよね。


そこで、数分間、それらの部分を槐の小刀でゴシゴシと痛すぎない程度に緩めていきます。


・頭部は後頭骨、側頭骨、頭頂骨エリア。
後頭骨が弛めば、頭部への血行が改善されます。
側頭骨が弛めば、呼吸が楽に。深くなります。
頭頂骨が弛めば、背筋がピーンです。


・首は頚椎の後部。(横や前側は絶対NG)
首の自然な伸びを取り戻してくれます。


・上部胸椎は木刀を縦にして背中をタオルで洗うような感じ。
縦に起立筋の伸びるラインに同じように並べて起立筋をまたぐようにゴリゴリ。


・胴体の体側部分や大胸筋部分を解くのにもフィット。
体側や大胸筋は解く際には得も言われぬ痛みがあります。
ただ十分にそこがゆるみだすように変わっていけばそれも嘘のよう。
時間をかけて緩ませていくのがいいでしょう。


・胸骨の上をゴリゴリするのは痛すぎるのですが、
呼吸が制限されている感じが強い際には、そうするといい。
それで腹部やみぞおち部分の不快なつっぱりが軽減します。


各部を1〜2分程度。
軽めに素早くこするので50回くらいの回数を数えます。


ちなみに脚部や腰部などの体全身をするには、
この小刀では重みが足りないのですね。
そのときは鹿島神宮御神刀に頼ります。



そうしてから休むと、
次の朝が疲れが抜け
翌日には動きやすくなっているようです。


鬼が逃げる木でマッサージをしているから、
きっと楽になるに違いないと思い込みます。
そこからのプラシーボ効果は大きいのかも。 ^-^


槐の小刀は護身用にできる代物ではありませんが、
その点は気に入ってます!


ボディワイズにお通いの方で、
興味がある方はどういったものなのかとお尋ねいただければ、
簡単にデモさせていただきますのでおっしゃってくださいね。