生理の戻りと大腰筋の硬化のリリース

ちょっとだけ不思議なこと

女性の施術をしていたときのこと。


詳細はいえませんが、
お薬を利用して生理の状態を調整していた状況です。


生理が止まりました。
理由により薬の継続的な利用は中止に。
ただ生理がすぐにもどってはきません。


先日、施術をしていた、
まさにそのときに、
生理が戻ってきました。




(・・・あれ、以前も、施術中に生理が戻ったということを聞いたことがあったな、。。)
デジャヴのように、何か以前の記憶から思い出そうとする。


そういえば2年ほど前に「生理が終わってしまったんです」と
おっしゃられていた女性の施術を1年ほどしていたときのこと。


同じように「生理が戻りました!」と、
施術の途中でトイレに立たれてかえってくるなり、
おっしゃられたことがあったのです。



おそらく腹部の大腰筋部分をリリースして終わったころ。
大腰筋が左右から子宮をまんなかに導く作用があるので、
たまたま大腰筋が緩みだして子宮の位置が変わったから?
これ、大きな影響があるのかも。。。


そのような勝手な推測はしてしまうものですが、
はっきりしたことはわかりません。


ただ言えているのは、
すでに生理が起きるような血流の状態にあって、
たまたまその流れを止めるような状態を体内で作っておられ、
そのせき止めた塞いだところを緩めることになって
血液が予定通りに流れだしたということです。



何がどうして生理が戻ってきたのかは、
そのせき止めていた部位の特定について、
私にも仕組みが正確にはわかりませんが。


もしも子宮の屈する状態、
つまり子宮前屈や子宮後屈から子宮の左右屈などでは、
子宮内部の血管の詰まりが生じる状態では不都合が起きやすいのでしょう。
または体内で内臓の下垂などが強ければ、それも問題として生じます。
(そのようなときは若干頻尿のような症状を伴うことが多いようです)



それにより生理の起きづらいように、
でるべき血液が内部でたまる状態であったりするのは、
すでに血液を体外に押し出そうと腹部に多量に血液を集めているにも関わらず、
それが子宮内部の血管が圧迫されて血液の流れの状態がよくないことでは。


そのような腹部に血が集まり、体の各部の他所からは血液量が削られると、
本人が気づかないうちに、体調的には多少の問題が生じております。
生理のときは、腹部に血流が集まって、それが元で頭部に流れる血液量が減少し、
もともと頭部の血流量が減少している方は、虚血性の頭痛が起きますから。
それと同様な症状が、生理がない状態というのにもかかわらず、
問題が生じ続けてしまうということになります。


脳が予定している生理が終わるまで、
ずっと血流を腹部に流し続けるのは、
実質的にしかたのないこととはいえ、
もったいない生命エネルギーの徒労に終わる使い方です。


ただしおそらく大腰筋だけをゆるめてみても、容易に生理がもどることは起きないでしょう。
同時に多くの場所をゆるめて、状態を改善させた総和により、
そのような変化が起きてくれたものだと思います。


あと、、、なんだか他の女性のお客様でも、
施術の最中ではなく、
施術を受けたのちに無月経だったことから、
改善されたという報告を受けたこともあります。
この無月経という症状の場合は、
子宮の屈曲や内臓下垂による子宮内部の血管の圧迫というような
単純な関係で起きているものではないことが多いものですが、
おそらくのこと女性ホルモンとの関係もでてくるようです。


また生理中には全身の関節を緩め解くホルモンが出て、
体の歪みをリセットするきっかけを男性以上に受けやすいので、
生理のときに施術を受けていただくと、
体のリリースがいつも以上に深部に届きやすくなってメリットがあるなど。
お得なところも出てくるので。
生理があるのは手間がかかるということもありましょうが、
個人的には戻ってきてくれて正解だと思います。