クラップ式這行法の本のコピーの数枚を発見して

15年以上も前のこと。


とある側わん症のお客様の施術をしていました。
そのときに資料として多数、書籍を買い込んだり図書館から借りたり。


そのなかの一冊にクラップ式這行法を丁寧に写真付きで解説。
たまたま先ほど、そのときに抜き出したコピーがでてきました。


大方の人には脊柱の側湾は強くないといえども、
真っ直ぐな背骨でいる人は少数派のような傾向がある。
そのような場合にはどのような運動がいいのだろうか。
そのひとつのご提案として、
ずっとこのコピーを探していたんですが、
残念ながら今まで発見できずにいまして。


見つけられて感動しています。 ^-^;




ページの一部のみを抜粋
クラップ式這行法.jpg


【お願い】このコピーに書名が控えていなくて、
もし下記の写真でご存知の方がおられたら、
ぜひ教えて下さい。 m__m;


こちらの本。


すでに10年も一昔前のことですから、
今現在では、さらに進化しているはず。
すばらしい側わん症を改善させる運動法を開発されているのでしょうか。


当時の私としては、得られた貴重な情報でした。
お客様に勧めようと考えていたので、
本書を読み込んで自分も四つん這いでハイハイで、
どんなものかなと思いつつ大まじめに試行します。


もし、納得できなければ、
そのような本を手にしたことも明かさずお蔵入り。
自分でやって良質と体感できたら勧めようと思う。


「膝が痛いなー」とぶつぶついいながら施行する。
鏡があれば姿勢を確認できるのですが、
姿見がないからなんとなくという形で。


ただ、、、気づいたのですが、
自分が側わん症ではないので、
効果的対策になるかどうかは?


そんなことを考えながらも数日ほど、大まじめにトライ。
すると、ある変化に気づきました。


ひとつは、日頃に使わなかった部分の筋肉が筋肉痛でひぇ〜となる。
やさしい動作でも動作確認をしつつゆっくりやってみると、かなりきつく感じました。
いつもの自身の身体操作がばらつきがあることを痛感しました。


同時に体の左右差が減少したように感じました。


やっている動作は、単純な四つん這いでのハイハイではない。
手を伸ばしたりうねらせる、いくつかバリエーションがある。
このバリエーションのもたせ方が工夫されているのでしょう。


この時点で、お客様に勧めようと決心しました。


ただ実際にお客様に勧めたところ、
「あぁ私、それやったことある。あの四つん這いで屈辱的な運動で嫌だったのよ」
という第一声が返って来て断念に。 ^-^;



お客様が病院で指導されたときは、不評でしたが。
ですが私の体験上、体幹力がしっかりと備えられるエクササイズとして、
こんなに素晴らしい物があったんだと感動した覚えがあったのです。


それも手伝ってでしょう。


四足で自分の体の手足と胴体の関係を見つめなおすように心がけるのは。
事あるごとに、ちょっと四つん這いの姿勢で確認してみましょうか、と。
お客様の姿勢のチェックの時の、
便利なツールとして使わせていただいているのは。


クラップ式這行法。
確かにやってみるとこっ恥ずかしい動作といえばそうもいえるのですが。


クラップ式這行法を伝えることで、
身体の操作がしやすくなって、
背中がきれいに伸び、
エストも絞まってとなるなら。
やってみたいという人も出るのかもしれませんね。




あと左右差の減少の他に、
もうひとつのメリット。


『声』の響きが心地よくなっている
発声に磨きがかかるのを感じました。


声の出方が、自然にいい。
うれしくなるものですね。
発声練習をするときにも、
とりいれてもいいのかも。