書籍紹介:『DVD付き 筋骨格系の触診マニュアル』

触診についてボディ・ナビゲーションという本を愛読させて頂いております。
以前にこちらの本をお客様にプレゼントしていただいてから愛用してます。
すでにこちらの本は改訂版が出版されてさらに充実した内容になりました。


私が施術上で必要とするベースはこちらの本の内容で充足していそうです。
ですのでずっと私の本棚に、ど〜んと定位置をキープしてくれるでしょう。
改訂版のほうが、ページ数も増え、絵も丁寧になったのは確認済みですが、
感謝の念が注入されたものを愛用するほうが士気が高まります。


昨今ではゼロプロマッサーにより、
表層筋を狙うのではなくあっさりと深層筋まで狙ってアプローチができるようになりました。
多層化された筋肉をピンポイントのエリアで重なりやクロスポイントなどを、
しっかりと確認をしてみよう。
そのように考えました。


ここはひとつ、
去年の年末に初心に戻り、
触診の精確さを学ぼうと。


からだにきく 整体 - 熊野庵のブログ( http://kumanoan.blog54.fc2.com/ )』の谷口先生に、
どのような触診教材がいいのかをアドバイスをいただきました。
谷口先生は触診についての講座を開講されておられましたから、
と私が真っ先に思いついたのがこちらの先生でした。


様々な専門性の高い触診に役立つ教材を教えていただきました。
惜しみなく最高のお知恵をいただきまして感謝いたしております。 m__m


ひとまず、DVD付き 筋骨格系の触診マニュアル (GAIA BOOKS)という本を選択肢のひとつにしておりました。


¥ 8,640という高価な本ですが、
大判でカラーで見やすく平易な内容の本です。


アマゾンでの内容は以下のよう。

効果的な触診方法を2章を使って詳解。筋肉の付着部、作用、触診手順、触診ノート、全筋肉のトリガーポイント、ストレッチ方法を掲載。
触診されている筋肉の皮下の実態がわかるよう、フルカラー写真の上にイラストを重ねて描画。
骨と骨標識点の触診についての詳しい説明とフルカラーのイラストを掲載。
ストレッチに1章を費やし、基本と応用のストレッチ技術を説明。
総括的に身体力学を説明する章で、効果的に実践するためのガイドライン10項目を詳しく紹介。
ドレーピングおよびマッサージストロークを図表で掲載。
付録のDVD2枚に、筋触診の実演とマッサージ療法のトップ教育者によるプレゼンテーションを収録。
ジル・ヘドリーの「筋膜癒着について」も解説。


出版社ガイアブックスの該当ページ( こちらに詳細な目次があります )
http://www.gaiajapan.co.jp/books/physiotherapy/manipulative_massage/1107/



DVD2枚付きで5時間20分もの動画つき。
初心者も学びやすい教材として伝えてくれる。
私の頭でもヴィジュアルで印象記憶が容易ではないかと思いまして。


谷口先生には「鈴木さんが必要にするような高度な内容はかかれていないでしょう」とのこと。
谷口先生はこちらのDVD映像もご覧になられたそうですが、さほど印象に残っていないとのこと。
触診の講座も開いておられた谷口先生にとり、触診を熟知しておられるから、
さほど目新しいものでもないのだと思います。
谷口先生が推奨していただきました他の良書。
実際は、そちらのほうが施術者として必須の、
重要度は高いものでしょう。
ステップアップした先には、
そちらの高みまで進むことができればと思う。


触診が熟達し体のインデックス化を私の脳が受け入れるならば、
人を観て比例し見えてくる思考も明快になっていく。
ブラックボックス化して、ぬめぬめしたりぬるぬるしたという、
鮮明なピントが合った映像が描けなければ、
打つ手が鈍ったり狂ったりしているわけで。


触診力は、施術者に取り踏み台なんです。
ガタついた踏み台に乗っては危ういです。


とりあえず私は去年のうちに初心者にもやさしい?『DVD付き筋骨格系の触診マニュアル』を購入して
添付されたDVDに気持ちがで動画を確認へ。
5時間20分とのボリューム感ですから、
それだけでもなかなかの時間が必要です。


映像を観ていて気づいた点や目新しい見方などが、目白押しです。
私のレベルは、まだ谷口先生には遠く追い付いていないものです。 



この時点で、初心に帰って正解だったと。 ^-^;



こちらの本には各筋肉に対応するトリガーポイントが、
カラーイラストで表示されています。
特定の筋肉が硬化炎症を起こせば、
その炎症を起こした場にとどまらず広域のエリアにまで痛みの影響が及びます。
トリガーポイントとは、ざっくり申せば、そのような痛みの影響エリアを示したものです。


私は『ニューロマスキュラー・セラピー―トリガーポイントリリースを主としたマッサージの実践
という本で、トリガーポイントの確認をしてます。
トリガーポイント情報の内容が詰まっていて精度よく正確で気に入っているのですが。。。
『ニューロマスキュラー・セラピー』のトリガーポイント図が、白黒のイラストになっていて、
少しデザイン的におどろおどろしく感じるといっていたお客様もいましたから。
『筋骨格系の触診マニュアル』のほうがすっきりと見やすいのかもしれません。