シルク・ドゥ・ソレイユから採用の声をかけられた人の話

とあるコーチングの先生がビデオで話していた内容。
仕事メールを書きつつ聞き流していたので、
正確ではない内容が含まれているところがあります。
その点は、ご容赦ください。



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シルク・ドゥ・ソレイユ
多くのパフォーマーが参加したいと思ってやまない。



シルク・ドゥ・ソレイユは、オーディションをしている。
実力があればオーディションに、合格する。
だが合格したからといって、
声をかけてくれるとは保証されていない。


多くは声をかけられずにいるようだ。
そのような現状があった。


とある合格した者がいた。
だが自分に声をかけてくれるのだろうかと、
不安で悩みに悩んでコーチングを受けたのだ。


なにができるのか?


コーチングを受けたとしても、
シルク・ドゥ・ソレイユ関係者ではないコーチには、
なにをすればいいのかという指導ができるわけではない。


自分がそこにいる理由、どのような意味で貢献できるか。
なにを大切にしてこれからの活動をしていけばいいのだろうか。


直接、シルク・ドゥ・ソレイユに関係するものではないが、
具体的な今の自分がしていくべきだと考える活動にアイデアが絞られていった。


人道的に人を助けられるような立派に思えるような活動を、
ひたすら続けていった。


そのようなことをしたとしてもシルク・ドゥ・ソレイユ関係者に目が止まるようなことはないだろう。
だから今の自分がおこなっていることの結果が、どのようにでるかどうかもわからない。


だが、、、
やがてシルク・ドゥ・ソレイユ関係者から、
私達に参加してほしいという声がかけられた。



シルク・ドゥ・ソレイユの舞台は、常に危険と隣り合わせ。
人命に関わる事故が起こることもあるのです。
命を預けられる仲間を選ぶときの基準は、人格的に優れていることが大事だった。


だから合格したものが、その後にどのような活動をしているのかを、
シルク・ドゥ・ソレイユでは、ずっと観てくれていたのだといいます。


(団員として十分な身体的なパフォーマンスやスター性などだけでは、人を取らない。
 その後の、そのものがどう考えて、どう活動して、どう生きているのかを観ている。
 それらすべてがそろって参加することが認められるのですね)


技術力があればそれでいいというわけではなくて、

どれほど信頼できる人物であるかが決め手になる。


(そうでなければ務まらないのがシルク・ドゥ・ソレイユの仕事なのだという気迫が伝わってくる)


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仕事をともにするパートナーを選ぶ慎重さは十分だろうか。


十分に育てられていなければ、
縁があれば自分で後輩を指導。
そのような考え方もあります。


それも正解だと思いますが、
空中ブランコ的な命を失いかねないサーカス・パフォーマンス。
そこでは、おごり高ぶることのない安定した心をすでに持つものと、
自分がそのものを見込み、そして信頼し尊敬できるものでなければ、
ずっとずっと気にして見続けて注視していても声をかけない慎重さ。


それは、、、わかるような気がいたします。


シルク・ドゥ・ソレイユのすばらしさ。
そのようにして選びぬかれた仲間が集い、
感動的なチームプレイは生まれている。
互いに尊重し尊敬しあっているものたちを観に行くといってもいい。


そのような息のあった雰囲気を味わう。
それだけでも十分な観に行く価値があります。


仕事のパートナーを選ぶときには、
慎重さが必要だといえるでしょう。


互いに尊敬し尊敬されるように振る舞う。


人材確保に難しい業種や小規模の仕事形態だったり給料が低かったり、休みが。。。
などネックになることが多ければ贅沢はいえないという思いもでてくることでしょう。
シルク・ドゥ・ソレイユのような、買い手市場ではありませんよと言われるでしょう。


ただ、
パートナーになっていただけそうな方をみる採用側も、そして採用される側も、
相思相愛の仲になれるような努力に、
相手を感じ続けて見つめ続けることが、
どれほど大切なことなのかを教えてくれるような気がしました。


大きな企業よりも、
私どものような小さいところほど共に仕事をしていけるものを選ぶときには、
その後の命運左右することとなります。


いつも気にかけて観ていますからという視線を相互に感じられる。
そのような基準どりは大事でしょう。