自分が本当にほしい施術技術だけを作るように絞り込む。

今日、珍しいことにセールス電話以外の、
施術院としてのボディワイズへの問い合わせのお電話がありました。


一年に一度くらいあるかどうかです。 ^-^;
(多くは「メール」でお問い合わせをいただいておりますので)


基本的に、私が自宅にいるのは施術中の時間が多く、
その際は対応が難しいのです。
ですがたまたま休日で施術書を読み込んでいる最中。


おそらく30分ほど、お話をしていたのでしょうか。


電話での内容は、
個人のことですから詳細をお伝え出来ません。


ただ多年に渡り、施術院を多数試されているのですが、
調子が悪い状態が続いてしまって気分的につらくある。


そこでボディワイズの施術が、
自身に合うかどうかを判断したいので電話をいただいた次第です。




『私の施術での圧が強いのか?』
というところが、いくつかあった質問のメインどころのひとつでした。


圧は、相当に強いといえるでしょう。
そして、このたび、私自身の身体操作で『重み』をコントロールさせるというところから、
さらに圧の重みを上下コントロールできるようにする予定ですから。


ただその強い圧の割には施術中に意識を失っているかのように寝入っている人がおられる。


だから施術を受け始めた当初は、
最初は今まで味わったことがない痛みがどひゃーっと襲ってくるとこと感じることもある。


つまり、
痛みが強い部分もあるのです。
筋膜の癒着部分を解放するが、
癒着部分はすべてがすべて炎症を持っているんです。


それが体の表層だけではなく、中層にも、深層にも、
散々忍ばせてあるもので、それが筋の伸び縮みを妨げたり、
筋肉の硬化した塊が血管やリンパ管を圧迫して通りを悪化させたり、
様々な臓器の働きをも問題を含ませていってしまう。


とても厄介なものですから。


それを放置しておいても、ある程度は人間は軟部組織でできているから、
融通の聞くところはあって痛みも、そのうちやり過ごせば麻痺してくる。


でも「もしかしたら、そういった皮膚の下の異常に化した筋肉組織が、
現状の自分に問題を起こさせてしまっているのでは?」と考えていただく方もおられます。


「筋膜リリース」っていうのも最近少しずつ聞いたことがある人も増えてきただろうが、
常識的にアプローチしようといわれるようなメジャーなものではありません。


ですが、そのようなテクニックをしっかり施していくことで、
なかなか普通じゃ取りきれないような筋膜の癒着部分を解かれたら、
体質が変わって副交感神経系へチャンネルをひねることができます。
すると、昔は痛そうにうぅ〜と言うような方が、寝入ってしまう。


その姿を私が観ることができれば。
そこが丁寧すぎる施術の成果です。



そのような場合でもいいのではないかという人が、
9999人のうち1人でもいていただければ幸い。


私はすべての人に、
私の施術を受けてほしいとは思っておりません。


マクドナルドのような誰にでも好かれるものは、
ボディワイズのような小さい治療院では成立しない。
現状の私ではマンパワーも、施術場所も、資金もない。
その制約を受入ずに背伸びをすれば確実に、早々、潰れます。


それに安易に私の施術の真髄部分は他の人にマネられるものなら、
早々にマネられて私自身の存在価値が消失することになりますし。
(安易に真似れば確実に施術者が体を壊しますから、誰もマネたくはないし、かなりの修行が必須ですし)
独自性を確保するというのは、
自分が活躍できるポジショニングをキープすることにもなるのです。




私の考えですが、
だからこそ施術を独自に特徴化させる必要があるのです。



世の中には独創はあまり思いつけるものではない。
施術技術にもすでに誰かがした既存のものがあるにせよ、
それを完全に独自のものと言えるほどの工夫をし尽くす。
様々な組み合わせを真剣にし尽くしていくのですよね。


だから必死に、
施術に武術を掛けあわせ物理や地学や生物学、
それにエネルギーワークや心理学にコーチングなど。
私の感性のツボにはまったものを組み合わせていく。


現状は、特に経済的には、
労多く益少なしといわれています。


ですが、誰かに何をしているのですか?と聞かれる喩え話で
何を作っているかしらないけどレンガを積んでいると応えるのと、
誰もが祈りを捧げる教会を作っているのですといえるほどの違い。
私の理想の最終目標には独自の技術が必要だと確信していますので。
それで続けられるというところもあるのでしょう。



やりぬく秘訣は。
施術のアイデアは、誰の言うことも聞かないのがいい。
自分が本当にほしいものだけを作るように絞り込む。



それで、いいんです。



結果的に、
自分が欲したものだから熱中して調べ尽くす動機になる。
それが高じれば世の中にないものをつくるハメになるのです。


私は、平準化を無視した個性的な技術が好きなんです。


自分が本当にこれが欲しいところにかかわりたいのです。



そうやって創ったものは自分で惚れ込んでいるもので、
同時に自分が創ったからこそ使い方のリスクもわかる、
責任も負える、さらに成果を引き出す工夫が容易です。



徹底して思い込んで創ったものです。
だから、そのようにできるのです。



そこがお客様に施術で少しでも伝われば、
冥利につきるといえます。
うれしいですよね。



そうじゃないと、私のところ、
ボディワイズへ足を運んでいただけることは起きない。



だって、そうじゃありません?


横並びで同じものを近所で提供されているなら、
わざわざ遠方に買いに来るというのも手間がかかる。


そのようなものは、
今のボディワイズには必要ないんです。
そしてボディワイズがそれを提供していてはいけません。


ただ日頃からきっちり施術書等手広く研究しているから、
知らないのではなくてできたいでもなくて、やらないのです。
ときどきどうしても自分の手持ちの自作技術でカバーできないと、
背に腹は代えられないという断腸の思いで他者技術を使うんです。
負けを認めて、いい勉強をさせていただいた気持ちになるのです。



それでは遠路から施術を受けに来て頂いているお客様には、
ご近所で受けていただいたほうがいいんですよね。。。
申し訳ないと思えてなりません。



私は日々施術に向き合い、
感じた不具合を発見し改善点を見つけたり、
新たな課題を得て調べだしてアイデアを生み出すようにしています。


私が自作で施術技術を生み出してくというのは、
結局は、孤独に一人で施術をしているんですから誰も頼れない。
私が特別な依存体質というわけではありませんが、
一人に耐えて道を設けるということが、
今生の私の課題のように感じています。




だから、、、私自身が持っているこだわりというものが、ございまして。
そこにあわないなという場合もあるでしょう。
そうであれば、早めにわかっていただけたほうがいい。



紹介でボディワイズのほうへお越しいただける方は、
そこの心の準備ができていないこともありますから、
見事に一回で終了ということもあります。 ^-^;;
私の方も施術院は多数ありますから、
他のソフト系のところのほうが合うでしょうとお勧めしてしまいます。


そうすることが、私にもお客様にも、幸せです。







話が、
はじめに戻ります。


『私の施術での圧が強いのか?』
というところが、いくつかあった質問のメインどころのひとつは、
結果として一回でも体験してみれば、耐られるかどうかはわかる。


文章や言葉や映像でも、
『圧の質』は、まったく伝わるものじゃありませんね。
たいがいが誤解をしている人が多いようだと感じます。


それに一度でもお会いすれば、
施術者の私との相性があうかどうかもわかります。


それがわかり予約順番待ちにお並びいただけるようにしたほうが、
お客様の立場なら、不安解消や馴染めるかどうかわかるでしょう。





一回だけのお試し一回コースなどは、
前向きになったほうがいいのかなと。
ありがたい広瀬様のコメントからも。


それほど多くのお客様が関心を持たれるようなこともないでしょうから、
月に1名〜2名ほどの一定人数、受け付けるという少人数であればいいのだろうかと。
考えてみたいと思います。 ^-^