昨夜、柳家小三治師匠の落語。うれしかった。

趣味で、柳家小三治の落語を
Youtube等で繰り返し聞いていた。
各演目を200回は掛け流しで聞いただろう。


たまたま新宿末広亭のホームページをチェック。
そんな柳家小三治が昨夜、寄席・新宿末広亭へ。



重要無形文化財保持者(人間国宝)の柳家小三治をひとめみる!
ずっとそれを夢に観ていたのです。 ^-^


ものものしき、他の出演者たちの
息の詰まる大物小三治の登場です。


やけに、
楽屋裏で「ドタン!バタン!」と、
ありえない快音を立てられている。


そこも、緊張感がうれしい、いい。


きっと映像化されるような場合は、
絶対カットされるようなシーンも、
その場に行ったから感じ取れます。




実際に柳家小三治師匠が舞台上に。


私にとって、
映像の視界からリアルな3次元へ。
不思議なほどに、リアル感が薄い。


落語好きな知人が、
柳家小三治師匠の体調を気遣っていた。



私も気がかりでした。
きっとご苦労があるだろうという様子。


それは私にも手に取るようにわかった。


仕事上は施術をしているものですから、
いくつかの身体的改善点を見つけられ、
私が施術をさせていただければ・・・。
^-^;
まじめに、思いました。


最近は、体を芯から若返らせること。
そのようなテーマを持って研究して、
あーしようとか、こーしようとかを、
遠方から観ても察しを付けられるようになってきました。


たとえば昨日は、ざっくりと表面上観てみただけでも、、、。
呼吸器周りの気の交換を制限しているところを拭います。
背中の上方肩甲骨内側にできたコリコリがあるようです。
みぞおち部分の力感をつけるために股関節の入れをよく。
そのような代表的なところだけではなく、
他にもいろいろと手を尽くしたいところ。
つまり深部に埋められた硬さを見て取る。
そんな因果な職業病的な、鋭い観察眼で、
つぶさに見つけてしまう。


7〜8回ほどの施術で、
声の張りや艶を出しやすくなるはず。
体内でそうさせないブレーキを踏む、
抑制因子があるのは、
私は歌手や俳優の施術をしたことで、
意外に熟知しているからわかるので。


ただ体質的に安定状態へと移行する。
そこは、かなり根を詰めないと。。。
そのことも実感し、しんみりしていた。


顔の広く人望のあつい師匠ですから、
最高の医療スタッフがいるでしょうし、
施術をしてくれる方もいるのでしょう。


でも筋膜リリース屋さんという一風変わったところ、
お声がけしていただければ、
私のプライベートタイムを削ってでも、
足を運ばせていただきたいところです。 ^-^


私に施術をするものとしての知名度がはないのが、残念至極です。
噺家の前座等務められている人が来てくれて、
そっからつながっていかないものだろうか?


お客様のT様が、以前、落語体験入門をする芸能花伝舎という場を教えてくれた。
2015年6月13日(土)〜2015年9月5日(土)
落語体験入門 第24期〜落語のお稽古を体験してみよう〜 芸能花伝舎
http://www.geidankyo.or.jp/12kaden/experience/index.html


平日開講ならば、私は無理をしてでもいきたかったのだが。。。 -.-;


そんなところを取っ掛かりとして、
突っ込んで柳家小三治師匠の施術ができればと
ずいぶん図々しいことを夢想してしまいますね。



私に柳家小三治師匠を観てきたと教えてくれた方が、
師匠の声が弱々しくなり響きがなかったのだといい、
私の映像の中の師匠と、現実界での師匠のギャップ。


私は師匠の舞台を見たいと思いつつ見れないできた。
それは、そのギャップを認めるのが怖かったからだ。



いつまでも20代の元気で、
というのは望まないにせよ、
上顎と下顎のぶつかり合い。


ずっと、達者でいてほしい。


ですが務められた舞台では、
機転の聞いた軽妙な語り口のセンスのよさ。
趣味の広さに楽屋内の和気藹々とした感じ。
そういった気持のいい和やかな気持ちに。


話の枕が半ばも差し掛かれば、
人間国宝柳家小三治から、
噺家柳家小三治になった。


引きこまれていく。


他の観客もそうだ。


やっぱり、柳家小三治は、
ウキウキしてくる。 ^-^



勇気を振り絞って観に行けてよかった。




昨日の演目。

柳家小三治  「千早振る」