知っている人は、知っている。
上の図の(a)と(b)を比べると、
(a)のほうが黄色のボックスで囲まれたラインエリアは広いでしょう。
そしてもちろん、頭蓋骨に付着点があるから(a)のエリア内の僧帽筋。
それはすべて首の筋肉なんです。
みぞおちの裏辺りから首の筋肉が伸びているわけ。
大きいよね。広いよね。
首の筋肉って。
だからものすごいパワーがあるのが首。
この筋肉を余すことなく使うには、
肩甲骨が肋骨から浮き上がる必要がある。
(b)図が自分の首だという感触を持つ人は、
肩甲骨が肋骨にベタづいている人が多いのです。
肩甲骨が左右に開きすぎていたり、上に持ち上がる。
それでは僧帽筋が首の筋肉だといえるような実感がわく動きが不可能。
そのような設定で生活をしていると、
肩こりや首こりはもちろんのこと、
姿勢のみばえが老化したようになって悪くなったり、
起立筋の緊張が横になっても抜けなくて大変です。
体の重心だって、臍下丹田からずっと上にずれて上がってしまう。
後頭部がしっかりと背中に重さが乗せられているかどうかというのも、
僧帽筋の動き出しを良好にさせる重要なチェックポイントです。
それに肘の位置が整えられてしっかり脇が閉まっているかどうかも。
研究してみると、
すでに体幹力が育っているならば
頭が楽に支えられるようになります。
そうなると、かなり楽しめるんですよ。
頭って、中空に浮き出す感じがする!って。