父のお墓参りという施術修行

皆様、帰省なされた方々はお墓参りへいってきましたか?


私も昨日、
どうにか父親の墓参りに。


昨日いく予定でしたが、雨で延期。
雨の中を道無き道を歩くのは、
相当にきついので。


西小山駅から乗り継いで成田線香取駅


実は前回、香取駅から降車しようとしたところ、
ICのみで乗降可能な駅だったんですね。
それを知らずに愕然としたことがあった。
佐原に戻り、死ぬほど歩いてひどい目にあった。
そのおかげで佐原の裏道などにも詳しくなった。 。。


そんなことがありましたから、
しっかりSuicaを利用して乗降。
どーだ、これで文句はあるまい!まいったか!!
(なんだか、虚しい・・・^-^;)



まずは香取駅から香取神宮へ。


途中、神道山という古墳地帯。
神社付きの古墳群に立ち寄る。
前方後円墳があった。


さすがに蚊が多くて。
久々に大量献血です。
「ここにいたのか!」
という悲惨な感じ。


古墳地帯は、
里ではみれない、
珍しい虫や節足動物ヒルなどの軟体動物が多数生息している。
それらを見つけるとビビるのだが、今日もまた、見てしまった。
口にできないようなものが! ^-^;


そんな予定外の寄り道をしつつ1時間をかけて香取神宮へ着く。


末社を含めお参りを済ませ、
おみくじを引いて、鹿園へ。


以前、鹿園が香取神宮にもあるのだと聞いたとき。
詳細は語りませんが、ショックを受けたことがあったので
絶対にどのようであるかを確認したかったのです。


今は、しっかりキャベツをごっそり与えられ、
実に平和そうに多数の鹿たちが暮らしていた。
保護管理なさっておられるボランティア風の女性三人組が、鹿園の前で作業をしています。


それをみて安心しました。 ^-^
本当に優しい方々がいるものです。


多謝。




香取神宮境内内の入口近くのベンチに腰掛ける。


そして先ほど引いたおみくじをあけたら、
するとちょうど神宮上空に虹がでていた。



写真では虹に見えないけど、この湾曲線がレインボーカラーでいろどられています!.png
あまりにも見事に虹色が消えていたので、写真をお見せするのも気がひけるのですが。^-^;
真上を見上げて写真撮影をしました。
丸くなった曲線部分が、実は、虹色でレインボーカラー!!
肉眼では、そのように見えていました。 ^-^



縁起がいいです!!!



これから一時間以上かけて、
下小野妙香寺というお寺へ。


いつもは国道55号を利用して徒歩で渡る道を選んでいたが、
とにかく歩道が草木で覆われて車道に出ざるを得ないとこが。
その脇を巨大なトラックが通る、暴走自家用車も走り抜ける。
そんな危険地帯がいくつかあるので、そこは避けたいと思い、
他の道を模索していた。


グーグルマップで調べると・・・。


農道ばかりを通る怪しい指示を出す道が見つかりプリントアウトへ。
目印らしい目印は、畑に囲まれたなかでは期待できるものではない。
迷子になって当然です。


はじめから迷子は覚悟の上で出るしかない。


今回は、いつもと違ったルートを通るオリエンテーション



神社仏閣巡りをする時限定ですが、
徒歩で汗して苦労してからたどり着くのが好きです。
神社仏閣のお参りは、わざとそうしていたりします。
なんだかさっといってサッと帰るというのもいいが、
必死に現地にたどりついたというのも、いいだろう。
拝殿で手を合わせる瞬間に、ほっと。
『たどりつけた感謝』が芽生えます。



ただ、今日のは特別しんどかった。



周りは田んぼばかりのルートです。
現在位置を知る手立てが一切ない。 ^-^;


野生の勘しか頼ることはできない。
ヘタして手間取って迷子が続くと、
街灯が一切ないところばかりです。
まじめに帰れない野宿になります。
イムリミットが、日没までです。


都内での迷子では味わえない恐怖。 


ただ野生の勘が鋭かったのか、
神様のご駕籠か。
疑心暗鬼で迷いつつ歩いたが、
最短ルートをきっちり歩けた。


香取神宮で虹がでたおかげか?



妙香寺にて
お線香を父のお墓と数件の縁あるお墓にも。
これで役目が終わり、ほっとしました。。。



帰りは国道沿いの慣れた道を利用した。
帰りのバスの時間がギリギリのライン。
やはり時間が読めないのはきつかった。
というか、、、
疲労がピークに差し掛かっていたのか、
気づいたらいつもの道をひたすら歩行。
帰りのルートの地図を観ていなかった。^-^;


そして佐原香取を通る高速バスで東京。



私のお墓参りは、どこか修行僧のよう。



あれほど必死な顔をするのは、
我ながらめったにありません。



今日は6時間ほどの歩きですが、
かなりしんどく感じました。
本当に鬱蒼とした森に入り遭難した感じも。
数カ所がものすごいプレッシャーを感じた。


脳をフルに使って道が合っているかどうか?
必死にチェックしまくってみても、不安で。
そうなるとスタミナを大幅にすり減らして、
想像以上に疲労が蓄積していく。


メンタルをタフに書き換えたい。
こんなときに、
「困ったことは起こるワケがない!」と気楽でいても、
いつもの私なら絶対にたどりつける能力はあるはずだ。
今まで何度も神がかった感じになりルートを嗅ぎ分け、
気づけば目的地に不思議とついていたことがほとんど。



それなのに実際は気ぜわしくなり精神疲労が積み重なり、
そこからくる筋弱化による軸ズレから肉体的ダメージが。



都内での6時間散歩は、まったく楽しく歩けている。
愛用する都内の地図があればどこでも行けるだろう。


都内では目的地にたどり着いたら交通機関を利用して帰宅もでき安心。
それが香取の街灯のない地で真っ暗闇の行軍をかつてしたことがあり、
側道から足を滑らせて田んぼに落ちたりもしたからひどいものだった。
そのときのことが脳裏によぎり、必要以上に気が急いてばかりだった。



体を整え直すことも課題として感じたが、
メンタル・タフネスが大事だと痛感した。
すばらしい課題をいただいた感じがした。


話は逸れますが
その感性が、私の施術の仕事の最強の強みなのです。
他では気づき得ない道を嗅ぎ分け得る集中力と柔軟性の全ては。
それは何を隠そう、アバウトな内容の地図で遠距離散歩をする。
そこから培われたといっても、過言ではありません。


遠距離散歩をする前と後では、施術技量は天地ほどの差がある。
3次元的な位置関係を読む力、鳥瞰する力、計算力能力などは、
目的地があり地図がアバウトなものしかないときは絶対必要だ。
その右脳で道を読む力は、右脳で施術をする力に、生きている。
個人個人の千差万別の人体の地図を読む力。
些細なご本人には気づかないヒントを得て、
100も積み重ねて観ることでスケルトン化した人体を眺めている。


それができない者が、深層筋をリリースすることは安全性を欠いて、
結果も良好なものではないということは、それが見えるようになり、
はじめて気がついたものだった。


施術での些細な一手まで、統制が取られるならば安全に前進するが、
正確な像が見えていなければ、深層筋を解くことは危険極まりない。
米粒ほどのしこり化した靭帯。
そのようなものまで嗅ぎ分け、
それをサッと拭い去ることを、
一回の施術で数百以上も行う。


それだからお客様が自分の体は変わっていないようだというが、
お客様が変わっているところを見つけてないということであるか、
今まで蓄積なさった筋負担量が多くて感覚の麻痺が進んでいます。


私と肩を並べる施術者や感性の鋭いものが施術を受けたときには、
体の内側が機能的に使えない状態にあった部分を嗅ぎ分けて書き換える技が深層筋を緩める意義があり、
自身の感覚が積み替えられる状態にあることに気づいてくれる。
ただ体の外形から見ていく力しか普段使いの生活では使えていないため、
その分野でのセンサリーアウェアネス的な感性を持つものは少ないですが、
そのような方に出会えて施術の質の良さを評価されるとき。
ほんとうに、うれしいものです。
大きな力を施術中では掛けます。
ですがそれは小さな力を多方向に向けて発射して積み重ね、
大きな力にしたものであり、大雑把な発力ではありません。
複雑に意図された力が交じり合い分かれつつ圧を生みます。


精巧な人体の狂いは、大雑把な力では解けないのです。
知恵の輪を解くほど、知恵の輪をひねる方向や外れる方向を読まなければ。
単なるマッサージで、リリースできるような案件ばかりを扱うものでなく、
日々の仕事で複雑怪奇な臨床で鍛えられるならば、大胆さと繊細さが必要。
その意味は痛感できることでしょう。


だから私と同じ像かそれ以上に詳細に見えている先生方の手は、
やはり私も気づくもので関心、感動して見て取れます。
そうでないようなときには、雑なことをしていると感じている。
もっと、もっと、しっかり奥のヴィジョンを把握してみよう!
そんな言葉をかけたくなるが、このヴィジョンを得ることが、
即、施術に繋がる奥義のようなもので、
それぞれが独自に工夫して得ていくしかないのでしょう。



それもあって、
わざわざ迷子になるようにして、
右脳を揺さぶる訓練をしている。
変わっている趣味ですが、
異様な確率で正解を直感で得られる。
それは裏にしたトランプを見て、
その数字も当てるが、
ダイヤとかクローバーとかも当たる。
ESP能力が磨かれるようなものだ。
自分の中で感じる違和感や整合感から、
それの解を得て正解を出し続けていく。
眉間で感じたり、
筋反射でみたり。
それが仕組みだ。
そんな体質を培うには、長距離散歩はもってこいだった。
適度に疲労して意識が思考停止に近づいていく。
そこでは右脳で嗅ぎ分ける感覚が鋭敏に働く。


このような施術力の向上法もあると参考まで。 ^-^





世の中には小さな力で解くゴッドハンドもいるそうですが、
私は自分の現状のやり方が現代日本人に合ったものであり、
その素晴らしさを信じているので。



近く施術活動に邁進する時間を休め何をすべきかを再考すること。
そして施術をする側ではない別の道で意義ある仕事を模索したい。
そのようなことをしていかねばならないという内容のおみくじが、
香取神宮で授けられました。


私が胸の内で固め描いた内容を見透かされ、
「えっ!なんで、なんで??」という思い。
それと同時に最高の勇気づけをいただいた。
感謝してもしきれない。


おみくじには、身に付ける縁起物が付く。
私がひいたのは米粒2つほどの大きさの『おかめ』さんだった。
いつもほがらかで笑みを讃えていなさい。
そのようなメッセージ。
最大に苦手とするところだが絶対に必要なところだ。
そこもズバッと助言されたかのようだった。
見透かされた。。。 ^-^



最後に余談だが、
散歩途中でいくつか見かけた光景で気になったものがある。
太陽光発電パネルが敷き詰められて発電している休耕地が増えていた。
10ヶ月前に行ったときにはなかったからちょっとびっくりしました。
売電して利益を得るということでしょうが、
売電価格も一定しないリスクがあるのです。
そんななかでも
持続可能な発展を遂げる太陽光発電に投資。


素晴らしいですね。