書籍紹介:『アレクサンダー・テクニーク 完全読本』

先日、私と同世代の母親を持つ方が女性のお客様が、
「姿勢について書いてあるわかりやすい本はないの?」と質問。
「自分の身内にはなかなか体の使い方の説明が通りづらいよね〜」という話をしていました。


身内以外の者から習うときにはなぜか真剣ですが、
身内、特に子供から習うときにはそうはいかない。


そこはどこでも定番の決まり事のようです。 ^-^


そうなんですよね〜。


姿勢の保ち方や所作の振る舞いについて、
どのようにすれば快適で体に負担が残りづらいのか。
高齢者向けに解説してある本はないものだなと思う。


もしかすると、これからは高齢者が大半となります。


だったら!


徹底的に高齢者にやさしい、
姿勢のノウハウを平易につたえてくれる本が出版できれば売れるんじゃないの!


内容は学術的なものを最低限を踏まえつつ、
(ただ立ち方ひとつ取ってみても諸説が相反する論も多いいから、
最終的には、著者の責任で有用性が高く安全性も加味されたものを選択して)


私としては日本の小笠原流やら古武道で培われた、
しなやかさと肉体的な機能美が全面に出た内容で。


あこがれの対象になりそうな先生を解説者として迎え入れて、
親しみを込めた言葉で語りかけてくれるような対話形式で。


そして明るい未来をしっかり描き切って。


ついつい引き込まれるような工夫を凝らした構成であればいいんじゃないかな。。。



そんな気がしてなりません。



高齢者向けとはいえませんが、
気になるアレクサンダー・テクニークの解説本を図書館から借りてきまして。

図書館で予約してお借りしたのですが、5ヶ月待ちでした。


すでにアレクサンダー・テクニーク関連の本は、十冊以上を持っている都合、
私には目新しい内容があるわけではありませんので。
この度は、こちらの本を買うのは躊躇してまして。


でも立ち読みで終わらせるには、ちょっと惜しい本。 ^-^



アレクサンダー・テクニーク 完全読本
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内容紹介


アレクサンダー・テクニークとは、私たちが日常生活の中で蓄積しやすい物理的・精神的な緊張を低減するために、
体の使い方や姿勢、動作を改善する方法です。
効率的に体を使うことで、
心身を健康に導き、病気であればそれを和らげるための前向きさを得られることが、
世界中の実践者によって明らかになっています。
本書は、100年以上の歴史があるアレクサンダー・テクニークについて、
その成り立ちから活用法までを網羅しています。
アレクサンダー・テクニークに関する最新の知見も含まれており、
まさに完全ガイドとして、あなたの健康にきっと役立つでしょう。
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こちらの本。


写真が多く、良好な姿勢と不良姿勢を並べ、
版型も大きいから見やすいしわかりやすい。
そのようなところが好印象。


ただそのぶん値段が2700円+税とお高い感じです。^-^;


あとは他のアレクサンダー・テクニークでは、
ページ数を割いて解説してある高度な概念も
コンパクトにまとめられ読みやすく、すっきりとアレクサンダー・テクニークの全体像が理解できる。
もし詳細を知りたくなったら、他書にある詳細に解説したものを読めばいいという入門編とも思える。




ただ、、、
もし私の母(83歳)に手渡したとしたら、

絶対に興味関心を持つことはないだろうな。


 ^-^;



少し話がそれますが、、、


私の知り合いからお聞きしたのですが、
世界的コーチとして知られるアンソニー・ロビンズ。


そちらのアンソニー・ロビンズのセミナーに通ったことのある方が教えてくれました。
人生において何を大事にして生きるか。
アンソニー自身が数年前に作った優先順位の表と、
現在のものとが出てきたそうです。


以前のものは「夢・情熱」のようなことが1位だったのが、


現在のものには「健康」と書かれていました。
とのこと。



つまり 



夢・情熱 < 健康



という答えが出てきました。
私には意外にも思えました。


外見上、アンソニー・ロビンズは屈強な男性。
ちょっとやそっとじゃ、へこたれなさそうです。


ただ本来は繊細極まりない性格の持ち主なのでしょう。
そんな素養に慢心することなく、
日々の体のメンテナンスを手抜かりなく行なっている。
そのような実情も伝え聞いております。


病気になったら病院に行くというレベルではなくて、
健康を維持促進させることこそ価値の高いものだと、
生きるに必要な優先順位を徹底しているようですね。


夢や情熱はかけがえのないものだとは知り尽くしている。
ですがそれをかなえるのにも健康といういしずえが必要。


そのことを、身にしみて気付かされたことがあったのでしょうか。


お金がいくらあったとしても、
健康を失えば取り返しがつかないことにもなりかねない。
確かに、エイジングケアを必要とするお年ごろになった自覚を持ち、
賢い優先順位づけをなさっておられますね。


そう、感心いたしました。