建築生物学のセミナーを受講してみて

建築生物学(英語 バウビオロギー:ドイツ語だと バウビオロゲー)。
あまり聞き馴染みのない言葉です。


一昨日前に、池袋でセミナー参加して勉強してきました。


人体には自分の体、
そのものからくる問題というものもあります。


それに対して環境からくる影響というものもあるのです。
それはたとえば、


地面の下からの影響が及ぶジオパシック・ストレスに水脈。


高圧電線や家庭の延長コードや携帯電話からなどの、電磁波(高周波、低周波)。


そのようなものに焦点を当ててみるないようのセミナーでした。


たとえば、高周波の人体に与える影響について考えてみよう。
高周波は、携帯電話からもでていますね。


人は大雑把に見れば周囲に電気が流れるならばそれを受け取るような仕組みになっています。
落雷が人体を貫くというのも、
ほとんどが水分で出来ている人体だから起こりやすいのでしょう。


携帯電話で情報を送受信したとき。
どれほどの高周波が発生しているものか。
それを測定器を利用して見せていただきました。


すると、一気に「ピーィーーーーーー」という高周波が多量に発生した状態を示しました。


人体をミクロで見る。
情報をどこでやりとりをしているものなのか。
どのような連携が基礎としているものなのか。


そちらを考察すれば、「細胞間のやりとり」というものがあるでしょう。
隣り合う細胞同士、10〜15mA程度の電流を情報伝達メッセージとして使っている。
つまり細胞とは、隣の細胞に情報を伝達するために電話をかけているようなものです。
それも10〜15mA程度の微弱な電圧を利用したやり方で成立させているものなので、
もしここで倍の電流が流れてしまったとすれば必要な情報を送受信できなくなります。


そのような状態が携帯電話をかけているとき、起こるわけですね。




携帯電話をかけた瞬間、
メールを送った瞬間、
容易に数倍どころかそれ以上の電流が体内に流し込まれて、
細胞間の免疫系・ホルモン系その他の情報が乱れてしまう。
なかなか興味深い仕組みになっているのですね。


携帯電話や電子機器などの使いすぎには注意が必要。
改めて実感しました。。。


リスク低減をかなえる情報を集めて賢く自衛するしかありません。




あと私はまったく普段気づいていなかった視点でしたが、
ソーラーパネルを自宅の屋根に設置して発電している際には。


それはものすごく良いエコなものだなと思っていました。


ソーラーパネルによる発電。
私も余裕が出ればやってみたいなと思うものでした。
ですがソーラーパネルから発電された電気が流れる電線。
こちらには電流が発生したときには、
その電線周囲には電場と呼ばれる電磁気的な乱れが生じる。
方位磁石(コンパス)を近づければ、
そのときに針の動きが乱れるような状態になるということ。
そうなると人体にも、上記の携帯電話をかけたようなとき、
知らぬ間に流れる直流の電気ではあるが人体に影響がでる。


そういわれれば、、、。
ソーラー発電をし始めた方が、体調が変調したという話を、
私は個人的に聞いたことがあった。
免疫系が忌憚に劣化したようなことをいっておられ、
いままで風邪を引くことがなかったのだがと言っていた。
私には、そこまでの理由がわかっていなかったが。
日中にソーラー発電をして流れる電場に影響され続ける。
定年後に自宅に居る時間が長い場合などや、
ご家庭の主婦の方には気をつけたいところ。
そのように感じました。


もし私がソーラー発電を自宅の屋根で考えることならば、
そのような点を理解している施工会社に頼みたいですね。



そのようなことを筆頭に、
特に「寝る場所」、「職場」、「トリートメント(診療所)」。
こちらの環境を積極的に改善していく意義を伝えてくれました。


特に私は施術をしているのでトリートメントをする場。
そちらが建築生物学的に優良な状態であることが、
お客さまにも体が改善しやすくなりますし、
施術者も疲れづらくなるということです。


ドイツでは、現在では少しずつ建築生物学士(バウビオロゲ)という専門職が、
さまざまなチェック項目が協会で規定されたものをクリアした優良な治療場かどうかを調べ、
規定をクリアしたらその証明書を発行しネット上でそのような証明書を提示できている治療所を掲示している。


それなどはあらたなる集客の目安にもなるでしょう。
やはり環境がいいところで施術を受けたか、あまり考慮されていない場で受けているのか。
それで施術成果も変わってくると私は思います。


充実した内容のセミナーでした。


建築生物学。
いずれもう少し突っ込んで勉強してみなければと思える分野でした。