背負ったカイトを高らかに飛ばそう!


背中側の首の筋肉」エリアは、
どの広さの範囲を持っているのか?


という質問に対して、
首の骨があるところの後ろ、
頸部の裏側のみが背中側の首の筋肉だとお答えなさる方も多いものでしょう。


解剖学の勉強をなさったことがある方は、
頭骨後ろ側下部に付着する『僧帽筋』が全部首の筋肉という認識でしょう。


凧揚げのカイトのような形をしている僧帽筋


僧帽筋はカイトのように空に飛ばせ.png



僧帽筋は後方かつやや上方へ向けて飛ばすこと。
それで肩甲骨を肋骨から引き離し間を開けます。
そのときに両肩は、
なだらかに肩甲骨が腕の重さを得て下げられていく。


僧帽筋は凧揚げの凧を後方へ上げるかのように空中に舞わせること。
まさしくそのような一度空に舞った凧は、ゆっくりと地面に着地するとき。
背中が落ち着いた状態になりおさまる。


胸郭の形状も正常化され作られやすく
横隔膜の裏面の付け根といえるのか、
大腰筋の付着部上端が少し上に持ち上がるため、
姿勢も中心軸が整えられていき
呼吸も楽になっていくだろう。


胸の前側で胸郭を長期間的に整えていくような設定はできない仕組みだから、
この僧帽筋の凧揚げは重要だ。


そこができていれば、
グラウンディングの体感を感じやすくなるでしょう。