背中に空気を入れるって大切なんですね!

昨日の施術でのこと。


バレエ教師から4年にもわたって、
マンツーマン制でバレエを習っている女性のお客様。


数年に渡り施術を受けていただいているお客様で、
お体の動きはバレエレッスンを受け続けてもおられてますので、
着々と状態は上向いていっていることが私には手に取るように分かります。


もう一歩、先へと進めれば化けるはずだろうと。
そう期待していました。


ここでの化けるとは、
「自然体で立つこと」を意味しているのですが、
実際はそれができるって本当に難しいものです。
ほんとうに重箱の隅をつつく感触で、
私はその状態を感じ取りますから。


一般の方には、その一般の方では十分なレベル。
動きを極める方には、その方に十分なレベル。


それを私の胸の内で設定しております。


バレエレッスンをなさっておられることも
しっかり自身の体を隅から隅まで整えて動かしたいという思いからだとおっしゃられますから、
すると、動きを極める方のレベルを得たい方だとお見受けいたしますので、
点数がかなり高めで合格点となるものです。


そういった高いハードルを設定させていただいています。


だから、、、、
私がこちらのお客様の立ち方を手直しをしなかったのは、
長いお付き合いでも、昨日が初めてです。 ^-^ v
ついに、やったね!と感動。


そんな私の内心をよそに、


本人の表情を見ると、
あまりにもあっけなくそっけなく立っておられるのです。


^-^; すごいことなさっておられるという自覚がなさそう。。。


その姿は、まさに地面との付き合いを理想的にかなえて、
自然との交わりにムリやムダや無茶がない。
手本と呼ばせてほしいレベルでした。



私が町中で歩く人を観て、
「この人はすごいな」と感じられる人は、
ほんのほんの一握りです。




なぜ、いきなり私が立ち方の手直しをまったくしない状況になったのか?


理由は教えていただきわかりましたが、
記事にする合意をいただいていないので
詳しいことをお伝えできません。


それが残なんなのですが、、、。



ざっくりと、だけお伝えさせていただきます。



先月にそのお客様が体に負担を感じ私の施術を受ける来急性があって施術をさせていただきました。


一度の施術で、ここまで改善できればいいだろう、というところまでリカバリーできました。
わりあい深部にまでかなり強烈なこわばりを仕込んでおられた様子でしたから、
痛みや不快感も強くなっていてバレエレッスンを受けるのもしんどかったところでしょう。


そして別れ際に、
私が「まだ、ムリをしないでおきましょうね」といったからか、
それ以上にご本人が慎重派で安全第一だったからか。。。



次回のバレエレッスンを受ける際に
お客様は負担をかからないメニューにしてくださいね!と先生にリクエスト。


バレエ教師をなさっておられる方は、
その要望に応えて、
背中で呼吸をする」というレッスンに体を慣らす準備運動に取り入れていただけたそうです。


丁寧に、骨盤部や腰部や背部などを5箇所ほどに分けて
それぞれ時間をかけて順々に背中の意図する部位へ呼吸した空気を送り込む。


あとで気づいたのですが、
お話の内容をお伺いしてだいたいはわかったつもりになりましたが、
どんな感じでやってみたのかを「実演」してもらえばよかったなぁ。 ^-^;



それを幾度かのレッスンのはじまりになさっておられたとのこと。


もともとそのお客様は、私が施術前に立ち方を手直しをさせていただくといっても、
微調整ですませられるところまで上り詰めていた方です。
わずかだけ私の手で、「こっちですよ!」と腰部を吊り、
それでほぼほぼOKでしたから。
私が夢見ていた自然体で立つ状態には非常に接近しておられました。



ただ最後の最後、
いつも手直しをされるのは気分的に嫌なものですよね。
かなりいい感じになってるよねといわれつつでも、
私だったら、やっぱり、また手直しされたか、、、。


と、なってしまったでしょう。


そうであったものの、
ご本人の体調不良と、背中に空気を入れる感じのエクササイズに力点を置いたところが連携し、
ついに自然体を手に入れておられました。


私も腰部の後ろ側を浮袋を膨らます感じで膨らましてみて、
というアドバイスはしたことがありました。
ですがそれだけでは足らなかったのだということを教えていただき、
痛感させていいただきました。



背中の部分を幾つかにセグメント分けして
丁寧に手順を考えて空気をいれていくこと。


こちらのお客様は、
すでにグラウンディングがほぼほぼできていたから、
だからすんなりと体の中心軸の位置取りを変更するのも容易だった。
それも手伝っておきた奇跡のようなものだと思います。
体の軸の見当がついておられない方には、
ここまでのことは起こらないと思います。



ただ背中側へ及ぼす呼吸で胴体内部に息を目的箇所に入れて膨らませることの大事さは。
それは背中の起立筋側の伸筋を伸長させるエクササイズとして、
さらに積極的に取り組んでいこうと訴えて行くべきと感じます。


このやり方を少し練りこめば、
万人向けの健康法のひとつを
作り出せそうな気がしました。 



ちなみに、
この自然体で立たれているご本人の談として、
「3ヶ月後に今の立ち方が継続できていたら、自分でも認めようと考えてます」と慎重。


ただ、私は、一度でも、この一般の方が感じる立ち方とは異質な感覚を得られたことは、
すでに大きすぎる福音を与えてもらえているように感じます。


いくつも福音はあるんですが、
たとえば腎の気の活性化が当然のように起きてくれる。
すると今まで以上に若々しくという印象が際立ちます。
精力や体力も若返っていくんです。
この自然体で立てば当然そうなる。



老後の人生設計」も、長寿の相に背骨が変わる流れから、好転すると思うんですよね。 ^-^




このたびはこのお客様は、
一時的に体に負担を蓄積してつらい日々を過ごすほど頑張られてきたのです。
失敗を許容して進むことがなければ、伸び悩むことを知っていたのでしょう。
得てして失敗を取るかどうかの判断は、
本能の直感レベルがものをいいますね。
まさに今回は野生のカンを武器に開拓なさられました。





最後に余談ですが。。。
体が痛いぞーとなったときに、私のことを思い出して、
何かあればボディワイズさんにメンテを頼むから、とおっしゃっていただけました。
私といたしましても、そのような対応をさせていただくのなら
うれしいかぎりです。 m__m