合気道の見学に行って参りまして感じたこと


ボディワイズにお通いいただいているお客様から
技の確かで徳の高い合気道の師範に多田宏師範がおられると教えていただいておりました。



多くのYouTube映像で演舞を拝見させて頂きました。
そして
【 合気道 多田宏師範のお言葉 bot 】https://twitter.com/tadahiroshibot
という合気道の師範のお言葉を日々、拝読させていただくにつけ、
それで一度、道場の見学をさせていただければと願っていました。



吉祥寺月窓寺で多田宏師範の稽古をなさっておられるとホームページで知り、いってみました。


多田宏師範の稽古会についてお客様から道場内に入らないでも外から見ることができると伺い、
それで外から見学をさせていただいておりました。
道場外からの見学は見学も半ばを過ぎ
門弟の方に「お断りしたいことで、見学は道場内で」と教えていただきました。
それから道場内の見学場に場を移し、見学をさせて頂きました。
その節は非常に失礼なことをいたし、顔が赤くなる思いです。
申し訳ありませんでした。



多田宏師範の所作はやはりすばらしく、
体躯の四肢のつき方から使い方までが、
胴でよく統制が取れておられました。



稽古内容の素晴らしさがどう素晴らしいという言葉は、
私のつたない文章化能力や観察眼では誤解が生じます。
それにて述べることは避けさせていただきます。


ただ技への解説や意識の配り方は、ことごとく目からウロコが落ちる内容でした。
道場内におられる多数おられる稽古中の塾生への目配りや心配りも大変に細やか。
また多田宏師範のお人柄のすばらしさは、
稽古中の方々の真剣で闊達な、そしてほがらかにも感じる様子のみではなく、
無礼にも外から道場内を観ているような見学者にも丁寧に礼をして過ぎる姿。
徹底して礼のこころを込めて稽古に望む方々なのだなと思いました。



以前に多田宏師範の生年月日を調べた時があったのですが、
稽古を観ていると唐突に幾歳であられるかの疑問がでてきてしまった。


帰宅後に今現時点(2017-08-25)で 1929年12月14日 (87歳)と年齢を確認できた。


てっきり80代前半かと思っていたのですが、
87歳!!
(80代前半でも十分な驚きですが^-^;)


力強く稽古をつける姿を魅せていただき、
まさに狐につままれたようでした。




ここからは余談だが、
思うに、我が身が、、、
87歳に至るまで生き続けていたとすれば、どのような姿であるのだろう。。。
現状の私の体の作りや体の使い方などの持ち物や、
日頃のその道具の手入れの仕方では、
決して前向きに常に進みつづける姿が想像することはできない。


人間も、日々に及んで心を正し体を清め鍛えつづければ、
多田宏師範のような生きる道を選ぶこともできるのだろう。
魂が震えるような熱いものを感じざるを得ません。
篤く爽やかな多田宏師範にお会いして毎回の稽古を積んでいく。



このような感情を抱かせていただける実感は、
実際に肉眼で目前で姿を観られたからに違いありません。


すばらしい多田宏師範という御仁がおられましてと教えていただけて、感謝いたしております。