書籍紹介:『ビジュアルで学ぶ 筋膜リリーステクニックVol.1 -肩、骨盤、下肢・足部』と『ビジュアルで学ぶ 筋膜リリーステクニック Vol.2―頚部、頭部、体幹〔脊柱・肋骨〕』

一昨年前から書店の医療専門書が置いてあるところへ足を運ぶと、
気になりページをめくりつつも購入は見送っていた本があります。
(ついこないだようやく思い切って買わせていただきました!)



筋膜リリーステクニック系の本です。



先日、私の友達が「筋膜リリーステクニックってストレッチの一種だろ?
といっておられて心底びっくりしたのですが。


最近の筋膜リリースと題した一般書を覗くと、
そのような誤解を受けてもうなづけるところ。。。


でも、下記の筋膜リリーステクニックのシリーズは、
それとは違う世界の扉を開いて見せてくれています。




ビジュアルで学ぶ 筋膜リリーステクニックVol.1 -肩、骨盤、下肢・足部


内容紹介


筋膜の理論と治療法がマスターできる!
身体で最も大量にある組織は何だろうか?
その答えは「骨」でもなければ、「筋肉」でもない。「筋膜」である。
筋膜は筋肉、腱、骨、血管、臓器、神経を覆い、つなげ、包んでいる線維性結合組織のことで、
身体に何百または何千も存在している。身体の複雑な三次元ネットワークを形成しながら、
その伸縮性によって運動を促進させ、皮膚の感受性を高めるという役割を持つ。
臨床家は、筋肉や骨と同様に、筋膜についても理解しておく必要があるといえそうだ。
そんな筋膜への知識を深めながら、多彩なリリーステクニックが身につけられるのが、本書である。
筋膜リリーステクニックは、身体の弾力性や知覚感覚を回復させ、さまざまな疾患を改善させる。
CG イラストと施術写真が豊富な本書で、ぜひそのテクニックを身につけてほしい。
〔主なテクニックの動画が見られるQR コードを著書に掲載しています〕





ビジュアルで学ぶ 筋膜リリーステクニック Vol.2―頚部、頭部、体幹〔脊柱・肋骨〕


内容紹介
第1巻では、「肩、骨盤、下肢・足部」への筋膜アプローチを徹底解説して、好評を博した。
第2巻にあたる本書では、「頚部、頭部、体幹(脊柱、肋骨)」への多彩な筋膜リリーステクニックを収録。
CGイラストと施術写真が豊富な本書で、30 年以上、治療家向けの
筋膜リリーステクニックの講座を行っているティル・ルカウ氏のテクニックを
身につけてほしい。
前巻より約40 ページ増で、動画QR コード付。




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紹介させていただいた「ビジュアルで学ぶ 筋膜リリーステクニック」は、
テクニックが厳選されて掲載してある印象を受けます。


それゆえ紹介数は少ないものの、
成果が実感できる施術上の満足度が高いものばかり。
それらが丁寧にページ量をふんだんに割いて解説してあるので、
本を読み進めていくにしたがって
「そのテクニックをぜひとも身につけて直したい!」とモチベーションが高められて、
それから学び取れますし、なおかつ映像確認できる。


そして私もいくつかのテクニックを本書から学んで、
トライしてみれば「いいねー、これ!」というものも多くて。


特に私が気に入っているのはVer2に詳しく解説してある頸部(首)と頭部ですね。
とても参考になります。

 


蛇足的に言葉を重ねれば、


図版が綺麗で観ていて直感でわかるものです。
これほどわかりいい本はないものでして、
立ち読みをしただけでも私の頭にすっと内容が入って記憶されてしまうほど。 ^-^


<ビジュアルで学ぶ>と副題が付してあり、
施術のテクニック映像をネット上から参照できる点もうれしい特典。
スマートフォンタブレット等があればQRコードを読み取って、
いつでもネットで今読んでいるページの関連したテクニックを
プロ施術者の所作を確認できるほうがありがたい。


DVDが添付してあるという大盤振る舞いの本もありますが、
意外に添付してあるDVDが管理が悪くて紛失したり割れたりして、
観たいときにショックを受けるということもありがちなことですし。




個人的な考えで恐縮ですが、
施術関係の技術を伝える書籍には大きな欠点があると思います。
写真やイラストだけで技術を開設する本では。。。
施術をする際の時間進行やタッチの強弱等の細かい点が
いまひとつどころか、ときにはまったく伝わってこない。


私の頭のなかでは、「?。。。?・・・?」という感じです。


正直に私の感想を言えば施術実技の写真の掲載のみでは使いものにならない。
ほとんどのその種類の本から得た知識では、
理解不十分で未消化にとどまる。
危なっかしくて使う気になりません。


なかには施術の際に手をおいたシーンを詳細に矢印で解説をしてくれる
丁寧な編集をしていただける本もありまして、それは貴重です。
どこが初学者にはわからなくなるだろうなという疑問を察して、
事前に迷うような分かれ道に道標を立てて導いてくれています。


そういう本は比較的少数派です。。。



施術をする技術と施術解説をわかりやすくする技術とは専門性が違いますから、
施術の臨床家が著した本がわかりづらいのも致し方ないところです。
やはり施術の技術を解説するご苦労を積み重ねている方が書いた本のほうがわかりやすいのでしょう。


あとはまったくの前提知識のない初学者に教えている場合か、
それともある程度の基本知識や経験があるものに伝えるものか。
本を著す際の読者が誰かという前提でも違ってきます。
そこにまったくの前提知識がない者を含む場合には、
解説部分をどこまで平易な言葉にすればいいか等に悩むところ。


そのような筋膜リリーステクニックの専門書のなかでも、
施術を学び始めた初学者にも高い効果のある技術を懇切丁寧に伝えてくれる良書



そう言っていいんじゃないかなと思います。


もし筋膜リリーステクニックに関心がある人がおられれば、
医療書が置いてある書店で立ち読みしてみてくださいね。 ^-^