首や肩のコリほぐしは、手が硬ければ効き目、うす〜い!

最近、手を解かせていただくケースが多くなっています。


デスクワークをしているお客様、手を使い力仕事をするお客様。
花粉症を含めアレルギー性疾患を持っておられるお客様も「手が硬い」んですね。


そんな手が硬いことで肩こりや首こりになっている方々は、
どんなに首や肩をゆるめたとしても、早々にまた固まり出します。


手の腱・筋肉が緊張することで、
手先や指先という情報をつかむためのセンサーが正常に働くことがありません。
そうなると心理的にも落ち着きを失い出すんですよね。
するとついつい肩をすくめ首を緊張させて外敵から身を守る反射的反応へ及ぶ。


そんな手の使い方をしている人の特徴は、
手の屈筋群ばかりを萎縮させて手を使う。


そのような癖を持っているんですよね。


この手の屈筋を使って伸筋を活かさないかぎり、
このような負担を感じている人の肩こりや首こりの終わりがない。
逆算して考えれば、屈筋を使いすぎていて手を過緊張にするなら、
「伸筋を使おう!」という意識の目を開いて、
伸筋を使えだせば手の凝りが段階を経て緩む。


ほんと、バカの一つ覚えといえるほど、
「伸筋を使おう!」って、繰り返して言い続けるのも、そこです。


それがいつしか肩や首が緩められる結果を生み出すのです。



そこがもっとも考慮してほしいところ。
安定性ある挑戦すべき、改善の道です。



ただ、結果的に伸筋を活かせるように手を緩められたとしても。
手がすでに芯まで硬さが至っていたとすれば、その時点で問題。


腱が多重化した組織として構成されている特別な手が固まったとすれば
手の腱や筋肉の隣同士が密接して密着しているため、
手をリリースを施すにも痛みが半端無く強く出てしまう。


優しくリリースするというやり方を繰り返していけばいいではないかと。
そのようなアイデアもありますし、それは十分にやっても頂きたいもの。
ですが専門的にこの部位のリリースの仕方を学んでいき、
多くのお客様のリリースをした際の結果を知っているならば。


つまりしっかりレベル高くリリースを幾度かなされた者と、
そうではない方々とは施術後の様子には開きが大きいのです。


基本、セルフボディケアの一環で自分で自分の手を緩めるようなストレッチで十分に緩められる人は、
それでいいのですが。


そこをはるかに上回るダメージが蓄積している方々は、
セルフケアでは歯がたたないんですね。 ^-^;


だって、本当に手をリリースするのは、難しんですよ。
筋肉の流れを読むのはたやすいが、腱を正しい位置に収め、
腋下や肘周囲の神経の過敏になった問題が大きい部分など、
自分で行うには知識だけではなく勇気や根性が必要なもの。


おそらく私が自分で自分の手を凝り固めすぎたとすれば、
セルフケアマッサージでのリリースという手段は取りません。


で、たぶん痛みがあるのはわかっているが、
他者施術者によるリリースを受けることで、
ウソのように状態が改善することがあって。


たとえば花粉症気味の方が改善も早くなり、
というようなこともありますし、
呼吸が楽になり、神経的な緊張が募る手の凝りは精神的緊張も強いるので。
出足が鈍るという言葉がありますが、
手が緩まずに緊張性心理的圧迫感まで発展している人は手が出ないという、
新たなものへと着手するということ自体が苦手になるという傾向もあって。。。
そんなところも、緩んでしまう。


それも比較的短い時間で、です。


どんな雰囲気で私が手の凝りをリリースをしているか。
ワンシーンを載せておきますね。


手を解くことで、肩や首を緩める.jpg


手の表層や中層部のみを狙って緩める一時的なハンドマッサージであれば
痛みをあまり感じないか、本当に気持ちのいいというマッサージもできる。


ですが私は深層筋をリリースしようと言うのが合言葉ですから。


結果的にお客様に「痛いぞ!!」と言われても、
解いてしまうんですよね。


数日、痛みが続くこともありますが、効果は、Goodです。