ボウエンテクニックと自作てい鍼をつかったインパクト圧で、母の足の怪我の急場をしのぐ 


今日は、私が現在習っているボウエンテクニックの講習会の日。


本日で、ボウエンテクニックのあらかたのベースになる技術は習えたこととなり、
次回のモジュール7という回で、めでたく技術的な試験をパスできたら卒業です。



講習会が終わり、神楽坂の神社仏閣巡りをしてから帰宅したのですが。


私の母が、私の帰宅後に帰ってきたのですが、
なぜだかびっこを引くどころか、
杖をついて玄関を開けて入ってきた。


私:「えっ?どうしたんですか」


状況は、次のようだそうだ。


カラオケ店に遊びに行き暗がりの店内を歩いていたら、
いきなり足元が下方に凹んでいる場所があって。
転倒して右足部と足首が腫れ上がり熱を持って、
とっさに転倒時に支えようとした右手も腫れて。



この状態では普段の生活もおぼつかないほどで、
それどころか仕事にいくのも大変な状態ですし。



そこでとりあえず、
私がケアをすることにしました。


習いたてのボウエンテクニック。
膝、骨盤、ハムストリング、尾骨、仙骨、足首、呼吸器等、、、。
関連しそうなボウエンテクニックの手技メニューをフル活用です。 ^-^





それだけでは、私にとってハンドリングに難があるので、
自作てい鍼で、背中周辺と殿部筋のインパクト圧。
こちらを数か所、パンパンパンッと、ちょっと強めに圧。
そして右足首周辺というより、右膝も固まっていたので、
自作てい鍼を、4本くらい任意に患部に気を通すための経路に設置しました。





すると、患部の腫れが多少おさまりました。
そして、かなり強い熱を持っていた患部が、
ほぼほぼクールダウンしている状態になる。


あとはキネシオテープを利用して、
患部を保護しつつリンパの流れを促進させることに。


すると、、、
さっきまで壁をつたえ歩きだったのが、
すたすたと歩いてトイレに駆け込めた。


よかったですね〜。 ^-^





あと、自作てい鍼の使い方について、まったくの個人的な余談ですが。


2本の自作てい鍼を、ノミとハンマー的な使い方をして、
インパクト圧を発生させて、
手や肘でさえも溶けそうもないリリース困難な場所を、
さくさくっと解くという荒業です。
非常に現状のお客様の状態を大幅に底上げしていくための有効打になっており、
これがなければ、今日の私の母は、まだ足を引きずってしまっているはずです。


ただ自作てい鍼をつかってインパクト圧を生じさせる施術者側に、
意外なほど負担がかかる状態での施術を続けてきました。。。


自作てい鍼を振るうときに、
今まではインパクトを与えるハンマー役の自作てい鍼を握る側を操作するとき。
肘を固定で、手首のスナップを使っていました。
それは右手でおこなう操作が多いのですが、
やがて右手の中指の第二関節の周囲の靭帯が引きちぎれるような激痛が襲ってくるようになりまして。


「これは、なんらかの工夫をしなければ、続けていけそうもないな。。。」


と、必死に改善策を練っていました。



そして
二胡の音出しの基礎練習をしようと思って、
私が最近ずっと繰り返し見続けている映像をチェックしていると。。。


「あれ、、、左手の弦を押さえる腕は、
 あらかたいつも竿部分に直角か、それに近くなるようにしていて、
 肘の操作に、ずいぶん巧みさを感じられるな。。。」


そのようなことを感じていたんですが、
それが肘を上下させて前腕を竿に直角になるよう構えようとすると、
まったくうまいこといかないんですよ。
かえって弦を押さえる力がうまく入らなくなってしまって、
音がかすれたり、弦の異常なビリつきがでてしまったりと、
散々な結果がでてきて、迷宮に入ってしまいました。


二胡を弾いたことがない方、わけのわからないことをいってて、申し訳ないです ^-^;)


そのときの二胡を弾く際の、私の左手側の弦を押さえる手を意識しつつ、
自作てい鍼を使ってインパクト圧をかけるときに肘の動きの上下をつけ、
先程、母の施術の時に肘を意識しつつトントンとしてみたのですが。


ダメだなー。



そんなとき、気づいたのですが、
「あっ、この二胡奏者の演奏は、肘を動かしてそうに見えているが、
 実は、肩甲骨部分のローテーターでさばいていくと、肘が動いて見えるだけじゃないのか?」
 

そんなことを思い、
今度は、肘を固定で肩甲骨のローテーターする力を使って、
インパクト圧を創りだしてみたらどうなるのか試してみた。


すると今はまだ、微妙かつ精妙なインパクトをそれでは与えづらい点があって要練習ですが、
一発ごとのインパクトが、どれも母の体の芯へと深く入り込んでいった。


いつもよりもインパクト圧の手数が少なくても、
十分な成果がでているように見受けられました。


肩甲骨のローテーターでインパクト圧を創りだそうとすると、
圧を創りだす際に正確な基線を繰り返し規則正しく打てます。
その力加減は精密さを増すこともできるようになるでしょう。



修練を積んでいけば、とてもよく効きそうです。 ^-^





おそらく、正解へと一歩近づいたような気がしました。


自作てい鍼でインパクト圧を生み出すときに感じた右中指第二関節の靭帯損傷ぎみの激痛もかなり減少してくれたから。
それは非常にありがたいことです。



施術者自身が極端な苦痛を訴えるような操作をするときには、
なんらかのまだ未熟なところがある場合がほとんどです。
ただそれを自己解決していかないことには、
せっかくの貴石の埋まった原石を磨かずに、
価値をさげたままで居続けるようなもので。


体が壊れそうなギリギリまで粘りに粘って、
緊張感を高めて気づきをえていくしかない。


私は、
いいアイデアが天から勝手に降ってくるなんて120%信じません。
天はヒントはくれるものの、それを読み解く自力が試されるのです。




そこに楽しみと喜びと自己成長があるわけです。





それにしても、おそらく基礎をただしく弾かれる二胡奏者の映像を食い入る様に繰り返し見ていなければ、
最近、腕の操作がドツボにはまっていたので、冷静に腕の正しい動き方をたどるにたどれない状況でした。
いまだに二胡の基礎練に勤しみ続けていて、ろくに曲も弾けませんが、まじめに練習していてよかった。



また、いつかはボウエンテクニックと自作てい鍼の2つを取り持って相乗させるセッションをつくっていくことは、
実は、以前から考えていたので、その施術イメージはすでにシミュレートしておりましたから。


ほんと、それで今回は母の足の怪我の急場をしのいであげることができて、よかったです。 ^-^