薬効成分の高いものの摂取には注意確認が必要です。


今日は、80代の母の施術。



母は数日前、風邪をひいたとき。
以前に医者に処方された風邪薬を、
適当に服用してみたといいます。


「あっ、そうそう。こないだのお薬、残しちゃったからこれを!ラッキー ^-^」


というケースです。


そして姉が、風邪気味ならこれもいいんじゃないの?これも、これも、、、と。
薬効がこの時点で複合していく。。。


つまり訳の分からない薬効成分を多量摂取を余儀なくされて、
体が悲鳴を上げ始めていった。



母は風邪はなおったが、
別の問題が発生し出した。。。


ここ数日、消化器官が動きがきたんに悪くなり、
夜に寝付けなくなったり、
食べ物を受け付けられなくなった。


一口のご飯を食べるのも、
苦痛であったそうです。



薬の副作用に祟られたのですが、
それを追い討ちするかのように、
またまた「それじゃこれも!」と、
身体によいとされる精のつく強い栄養食を食していたようです。


するとさらに胃腸の動きの悪化がひどくなってきました。



基本、このようなときは胃に対して消化のいいものを摂取して、
消化器官の働きが過剰となった状態から抜け出るようにします。


白湯、白がゆに少量のおかかとうめぼしなど、
消化のいいものを食すのがベストでしょう。
体は栄養素が足らないのではなく、
栄養過多で消化に負担がかかる。
それに悲鳴をあげているのですから。


そのようなときにはフェンネル等の健胃によしとされるハーブ等はよしとして、
滋養強壮剤としての栄養ドリンクは、体に負担になることもありますから。





とりあえず、そのようなものでしたが、
それは風邪をひきやすい免疫力が落ちた状態に私の母がいたこと。


そこから最初の一歩が始まっていた。


それは膀胱経という起立筋群が固まっているということ。
背中に負担がずいぶんかかっている。
そこに胃腸全体の動きを抑制した問題があるように感じました。




いつも母は「自分は身体が不調が少なくてありがたい」というほどのことで、
私もありがたいことと、その健康に感謝しております。


ただ最近は私が忙しく仕事上の研究をしていて、
母の施術から手が遠のいていました。
そのことを反省しつつ、
母の施術を丁寧にしていこう!



それでお客様の施術が終わった後に、母の背中のリリースをしていきました。
3キログラム以上の重さのブロックも含め、有効な加圧をたくみに加えつつ、
2時間ほど緩めました。



だいぶ課題の起立筋群の硬化した部位を緩めましたから、
一気に呼吸はしやすくなったと思います。
背中の隆起部分が消えていきなだらかになりました。


もう少し施術回数はかかりそうな気がしますが、
とりあえずこの状態で数日体を馴染ませてから。
それから体の前面部位を緩めていきたいと思う。





肉体面は高齢化すると、このような突発的な悪状況に陥ると、
自らの回復力でうまく快調にというのはあまり期待できません。


どうしてもすでに若いコラーゲン組織の生成量がきたんに減少し、
神経系も情報量が絞られるだけでなく、
長年の体の片側に傾くような利き手優位の動きに脊柱の歪みは引っ張られてしまいます。



そして日ごろ元気だと自覚している人ほど、
このような状況は慣れていないため、
いったんそのような過酷な条件下に置かれると精神が参ってしまいやすいのです。


そこから転げ落ちるような健康的な不調。
そのようなケースは、よく私も耳にします。



精神的不安感も筋硬化を煽っていて、
相応の施術技量がないと解けないほどの硬さでした。
精神と肉体は車の両輪のようなもので、
どちらかがスリップすると両方もっていかれます。
そして負のスパイラルに乗るとややこしいもので。。。




だからちゃっちゃとリリースができてよかったです。 ^-^







あと薬の飲み方には私もあまり人のことは言えないもので、、、。
そこは反省しなくてはならないところがあります。


アダプトゲンとされるハーブのゴツコラとシャタバリを服用した人体実験を自分に課していたのですが、
量を摂りすぎていたため、まずい!とか胸がどきどきしはじめる動悸が出たり。


いままで筋肉痛による苦痛や、偏頭痛で吐いたり、
呼吸ができなくて寝込んだりなど。
研究をする際には必要なことと割り切ってやって施術技術を開発して行きました。
順風満帆なことではないくて、ひとつの技術を形にしてお客様に見せる段の前に、
99以上のボツネタがあって、それぞれに非常につらい反応をすべて受けています。


ですが、ゴツコラとシャタバリは、
非常に苦しい実験の3週間でした。


体に反応が出る以前に、まずくて、、、飲みたくなくて、、、。
それを押してハーブティにして飲み続けるという、
めったにない研究スタイルでして。


必死にそのころは料理本で、これをうまくとる秘訣をみつけようと焦っていたほどでした。



体の変化の好転を感じる前に、
なにがなんだかわからなくなってしまう。。。


これはおかしい!



ということで、量について小さじ一杯と書いてあった本を信じていたところを疑いだし、


私がゴツコラ等を買ったサイトを確認する。
すると「3グラムを一日一回ほど」となっていたのです。


ゴツコラだけで6グラム以上は摂っていたことに気づき、
シャタバリも小さじ一杯分の6グラムは摂っていたので。。。


明らかな摂取量を誤った過剰摂取による症状が体に出てしまい、
それを3週間ほど耐え続けていたとは。。。

  • .-;


それを知った瞬間、愕然としました。
異様に体が緊張して気持ちの悪さがぶり返してきました。
突如としたアレルギー症状とでもいいましょうか。


確かに3グラムにすると、動悸もおきませんし、まったく過剰な反応もなく。
まずいと言えるほどでもなく飲み干してしまいます。。。。



な〜んだ。。。そうだったか。


と勉強になったなと思うさなか。




ブログ「インドとミャンマーのハーブの紹介」https://ameblo.jp/in-men-herb/
のzukaさんというハーブを自ら作られて製品もつくっておられるかたに、
メッセージを送らせていただいたとき。


zukaさんのメッセージの件名に「3グラムなんですか?」というタイトル。


「あっ、やっぱり3グラムじゃ量的に少なくて効きが悪いということか・・・」
とダメ出しされるのかと思いきや、


zukaさんのアドバイスでは、ゴツコラは一ヶ月の摂取めどは20グラムですよ。
と、3グラムじゃ多いのではないか、という貴重なご指摘をいただきました。
(zukaさん、ありがとうございます!!!!!)



そしてこの指摘を受けたとき、
またもやクラクラする感じのアレルギー症状、
動悸がしてきて三半規管が体を立たせてくれない感じに。。。
2時間ほどは、足元が露骨におぼつかない感じがありました。



私も、そんなような格闘をし続けた昨今だったので。





母のこと、自身のことを思うに付け、血は争えないなと。


実感したところです。




結論。
薬効成分の高いものの摂取には注意確認が必要です。
過剰摂取はしないようにいたしましょう。