施術と同時に、その成果を補完して持続的に高められる滋養のあるものがあれば、、、

先だってのこと。

私がとあるお客様とともに鍼灸院に訪れたことがありました。

そのとき、そのお客様は、
自身の身体にあった民間医療上の体の滋養をあげるものを
別の専門家から処方されものを服用していました。


その服用しているものは、
訪れた鍼灸院の先生も合点がいく処方だったようです。

鍼治療が終わり通院間隔を指示するとき、
「間を空けても大丈夫だよ〜」というアドバイスをいただいておりました。

ただ私が他院へ付き添って、みていただくということです。
それは本当に特別なことなのでしてお客様の身体状況は、
そんなに悠長なことを言えるようなものではないのです。

ただ、うまく鍼治療と他の専門家が処方された滋養をあげる内服液とが
同じ方向性をもった治療アプローチをおこない相乗作用が映し出されていたのです。


通常だったら、症状が症状なだけに週二回は通わなければならないところだが、
間を空けても大丈夫だろうとまで言えるような様子になっていたのでしょう。
つまり鍼の刺激は、時期に放物線を描いて下へと落ちていくので、
その落下し切る前にまた刺激をあたえることで経絡内の改善変化を維持させることが治療なんですね。
そして今回は滋養のある内服液を摂取することで放物線を描いて落ちそうなラインを落ちないように補佐しているんだといいます。
だから治療間隔を空けても大丈夫だというのですね。


ただ不安は、、、
その鍼灸院に行く前に、私が施術をしてかなり筋膜部分のリリースが進んだ状態で急遽鍼灸院に足を運んだため、
その血流の滞りを改善させて気の運びをよくなった状態がいつものお客様の状態だと思われていたらまずいなぁと思いましたが。

 

ですが、そうであったとしても、
私もその鍼灸院の先生がおっしゃられる相乗し補完している作用があるため、
というところはお客様の身体をみている私にも納得のいく様子が見られていたので。
治療院に通院する間隔が開いても大丈夫だろうと思います。

 

そこで思ったことは、
鍼灸のような刺激をあたえて、それが経絡内を通る液を通じて体を直していく際に、
うまく他の内服液によりその経絡を通す力を保持させられるようであれば。
お客様にとって、通院間隔が延ばしても収まるような計算が成り立つんですね。

 

 

話が飛んでしまって恐縮ですが。
私も、去年くらいから、
ハーブをいくつか混ぜ合わせることで、
そのようなことができるだろうと考えていました。
色々と探ってはみたものの成果がでずにいました。
事実上企画倒れ化して頓挫していたのです。


そのようなおり、
私がボディワークのこころの師匠と考えておられる方が、
海外で興味深いコースに参加してきたといっておられました。

それは山に入り草木を積む。
そちらをホワイトリカーのようなもので溶液を抽出して、
効果的な薬草のようにして使えるようにという体験講座です。


あまり詳しいことはわからないのですが、
その講座を開いている方は、優れた能力を持った人だそうです。

患者にあった薬草を瞑想をすることで植物と感覚を通じてみつけだし、
その処方の仕方をもこのようにすればいいというインフォメーションを受け取って、それを施す。。。。
するとそのときの効果があまりに優れている。
驚くような好転が発揮されるというのでした。


瞑想して、即、植物と会話をして処方を聞き出すようなことが出来る人なんですね。
そういった方も私はおられると思います。

それは私のボディワークの師匠のお墨付きですから。
どれだけその師匠は感性も優れてはおられますが、
それにも勝る調査の徹底をしておられる方です。
私の何十倍も慎重に調査するタイプですから信頼がおけるのです。

 

講座の開催者は薬草と患者との間を行き来してベストマッチしたものを見出して、
すぐれた処方をすることができる。。。
そしてそれは繰り返されている。。。

残念ですが、
私にはそのようなことは、
現時点で逆立ちをしてもできません。

自宅にて育つハーブへ、一方的に「今日は天気いいね!」くらいは言えますが、
ハーブからは「・・・・・」です。 ^-^;

植物とも友達になれる繊細さ。
非常に羨ましい話です。。。


私にもできることといえば
中医学の《弁証論治》や日本漢方の《随証療法》のような分析的な手法を用いて、
お客様の様子をつぶさに教えていただいて、
状態をひたすら正確に汲み取っていくということでしょう。
その末に必要なものを割り出していくというものです。

 

ただ、、、現状私が中医学の専門書を開くと、
漢字が読めなかったり、
単語がわからなかったり、
まさに文字を見ても映像化した流れが脳裏にでてきてくれない状態。

いままで一般書に毛が生えた程度の中医学の本しか目を通していなかったことに
嫌というほど気づかされています。

とりあえず、そういうときには。
意味内容は特別わからないでもいいから、
テキストの文字をひたすらにノートに手描きで写していきます。
指が痛くなるくらいに。

それで少しずつ馴染めるようにしていこうとします。

いまは、ほんとうに時間的余裕がふんだんにあるわけではないので、
「脈診のテキスト」の表だけを手描きで、写し書いている状態です。
写している文字が意味が理解できずに暗号のような気がしてきます。

ただ目で追っても、ほんとうにこうなると、頭に全然残らないんです。
まぁ、新しい知識を覚えて脳のシワを少しでも増やせれば、
ボケ予防になると喜んでやっていこうと思います。


ただし唯一の救いは、
去年学んだボウエンテクニックのテキストで有用性が高いものは、
「英語」でしたから。。。
そのときはしんどかった、、、、今以上に、しんどかったですから。
最低限、日本語の本ですし、英語よりわかりいいので、
そこはラッキーだなぁと思う次第です。

 

 


おそらくこの中医学のノウハウをある程度の期間、勉強し修行し続ければ、
個人的には今まで以上にお客様の身体的な見立てが深まるように思います。

 

そして実はボウエンテクニックという、
身体へのアプローチは、トム・ボウエンというオーストラリアの方が、
経絡の流れを研究して作られたノウハウでもありまして。

だったら、
しっかりとした脈を診てアプローチの箇所を割り出したり、
脈を診て成果を評価するという流れは馴染むはずなんです。
もしかしたらマニアックな治療研究家のトム・ボウエン氏。

脈で患者の状態を調べたとしても不思議ではないですね。
そんな記述はどこにもないですが、
なんとなく、いま、トム・ボウエンがいたら、
「使えるものはなんでも使ってがんばれよー」と言われそう。

余談ですが、そんなことを思えてしまいます。

 

そしてその上に、その方の体質に寄り添った滋養をあたえるようなハーブを選べるなら。
それは施術と同時に内服して施術の成果を高止まりでキープさせて体質を良くするような、
そのようなスタイルが成り立つことができれば、言うことないですよね。

 


とりあえず、私の現状の実力はそのようなところにはおりませんが、
目標として描く未来は描いておかないと迷子になります。

そういったイメージを思い描いて
今後へと進んでいくのもいいでしょう。