「ホジュン~伝説の心医~」の放送がおわりましたね〜

ちょっと前までテレビで朝に放映されていた韓国ドラマ。
つい先日、最終回を向かえてしまったのだが、
私にとってとても思い出に残るドラマでした。


韓流プレミア ホジュン~伝説の心医~:テレビ東京
https://www.tv-tokyo.co.jp/hojun/


数か月前。
私が独学で中医学の勉強し始めたいたときです。

朝、テレビをつけたら、
主人公ホジュンが脈診をしているシーンが流れていました。

「えっ?・・・なんなんだろうか」

そう思いつつも、
あまり韓流ドラマを見るという習慣がなく、
そのときは、そのまま他のチャンネルに回してしまいました。

 

しばらくして脈診講座がはじまって、
もずっと韓国の昔のお医者様ということしかわかりませんでしたが、
それからはちょっとでも中医学の勉強になればと思い、
見れるチャンスがあれば見るようにしていました。

そして最後の最後に長年をかけて編纂した本のタイトルを「東医宝鑑」としたとき。

「あっ、たまたま荏原図書館から『KBS東医宝鑑 上下巻』というのを、借りてたな」

と思い出してみて、はじめてホジュンがどのような後世に残す偉業をなしたのか、
知ることができました。


ホジュンのドラマ中では紹介されていませんでした。

ですが徳川が将軍として江戸をおさめていたときに、
たびたび疫病が猛威を振るうことがありました。

ときには疫病が江戸町民を飲み込み、
一年で8万もの人々が疫病で命を落としました。

そのときの惨状は大層なもので、
ご遺体を安置する棺桶もなく酒樽で代用したし、
火葬するにも大人数すぎてとなれば無理な状況。
最終手段として品川沖に水葬にしていたそうです。

 

そのような折に、
将軍が変わりました。

八代将軍徳川吉宗です。

 

吉宗は、将軍になって翌年に対馬藩から「東医宝鑑」を献上され、
痛く気に入り片時もそれを離さなかったといいます。

あまり認識されていないかもしれませんが、
享保の改革のはじめの10年は疫病との戦いでした。

 

疫病をどのように治めて社会不安をなくすか。

江戸町民や役人たりとて、、
流行病の疫病で隣人の命どころか自分の命までいつ亡くなるのか。

命を失う恐怖ほど、
つらく切ないものはありません。
その怯えた感情の嵐の中で立派な生活ができるほど、
人間は強くはないと思います。

そのために「東医宝鑑」を日本人にも読める漢字に訳した本をだすよう命じたり、
小石川養生所はホジュンが一時働いた養生所を参考にしてつくられたものでした。
ホジュンのドラマを観ていたら、そのようなシーンを目にすることがあります)


だからこのドラマの伝説の医師ホジュンに、
江戸町民どころか翻訳され「東医宝鑑」を得た医家たちにより、
当時としては非常に効果の高い治療を受けることができました。
日本は大変にお世話になっていたんですね。

 

東医宝鑑」の解説本のようなものを図書館から借りてきて目を通していたので、
昔に韓国にすばらしい医師がいたものだなと思ってたのですが、
それが私が観ていた韓国ドラマのホジュンだったとは。 ^-^

 


またyoutubeホジュンを検索したら、
1〜3話まで、アップされていました。


【期間限定】『ホジュン~伝説の心医~』<ノーカット完全版>第1話(日本語吹替版)

 


【期間限定】『ホジュン~伝説の心医~』<ノーカット完全版>第2話(日本語吹替版)

 


【期間限定】『ホジュン~伝説の心医~』<ノーカット完全版>第3話(日本語吹替版)

 


それ以上を観たい方は、
販売されているDVDを購入するかレンタルビデオか hulu でしょう。