独自の施術方法をしてきた私は、
「今までの施術法」と「ホットストーン」との『融合』を考えています。
それゆえホットストーンのセラピーを教科書通りにそのままおこなおう!
というものではありません。
今までの施術法も活かしながら新たなツールや技術も取り入れようと「融合」を考えると、
多くの微調整が必要なところがでてきますね。
いまだに手探りしているところも多くありまして。
私のもともとの施術のこだわりは、
筋膜を深々と緩めて奥にある癒着部を緩めて、
その人の本来の肉体へと改善するお手伝いをさせていただくこと。
体の構造を変えて肉体の内側にあるすこやかさを取り戻していく。
それには気・血・津液の流れを滞りなく、体の奥まで循環させる。
(※ 今までは血の循環を押してましたが、
これからは気と「津液」も含めます!)
ホットストーン用の石を用いたとしても、
やることは今後も「筋膜リリース」です。
代り映えしないといわれそうですが、
ホットストーンの石を用いることで、
大きくステップアップする機会です。
地道な疑問点つぶしをする作業ですが、
その先に何か大事なものが見つかるような気がしています。
エステサロンを開業しようというわけではありません。
ですが、エステサロンも凄腕のエステティシャンなら、
ものすごく、いい仕事をなさっておられることに気づきました。
勉強することって、
関心を持つことの量に比例して増えるものです。
そのなかで悩みのひとつが、
人肌より少しだけ高めに加熱したホットストーンで、
施術を進めていくのですが。
温めた石は、外気にさらしたままにしておくと、
自然に「冷める」のです。
そうなることは当初からわかっていたことです。
ですが、温度が一定でないということが、
多数のホットストーンを施術で用いると、
非常にやっかいなのです。
施術をするときには、
私の頭の中はお客様の体のなかで違和感があるところを探し出し、
そのようにした原因となる関連部位を見つけ出すように観察する。
それにより、どれほどの量をその部位を解くべきかがきまります。
左右や前後の傾斜度を読みバランスを考え、
上下のつまりから起きたよじれ・ねじれも見ていきます。
そして今回は中医学での診断法を学んだため、
観察する点が、一気に増した感じで、
得た情報からどうそれを施術として落とし込むか。
現状の固さがある部位は神経からか筋肉の組織上の変化からくるものからか?
ならば、どれほど深さまで量を解くのか?
(※ 一部分のみを過剰に解きすぎれば、姿勢のゆがみは悪化方向へ進みます)
どの方向に向かって圧をかけるか?
筋肉に対して、筋の流れに沿ったほうが解けるか、直交させたほうがいいのか?
持続圧がいいか、瞬間圧がいいか?
そのほか、その場その場の状況から、複雑に多層構造化したしこり部分の層を、
順序良く様々な手を使って緩めて、一層ずつ注意深くはがしていくのです。
そこに頭をつかいますから、
そのうえホットストーンの石の温度管理が入ると、
思考が途中で中断されて、集中が途切れてしまう。
ホットストーンという素材を使って圧をかける施術に転用するやり方に、
手順についても不慣れでちぐはぐしているから余計に集中が途切れるのかもしれません。
目の前に用意した石は形状を各種取り揃えて、
7~8個を用意して施術の手技に合わせて用いるのですが、
その石が「あっ、もう冷めてるじゃないか!」となると、
ホットストーンの加熱器に走るか、
他の石でとりあえず代用して間に合わせるか。
加熱器の温められるホットストーンの石の量も足りてないことが、
先日の施術体験会で痛感しまして。
それでホットストーンの石を加熱するヒーター用のホットアンポを追加購入したり、
ホットストーン ウォーマー(下写真)を購入しました。
これで石の加熱する課題がクリアできたかというと、そうでもなくて。
それよりも冷めづらい石があったほうがいいことに気づきました。 ^-^;
電気で熱をキープしてくれるベン石の温熱器があるじゃないかといわれそうです。
ですが、ガシガシ使うと、この機器は容易に壊れてしまい、
この機器を活かすべき必要な繊細な操作時に使えなくなる。
それに充電式なので、早々に充電は切れますし。
このままでは困るのです。
石が冷めるということで、
こんなに悩むとは。 ^-^;
実践的に体験会で取り組んで
路頭に迷って痛感しました。
それもあって、
ホットストーンの石が厚みがあったほうが保熱性に優れているだろうと考えて、
ひたすらネットで検索をしていました。
そして必死に探して、ようやく見つけ出したのが以下の石でした。 ^-^
材質は玄武岩で、サイズは長さ11cm×幅7cm×厚み4cmです。
「厚みが4cmあるホットストーン」は、
私が探したところ、
この商品ぐらいでした。
すでにホットストーン用の石を仕事で活用している方と
コンタクトをとって教えていただければ入手可能なルートもあるかもしれませんが。
いろいろ自身で調べていく過程で学べることも多いと思いまして。
このようなミドルサイズの石では、
多くは厚みは2cm以上~3cm以下。
厚さ4cmは、3cmと比べれば、
わずか1cmの違いです。
実際に手にしてみると、
ずっしりとした質量や安定感は、
施術で圧をかける時に安定します。
これぞ私が当初から施術でほしかった石のサイズでした!
重い分、持ち上げるのも大変だし、
足元に落としてぼこっと当たったら悲惨極まりないです。
注意しないと痛い目にあいそうですが、、、。
熱を保つ力も優れていました。
同じ縦横サイズの寸法のホットストーン用の石と石が冷める時間を比較したら、
1.3倍ほどの長時間、熱を保持してくれてます。
(※ 計測条件により保熱する時間は変わると思います)
このホットストーン用の石のおかげで、
安定した石の温度を管理しやすくなりそう。
あとは中国から電気で温まる温熱器の充電機能のない機器を、
試用として取り寄せています。
(これが納期が遅れに遅れて、、、困っている本体です)
これなら充電機能がないもののほうが電気系統の回路もシンプルで壊れづらいはずです。
コードレスにできない不便さはありますが、
温度設定をキープして施術用にガシガシ使えそう。
なんといっても、玄武岩ではなくベン石ですから。
この温熱器のヘッドについている石は!!
肉体の奥へと影響が及ぶ力が、
他のホットストーンの石の玄武岩やヒスイよりも強いです。
この温熱器が有用度が高ければ、
3台、購入して予備にする予定。
成果があがる道具があるのを知っていて、
それを使わずに施術で費用をいただくのは申し訳ないですから。。。
そこが気持ち的に引っ掛かって、
施術再開が伸びていたのですが。
10月末までに来なければ、
すいませんが、
こちらの機材を見限って施術再開させていただきたいと願っております。 m__m,
私の頭の中の施術上の設計では、
これだけの石があれば、
どの手技も対応できます。
ここまで下準備が整えられたら、
私としては「私はホットストーン用の石を使って施術しています!」
とにっこりしながら言えそうです。
あとは、これらを使って「裏に入った邪気」を、どう、対処できるものか?
これは長い時間をかけて見つけ出せるレベルのものです。
施術再開をさせていただくことで、
中医学基礎を意識して研鑽しつつ、
日々、お客様の新たに課題に向き合い進む過程が、
課題を解法へと向かわせることになるのでしょう。
私は天才ではありませんから、
地道に努力を積み重ねようと思います。
「やさしくはじめる病気にならないセルフケア・デザイン」を提案できるようになりたいと願っています。
そこまでの道のりは平たんではないように感じますが、
どうぞよろしくお願いいたします。