書籍紹介:『たった5分で体が変わるすごい熱刺激』蒸しタオルを使ったケアは、効くよ!!

最近、お客様から、
「自分の課題を明示していただいて、セルフケアの方法になにかいいものはない?」
という質問をいただくことが多くなりました。

お客様のカラダをイメージしていけば、
こちらのお客様ならお仕事柄、前傾をすることが多く、
重心が胸の前あたりに設置されるようになって
脊椎の側弯等からくる影響から起きた傾向があるから。
それだったら重心どりが下丹田へいくことが必要ですし。
呼吸が下腹部を使ったものにことさらに意図的にトレーニングすることと、
自身のカラダの状態を客観視するための鏡を通して自分を観察することが大事になりますから。


というところがあるのです。

ただあとで他にもなにかよさそうな取り入れやすいものはないかな?
と考えて、書棚をチェックしました。

そこで、蒸しタオルを使ったセルフケアのしかたを詳細に解説している本、
これもいいのでは?!と思いまして。

 

たった5分で体が変わるすごい熱刺激

 


こちらの本。

ページの冒頭に、ヒポクラテスの言葉を掲げています。

 

「 もし、
  熱によって治すことができなければ、
  それは不治の病だろう 」

 

この一文をみて、ぐいぐいと引き付けられた覚えがあります。

井本整体の井本邦昭(いもと・くにあき)先生は、多数著書を持たれ多くがベストセラーになっております。
だいぶ前のことですが、お客様に井本整体の講習会に多年にわたり通っておられた方がいて、
その先生から話を聞かせていただいたのを覚えています。

井本邦昭先生の著書では、蒸しタオルを使った施術について他の著書にも書かれていますが、
こちらの本はその蒸しタオルを使ったケアの方法だけではなく、なぜそれが効くのかを解説。

 

私も熱刺激を施術に取り入れていこうと考えたとき、
本書も参考にもさせていただきましたし、
熱刺激ってやっぱりすごい!と感じました。

そのうえでさらに自分の施術に効果を飛躍させるためホットストーンを使った施術へと流れついたのですが。

シンプルに熱刺激を自宅にあるタオルだけでセルフケアができるというのは、初期投資がほぼゼロですから。
皆様が、ひとまず熱刺激を自身のケアに取り入れてみようというときには、ぜひおすすめしたいものです。

現代人の多くは、体温が下がり熱不足のカラダは疲労が抜けづらく病にもかかりやすくなります。
蒸しタオルを使ったケアは、
自力での発熱が困難だというならば、効果的に外部から熱を体内に取り入れていこうというものです。

 

 

ホットストーンについては、そのやり方のテキストも既出のものもありますが、
やはりかなりそれは専門的で素人の入門としてはきつい内容だと思います。
まずは入門用の、「子供でもわかるシンプルなホットストーンセラピー」のようなものが出てきたとき、
きっとホットストーンセラピーをセルフケアに使いたいという人も増えると思っています。

私自身、いま、体調がずんずんとよくなってきていることを感じています。
今までは私が去年の母の介護疲れから体を壊して病が裏にまで入られた状態を抜けるため。
ホットストーンを使ってきました。
今からは私が自分の体の調子を改善させるため、同時にそのホットストーンの癒しのパワフルさが、
精神的な落ち着きや安息をもたらしてくれているので。
今や今後の日本や世界の人々の命の不安。
そしてリーマンショックをすでに超えた経済的な異常事態。
ホットストーンのセルフケアにいそしむ前の私なら、私は小心者で不安でしょうがなかったと思う。
ですが、不思議なほどに不安から心身を削ってコロナ鬱になるということもありません。

素直に現状でできること、やりたいこと、やれることを見定めて、
できるだけのことをやっていればいいし、そうできていれば笑顔で最悪も受け入れていこうと思えています。

 

私のホットストーンを使ったセルフケアでの個人の観察からは、
ホットストーンを使った熱刺激ですが、その熱は筋肉に対して与えるということもできます。
ですがホットストーンを使って「骨を狙って加熱するようにする」ことで、さらに熱のリリース力が増すように感じています。
たとえば脊柱部分の骨の棘突起に当てるときと、起立筋という筋肉に当てるとき。
双方ともそれぞれの良い点はあるのですが、骨に熱をピンポイントに与えたとき、
持続的変化が大きくなるような気がしました。

骨に熱を通したとき、深層筋とは骨に付着したすくそばの筋肉です。
推測ですが、骨を温めて深層部の凝りにちょうど熱刺激がピンポイントで届けられ、
そこで代謝の停滞が一時的に改善され神経が働きづらくなっていたものが目を覚ますのかと思えました。
それにより深部の筋の筋緊張がしっぱなしという緊張性筋膜炎状態から離れられます。



このときに「骨以外のその周囲の筋」にも熱刺激を与えればいいかというと、
そうでもなくて。
おそらくそれは火事が起きている現場がここにもあそこにもと多くなれば、
自力の血液という火消し役の放水物の資源には限りがあるため、
一か所をまずきっちり消して、次に、次にという手順が踏めないのではと。
つまり消防車の放水で消える火事をいっきに放水して消せればいっちょ上がりです。
ですが火元を多く見つけ過ぎると放水する水量の資源は一定で限りがあるので、
消火のために使われる多数のダメージという出火場所の火を消すときに、
水道につけたホースでちょろちょろと散水するようなことになっていて。
どこも消えずにいるということになります。

 

私どもの施術では、外圧を使って筋膜の癒着を開放することで、
お客様のカラダの中の血液の流れだけでその癒着部位を解かなくてもいいよう補助しているのです。

ちなみにカウンターストレイン等の神経的に筋緊張を持続させたままにするように陥った状態をリセットするやり方もありますし、
それも私はよく利用しますが、
ホットストーンを使ったずり圧のようなものも実はホットストーンの熱と、もうひとつずり圧の摩擦熱を、
ふたつをうまく総和させて内部的なリリースにつなげていっております。

 


すいません。
話がそれました!!! ^-^;


まずは、ホットストーンを多くの方が手に入れてやっていただける前は。
ぜひ、こちらの「すごい熱刺激」の本を参考にしていただいて、
{蒸しタオルを使ったケアを実践}していただければと願っております。