個人的な自己のカラダの分析から、左肩の芯の不調が右仙腸関節の関節異常からだったという発見。


私自身、もし去年、コロナウイルスに感染したなら、
数週間持たずに他界していたことでしょう。
そんなようなことを口にすると、
「またまた~」といっていただいたこともあります。
でも、本気で客観的な指標で自身を診たうえで、
そう思えてならないのです。


母の介護では1~2時間睡眠です。
調べものをしたり施術をし続けてきました。
寝ていた時もゆっくり寝れた覚えはありません。
母にもあなたが先に死なれてはかなわないといわれ、心配をかけていました。
母も私もぎりぎりの切羽詰まった中で、一切の余裕を削り取ってたから、
私の内側も、もともと強くなかったため持たないところの限界のときに、
母が他界したのです。

母の介護中にコロナウイルスの流行があったならば、
私の神経は持たずに破綻していたでしょう。。。

それゆえに介護中にためた私のカラダへのつけは大変なものだったので。
舌を診ても、脈を診ても、冷え切った内側をのぞいてみても、危険な状態でした。
コロナウイルスに感染したら一気に持っていかれる要素は大いにありましたから。

 


いまは、私は施術ができない時期で、ほとんどの時間を施術研究に当てています。

そのようななか、
去年中ほどからきた左腕の不調。
なかなか抜けきらないまま、長期間を過ごしています。

いまは、その主因として疑っているのは、
「体軸のねじれがもとで、左肩が不快感があってそれが抜けない」という状態判断をしました。

いままでは、左だけではなく右も含めての腕の硬さ、
肩甲骨周囲の棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、僧帽筋、肩甲挙筋、などなど。
肋骨の変位状態から来ているのだろうか。

そのほか50パターンほど考えだしました。

ひとつずつ、丁寧に課題設定場所をリリースしていきました。
すると痛みの状況は、軽減にはむかいます。

ただつっついているところは主従の「従たる副産物」が減った程度の変化です。
問題の芯に届いていない。

 

そうなっていくと、やはり、私の場合、思い当たることが一つあります。


母が病院に入院していたときに、6人部屋でお世話になっており、
母の右側からのみしか施術対応ができない状態でした。

そのような状態で母の施術をするときに左側の体側に多くの問題があったため、
幾重も母にささったチューブを抜かないように注意し、
母にダメージを負わせてはならないということで。
私が体を異様なねじり続けた状態で施術をし続けていたとき。
血の通りが消えたような母のカラダを癒せるような部分も、
少しずつ着々と改善していくことができました。

ただし私にしてみても今までしたことがない究極の緊張状態かつ体力を日に日に削がれていく状況で、
完璧に息をつめ、自分の体をねじって、故意にその状態で固めることで施術をかなえていたのです。
そうせざるを得ないし、そうすることで後に問題が起きることもわかっていました。
だからその不利益を甘んじて受けたいという気になります。
気分的には納得づくのことで楽ではあります。


そのときの状態を、改めて内観視してみると、
仙腸関節部位のゆがみを作って故意にそこで固定を強いて2カ月強いたわけで、
その部位の筋膜の塊は、意図的に母を助けるためのサポートに使うものでした。
そういった思いが深く入った役割を与えられた筋肉は、自動的には緩まないもので、
役割が終わったとしても、その終了を気づけなくなるほどに硬化が進んでしまい、
感覚センサーがマヒして効かなくなった部分ができてしまいます。
多くの場合、一生そのままの不具合を生じたままを気づかずに過ごし、墓場まで持っていくものです。
そしてそれが生命の維持に必要不可欠な仙骨に絡んだ場合、
甚大なネガティブな反応がでても当然なんですね。

 


気が付いたとしても仙骨の周囲が骨化が進み、骨盤の外側の靭帯が固まったのみであれば、手の施しようもありますが、
その手出しをするにも恐ろしい事故が起こりやすいリスキーな部分で、
それは施術上の忌避事項でもありますから。
一流の先生だと見極められない限り、施術をする先生にも安易に手出しをしてほしくないです。
それに右側仙骨上の靭帯が硬化がここまで進みますと、
起立筋全体にも過緊張による委縮傾向が四六時中出てきます。

ちなみに通常の圧をかけるのみの施術では、
骨盤の内側に至った骨化には、もう、それは手の施しようがありませんでした。


そういったことでしたので。
ホットストーンを使ってみて、確かに、かたつむりの歩き程度ほどのスピードで前進はできていたものの、それは仙骨の皮膚上程度の部位へのアプローチにとどまっています。

そこよりも奥にできた仙腸関節の関節の接触面を狂わしたまま固着した部位は、一向に動きが出る様子が見て取ることができません。

 

そんなときに、この部位に対しての改善法について。
様々な試行錯誤を繰り返していくなかで、
最近、もっとも妥当で安全、そして確実に変わった感じをつかめてきました。

 

自分のカラダの奥にある対抗が困難な骨の動きが起きない部分にも
遠赤外線ドーム型サウナとホットストーンおよびカッピングを合わせて施術すると、
数日から数週間で骨化した仙骨周囲の冷え切った部位にもリリースが進むことでしょう。

スマーティ(遠赤外線ドーム型サウナ)とホットストーンとシリコンカッピングの組み合わせでした。


遠赤外線でホットストーンを温められ続けられるようスマーティに高の温度調整入りつつ、
ホットストーンの置き方は、今はまだいろいろと工夫しているところですが
鼠径部、仙腸関節、肩甲骨、腕と胸の付け根、みぞおち、腎臓裏手の腰部
のように体の前面と背面にて石で挟み込むようにしつつ、
後は数個のネフライトを脊椎下に置くイメージです。

ちなみに仙腸関節周辺や仙骨には圧をかけて解くにはリスキーであるし、
骨化した状態は数時間の持続的な低圧をかけ続ける妙技をもってしても動かせないものでした。
それがネフライトと白色ホットストーンを、スマーティの中で高温化させて数時間設置しておくと、
「やっぱり、この部分て靭帯の骨化だったよね~ 」ということが確認できるほどサクッと緩むんです。

石の用い方は、白色ホットストーンとネフライトでこの設置をおこなうか、
またはベン石でおこなう場合には、
それを玄武岩でおこなうよりも疲れやだるさが残りづらいように思います。


そのときにシリコンカッピングを仙腸関節部に、適切な部位に2分毎に場所を変えてつけることにしました。
するとそのカッピングの陰圧により、その直下の代謝が促進されることで、
骨化部分でもリリースがスムース化したわけです。

ただしシリコンカッピングをする場合、本人が毒素(酸化したリンパ液)をその場所にためておれば、
容易に水膨れになります。

そしてシリコンカッピングをした場所が、不浄な酸化した代謝不足の個所であれば水膨れができます。
プラカップのカッピングでは強力な吸引で陰圧を出せるので、水膨れではなくて、通常のカッピング跡がでてくると思います。

その水膨れは、数日で消えます。
通常、打ち身で起きた水膨れよりも、体感として痛みが少ないもののように思います。

それは打ち身ではないため炎症が起きてはいないことによるのでしょう。
炎症が起きていればその部位に血流を多くして治癒を図るため、その際に痛覚神経がより過敏となりますから。
それがない分だけ、水膨れの不快感は少ないでしょう。

それはその人の状態により生じたもので、責はその人の過去のつけです。
そういったものが多くあらわれてきます。
その理解が進んでいない人もいるでしょうが、自分のカラダの声を聞き届けなければ、
その後の行動改善に変化を呼ぶきっかけをえられないでしょう。

ある意味、プラカップのカッピング跡の代わりに水膨れ跡がのこる感じですね。
この場合は。

ちなみにシリコンカッピング用のカップは、3センチほどの小さいものを2つ使いました。

 

試験的に、3日間、一日おきに4時間ずつおこなって様子を見ています。

 

これにより右仙腸関節の強固さにより、生命力の大半を削られてブレーキをかけられた部分が、
着々と動き出してきました。

まだ、そのリリース途中ですが、自身を脈を診と呼吸の質の状態をチェックできればわかります。
左肩や腕の不調の芯が抜けつつある実感がでてきました。

 

 

というさなか。^-^

 

お客様のなかで、特に自身を感じ取るセンサーが鋭敏で、研究熱心な方から。
イムリーにも仙腸関節が動き出して、
全身へとその改善が自律呼吸の波によって広がっているという様子だという連絡をいただきました。

仙骨を動かすもぞもぞ体操から、
端を発するようです。 ^-^

実際にお会いしてチェックできればいいのですが、
このお客様の研究パターンを、私が把握している上においては、
間違った偏差のような状態になっているわけでもないようです。

自身の内側にいるインナードクターの導きによって、
カラダの委縮した部位を膨らまして立体化する作業中のようです。

このお客様は、いつかは気づきの力で、自ら設定した次の高さのステップに進まれるだろうと思っていました。

でも、この緊張感があふれる真っただ中ですから。。。

「えっ、すごい」
と、私も小躍りするくらい驚きつつもうれしい感じでした。

 


私は昨今、
ホットストーンについての研究をしようというところをメインに時間を使っていたのですが、
自分の気づきの力を増すことは大事だなと、改めて思い出させてくれました。

そう思ってから「マインドフルネス・フォーカシング」という本が脳裏に浮かんで、
そのお客様に負けじと自分のカラダの声に気づけるようにがんばりだしました。

 


それに私の知り合いのフェルデンクライス・メソッドの先生も、ATMというセッションをネット越しの映像からおこなうという試みをなさろうとしています。


緊急事態宣言のさなかですが、
歩みを止めずに、いい時間を過ごしている方々が多くおられることを知り、
心強い思いで過ごしております。

 


最後の蛇足ですが。
いま、仙腸関節の複雑に奥まった不調がリセットされつつあります。
そのおかげで、もし不運にもコロナウイルスに感染したとすれば、
紆余曲折もあるでしょうが回復までいけそうな気が少しだけしてきました。


仙骨と後頭骨の律動的な動きがある人体の生命力と、それが少なくなった人では。
同じ人間のカラダといわれるものであっても、そこにある安定感は格段に違ってます。
観る人によって、そのような差異を把握して人を観ます。


私もうまく仙骨と後頭骨の律動を起こして自律的な呼吸を深められるように、
さらに体を磨いていきたいと思います!