身体の筋膜の癒着が強かったお客様に共通していた、あることとは。。。

こんにちは。
ボディワイズの鈴木です。

今日はいい天気ですね。
ほっとします。

明日からは寒くなるそうだから、
できるなら今日中に洗濯をしておいたほうがよさそうですね。



さきほど、NHK国会中継参院代表質問を観ていて世耕弘成氏の質疑中。

うつのような精神的な疾患が3割ほど増え、
7月からは去年以上に自殺者が1000何人かは覚えてないですが(m__m)増えたそうです。

フランスではロックダウンだそうです。。。



ただ昨日、数か月ほどお見えになられたお客様は、
私が目が点になるほど体幹に中心軸がしっかりとできあがっていて、
「えっ?なぜかな???」と驚くことがありました。


お話を聞くと、中国武術の修練のひとつとして特別なトレーニングをかなりの頻度でなさっておられたそうです。
たいへんさは私たちと変わりないはずですが、
自分の内なる声を聞くことを忘れずにつづけた結果でしょう。
焦りや迷いを拭い、いつのときも自己成長の手をゆるめません。


それこそ「今の瞬間を生きる姿勢」と感じました。

いま私が読んでいるコーチングの本を精読すると、
自己との対話が進むと起きることがあります。
「To Be (あり方)」が見えて安定してくると
自然に
「To Do (行動のし方)」が導き出されてくる。
それが充実した自分らしい人生をもたらしてくれると期待できるといいます。


そのようなことを思い出しました。




その翌日の午前の施術で、
ご新規のお客様のお一人から質問をいただきました。
私と同業者の個人で整体院をなさっておられる先生です。


質問者:『いままでの身体が硬くて筋膜の癒着が進んで大変だった人たちの傾向は?』

私:  『それはもちろん、外傷性により甚大なダメージを背負うことになられた方もいます。
     ただそれは、たとえばの人数の話とさせていただきますが、
     10名の大変な筋膜の癒着が進んだ方々のうちの半数もおられません。
     3名ほどだと思います』

質問者:『それじゃ、カラダの使い方が問題で筋膜の癒着が進んだ人が他のほとんどだったんですね。
     なるほど。。。』

私:  『若いときや今現在もカラダに負担を強いる使い方で外反母趾や骨盤のずれを持った人もいます。
     それがもとで体の垂直性(アライメント)が崩れたために
     筋肉を使って身体を支えなければならなくなった人です。
     そのようなお客様は、カラダの使い方が問題だったといえそうです。

     ですが極端な話ですが、別の原因があるんです』


質問者:『 えっ?それはなんですか?』


私:  『「身内との人間関係から被った心的ダメージ」です。
     それ以上に異常な筋硬化をもたらすものはないと思われます。
     それは自身の両親や兄弟姉妹のときもありますし、
     義理の両親や兄弟姉妹のときもあります。』


私がそういうと、
不思議そうな顔をしておられました。


私:  『私の施術させていただいた多くのお客様と接しお話をお伺いしていくとき、
     筋膜が硬くなっていたベスト10と感じたお客様のなかの8名がそうでした。
     
     その8名の中には、いつも楽しく話をさせていただいて、
     ご家族のことを話題にすることもなかったのですが。
     通常ではありえない筋膜の硬さが次の施術をお受けいただくときに戻る方がいまして。

     それはもちろん、当時の私の施術の力が足らなかったかもしれませんが、
     その他のお客様方が着々と改善へ向いているのだが一進一退を繰り返すか、
     改善はみられても気が晴れるまでには絶対にいかないんです』

質問者:『もしかして、、、
     そんなときは、もしかすると身内との人間関係に苦しめられていやしないかと、
     思い切って確認するんですか? 0.0;』

私:  『残念ながら、私がそこを尋ねてわかったとしても、
     そのお客様の感じている苦しみは癒えることはないのです。
     だから、お客様が話してくれるのを、ひたすら待ちます。
     すると不思議と身体の芯にかかわるコリがほどけたとき、
     お客様が急にそのような話をし始めてくれるのです』

質問者:『なぜだろうか。不思議なことがあるものですね』

私:  『特に心臓周辺が深いレベルまで緩み始めるとき、
     そういう話を聞かせていただけることがありますから。
     カラダの開放が何らかの心的ストレスを改善させる方向へ向けての契機になるのでしょうか。

     ですが私に話していただいたとしても、お客様と身内との人間関係が変わることはないので。
     それで奇跡がおこるような筋肉の柔らかさが戻ることはないんです』


質問者:『じゃあ、なぜ、お客様が身内とのトラブルで筋肉が硬化したとわかるんですか?』


私:  『それは、いいところを突いたね。
     そのお客様方が身内とのトラブルが消えた後に施術をすると、
     それが私にはわかるから、、、なんです。

     私が、劇的な変化が起きて筋肉が普通の人レベルの硬さに落ち着いたお客様を観たためです。
     普通の人レベルよりは、まだ、まだ、、、いささか硬さがありますが、
     以前の硬さが鉄骨で異常な変位や変形を表していたものが、いきなりその1/3以下の硬さに。
     激変緩和といえるような変化をみたとき、
     お客様に「なにか、あったんでしょうか?」と尋ねると、
     その身内とのトラブル原因が消滅したり、かなり距離をとれるようになっていたといいます。

     そういう人が、何名も、何名もなので、その多数の人を観た経験上、
     データ蓄積からきた直感が働くようになるんですね。』


お客様のお身内の人間関係について、私がなにかできるようなこともありません。。。
それですむほど簡単なものであったならば、
これほどまでの筋肉の重く硬く冷たい鎧を着こんで身を守ったりはしないのです。



肉体面では物理的な筋硬化は、
多年にかけて貼り付け続けた筋組織が変質した状態を施術でリリースすれば、
なんらかの改善の兆候はみられます。
私には、それも一つや二つではないものを把握しているのです。
肉体は物理的な物質で、それらの組織を元返しするよう外的刺激により図ったのです。
その刺激は少なからず入っていきます。


ですが体調の基盤は徐々に改善するものの、
悩みの元が収まらないままこころの深いところで気が停滞し続けている力が勝れば、
致し方がない結果が現れてきます。


専門的なカウンセラー技術を学んだことはない私のような施術者には、
お客様からの話を傾聴させていただくことまでしかできません。

ただ願わくは、お客様に望ましいときがきて、
いまのような、肉体にのしかかる苦しみから抜け出てほっとしてほしいです。



そうなったとき。

カラダがゆるゆるとなってきて、
「さぁ!今までの硬い体ではなくなった夢の状態ですよ。
 こないだまであれほど硬かったのが、
 起立筋が、もう、こんなにやわらかいですよ!!
 これはもう、戻りませんからね!」

といわせていただけるでしょう。


私も、このような話を20年もお伺いしていますと、
順風満帆な身内との関係ばかりではなく、
こころを砕かれることも、またはこころを砕く側になって苦しんでしまうことも、
様々なことがどなたにもあるのだろうかと思えています。

特別な「身内」という縁の深さから影響も大きくなって、
直面しなければならないことも多くなり学びも深まります。

ただ、私自身の勝手な考えでは、、、
丸腰で戦場にでていくのは賢明ではありません。
そこから自己成長を達成する前に、
心身ともに穴だらけにされてしまう。


それがどれほどまでつらいことなのか。
間接的にそのようなお客様の施術をとおして感じてきました。




ただカウンセリングをなさっておられる非常に優れた先生の名言に、
「他者へのカウンセリングは、私にはできるけど。身内へのそれは、難しいものよ・・・。ムリ!」
^-^;とのこと。



縁が切れればそれまでという「他人」には、人は外面がいいのです。
それは認知症発症後の方でも、そうなる傾向があるそうで、
それが「身内」には、内弁慶で当たってこられて大変だといいます。



身内という近しいものであればこそ、
関係性の構築」が難しいこともあるでしょう。

ただそのときの関係性も一方通行の関係性で愛という接点がなければ、
逃げるようにしなさいというのが、いまの主流のカウンセリング的アドバイスだそうです。

神様は、身内との「関係性の構築」という難問をあたえなければ、
本能として私たちの奥に眠り呆けている知恵と勇気と愛を発揮しないと思っておられるのか。
または、難問も解決できる解答を用意して、私たちの意識を書き変えるようやさしく導いてくれているのか。





あと付帯して述べるならば。。。
このような身内との関係に悩まれているときには。
心理的な方面からの、怒りの感情から叫びたくなるようなとき。
神経が過剰に刺激を受け、アキレス腱などの腱と呼ばれる部位が鉄のように硬くなっています。
この腱の硬さから感じられるのが、私が上記で申した、鋼鉄の鎧を作って着込む大本なんです。
そして精神的な明晰さが減じられ、肝臓部分が硬くなるか過剰な肥大があり血をためてろ過したり、
全身への適切な栄養の配分がしづらくなっています。
目への不安を感じることもあるでしょう。



この付帯してというところを質問者に述べると、
「あっ、それは、鈴木さん。中医学からだね」とのこと。
さすがは鍼灸の先生をなさっておられる方です。
その、通りです ^-^