USBカメラ式スキャナーで伸筋群を固めた・・・。^-^; なんて、おバカなことをしたことだろう。。。

せんだって、ボディチェックを受けに来てくれた方から、
「鈴木さん、ちょっとやつれたな」と言われました。
私は自身の体調不良観も自覚があったので、
なにが起因しての体調不良化がわからかった。

大きくボケてました。。。 ^-^;


合気柔術をなさっている方でして
話をしている途中に【沈肩墜肘】のことばがでてきました。



沈肩墜肘(=ちんけんすいちゅう)】

肩を沈めて肘を垂らすという、身体操作上の要諦です。

中国の四文字熟語らしく、
肘を縁直線方向へ墜落させると、
肩甲骨が回旋し下へ沈みこむ。
するとちょうどいいところに収まり、
腕を背中のパワフルな広背筋等を使える機能性が得られるという意味です。

墜肘すれば沈肩となる。
ということです。
これは肩を沈めたら肘が墜ちるというような
逆でも似たような動きはあるものの。
実際にやってみていただければ、
肘が肩の肩甲骨の動きを制御しているのだと実感できるはず。

・・・これは太極拳等の修練中、
つねに頭の片隅に遺しておいて、
鎖骨や肩甲骨という腕の骨が上方や前方回旋で位置ずれしないように注意深く動きます。



ですが、、、本はページが閉じやすいものでUSBカメラのスキャナーで、多数の本をスキャンするとき。




本のページを開いたままにして撮影するため、
指で本の両端をぎっちりつまんで引っ張るんです。

気づけば脇が甘いやっちゃいけない腕の位置です。
それに指先で本を挟んで引っ張るという点も問題。
指先に力みがくるような持続的な力のいれようは、
気づかないうちに呼吸が浅くなったり止めていたりするんですね。

そうなると、呼吸代謝が悪化した状態下では筋膜の癒着は深部まで速やかに固まりだすんです。


【沈肩墜肘】が、不可能なんですね。
気づいたら「あっ、ダメじゃん。この撮り方って・・・」


本を押さえ込んでスキャニングするタイプのフラットベッドのスキャナーは、
屈筋群を主に使って本を開いたままに押さえ込むのに対して、
USBカメラのスキャナーは指で挟んで左右に引っ張るとき、
伸筋群を主に使って本を開いたままにキープするのですから。

伸筋群の筋肉のほうがパワーがあるし筋断面も太いため、
伸筋が固まって筋膜上の癒着がはじまると。。。
身体的なダメージが蓄積する量は多大となり、
いままで感じたことがない不調か所を抱えることになります。

フラットベッド式スキャナーでは、
足を踏みしめる感じですが、
USBカメラのスキャナーでは、
足は伸長をベースにして腹筋で持ち上げ続ける感じになる様子。
これは私自身のことを状態観察してのことですが、
同様のことが他の方々にも起こるはずです。

あまりUSBカメラのスキャナー撮りは、
根をつめすぎてはいけないんですね。


私の今回のダメージは左首の深層筋が筋膜の癒着が深いもので、
頸動脈近くにできたしこりのせいで循環器上の問題がでてくる。

それだけではなく、
今回の左首の硬さは左肩甲骨の上方挙上したままのずれの固定によるもので、
胴体の中を通る肩と大腸を紐づけるところがあって。

肩が大腸を吊る関係1.jpg肩の左右が適切な高さを保つ正常な状態

肩が大腸を吊る関係2.jpg今回の私の状態
肩が上方へ持ちあがるときに足をこわばらせて持ち上げ気味にするときに腹直筋を固める。
そのときに胴の詰まりを生じさせ、腰椎の椎間板が短縮する異常が生じていきます。
左肩が異常な過緊張を得たため、大腸を紐づけるロープ状のものが大腸を閉じるように持ち上げてしまう。
この場合は、当初は横行結腸から下降結腸に向かうカーブで詰まって便秘に苦しみ、
この状態が継続し続ければ横行結腸の腸相が極端に悪化し始める恐れがあります。


そうなると、花粉が飛ぶ時期は、花粉症に襲われる率が際立って高まりますので。
早々にこれはリセットする必要があります!!

大腸と肺の関係があり、大腸が問題があると肺が悪影響が出ます。
すると肺と肋骨の動きがリンクするため、肋骨の動作が弱化して胸腺を動かしてアレルギーを防ぐ免疫物質が出が悪くなる。
そうなると花粉の季節は、けっこう深刻な状態になるんですよね。
それはお客様を見ていて、よくわかるところなのです。

例年のことですが施術による首や肩への蓄積疲労が悪影響を与えて花粉症になろうとする予兆があるとき。
そのときは個人的なところでは首、肩、肋骨と胸骨、大腸、肺、そのうえでの胸腺の正常稼働を整えることで、
ひどい花粉症を患ったこと刃ありません。

まさかこの度ような休業中にあたふたするような事態がおきるとは想像していませんでしたが、
施術をして貯めた蓄積疲労よりも、かなりリリースはしやすいように感じます。




ひとまず、このような急性の凝りの場合の対処として。
おとなしく遠赤外線効果のあるドーム型サウナ、スマーティに入りました。

あとは工夫としてセルフ・ボウエンテクニックセッションをしながら、
背中にはホットストーン用の石を温めて脊椎の骨に当てて椎間板の短縮やサブラクゼーション状態となったところを、
効率的に解消をしていきます。

伸筋群を短縮すると、深層筋へと委縮影響が浸潤するためリセットが効きづらいのです。

ですがホットストーンの2インチの遠赤外線を送り患部をほどいてくれる効果と、
詰まっている椎骨部分の椎間板ゆるめて椎骨同士を乖離することができるようセッティング。
そうすることは自分で自分の状態をつぶさにモニターできるから、
仰向けで背中に置いた石を並べて、ベストポジションに設定できるのです。
特に頚椎のカーブに沿うようなホットストーンの形状のものを用いておき、
頚椎の椎間板部分に遠赤効果を発揮させることで左側の凝りが深刻になった患部がぴくぴくと動いた。
それは微痙攣でしたが、この反応がでてくれたのは吉兆。


筋膜リリースでは、時に圧をかけて筋膜の癒着部を摩擦熱で溶かすようなイメージで解くときもある。
だがこの度のような静止した状態で患部を適切に加温されるようなときは、
多くは癒着した部分が痙攣をおこしてはがれていく。

それはあたかも地球のプレートが圧縮されたり乗り上げられたときに、
そのエネルギーを開放して地ならしをするときに起きる地震のようなものです。

人体の中にある錐体外路ルートで、不要なエネルギーが蓄積され筋膜がずれて癒着が生じているなど、
問題部分をみつけだしたときには痙攣や微痙攣、または自分でしようと思わないような自動動作が起こります。
そのような動的な現象を起こすことにより、自らその部位の筋膜や靭帯、骨の骨膜部などの癒着により
正常な機能を妨げられた状態から回復することになります。


なのでそのような微痙攣が起きていますから、その起こる場所を観察することで、
どの部位にどのような異常が生じていたかを検証することができるのです。
今回の私の微痙攣は、足部と鎖骨部、そして首でした。
鼠径部と腹直筋の付着点あたりが微痙攣し始めたら、
ほぼ完全にリセットが終わって快調になるはずです。


余談ですが。
トリガーポイント部分にホットストーンを配置することもありますが、
問題が客観視できているような今回のときは関係する経穴や経絡に対してホットストーンの熱刺激を与えると、
その筋膜の癒着が解放されるときの痙攣が格段に起こりやすくなり、効率的かつ継続してリリース状態が保てるようおさまります。

このようなダイナミックな動きとはいいがたいささやかな微痙攣さえ起こらないとき。
ある程度筋肉が加熱でやわらいだというものは、
比較的状態が戻りやすいか芯に対してほとんど改善操作がなされておらず、
深部層の筋肉などは動脈を圧迫しているままで戻りがはやくなっているようです。

またその微痙攣は、ほんとうにわずかな動きの痙攣ででるときもあります。
私がお客様の施術ちゅうに、お客様のカラダの奥から規則的な痙攣が起きていることを見つけるときがあるのですが、
そのささやかな微痙攣はお客様自身には起きていることが認識できないでしょう。
それほどまで微細な動きで筋膜ははがされていくもの。
そういうリリースのなされ方もあるのです。





このたび私がスキャニング作業で無理をした期間は1週間ほどのと短期的ですから、
硬くなった度合いは強いものの、リリースされやすい状態でした。

まだ消化器の不調が継続していますが多少ずつ改善してきていることでしょう。
ただ頚部の微痙攣が現れた様子から循環器の様子は、だいぶ元に戻ってきました。
自分の内側でアドレナリンを過剰放出している様子を感じていたのですが、
その切迫された気の混沌はおさまり、
穏やかになってきました。


それが実感できています。^-^)



最後に課題として。
【沈肩墜肘】をしながらUSBカメラ式スキャナーを操作できないだろうか?

またはとりあえず今回のことに懲りて、
スキャニング作業は一日に5冊までにとどめて時間をかけてテキストデータ化するというのが賢明なのかもしれません。