頚部後面の上端部を緩めてたら、腰が凝っていたのが、しっかり緩んできた! その腰の緩むレベルが高くてびっくり。

私はカラダがかなり硬いほうだと自覚しています。
立位体前屈で、どうにか指先がちょこっと床につく程度。

ムリをしてもっと曲げようとすると、
股関節から曲げるのがセオリーだとわかってやってみても
「もう、これ以上やったら明日がひどいことになりそう・・・」
とやめてしまいます。 ^-^;

お風呂でゆるめてがんばっていけばどうにかなるのはわかっていますが、
なにか、このままがんばりすぎると腱や靭帯が伸びて戻らなくなりそう。
そのような不穏なものを感じて厳しいところまではやらないでいました。



そういう私の状態が前提ですが、


ここ1カ月、骨で立つ感じを以前より明確な規定をして使いだした点も影響があると思いますが、
頭部後ろ側の後頭骨に癒着した筋肉群を緩めていってどんな変化が起きたのかをお伝えします。


起立筋と僧帽筋、頭板状筋、斜角筋など、背骨を挟む両サイドの筋肉群が頭部(主に後頭骨下端)に付着している部位が徐々に深く解けてきました。

いままでもベン石温熱器等でこの部位は解いたものの、
後頭骨の骨膜付近までには緩めるための圧が届かず、
ゆるめても一週間程度で戻りが感じられ、
2週間は持たなかった印象があります。

今回の排酸棒をもちいたリリースでは、
ベン石温熱器や他の板状のかっさで解いたときよりも、
ざっくりと深部まで筋の奥まで圧が届く構造であるおかげもあって。
筋肉が頭部の骨に付着する付着点に接合した「腱」へ届きました。
筋肉のリリースに重要な個所である腱を適切な技術で緩めれば容易に戻って硬くなることはありません。

それもあって粛々と日々、30分前後時間をかけて首後ろをリリースしています。


首後ろの付け根を説いたら腰が緩んだ!.png

すると起立筋全体がほどけてきたことを感じ取ることができるように。
そのおかげだと思いますが、
ここひと月は6~8時間の長時間のデスクワークをしているのですが、
それでも背中の張りは以前より半減しています。


それは弓矢を射る弓の弦の上の縛りがきつければ、その弓の弦の全体が強く張るという仕組みに似ています。

首後ろの『項靭帯』という馬の「たてがみ」が生えるところの下に頭部を靭帯で支え吊る仕組みがありますが、
この項靭帯が緩みだしたとき。

腰部分の腰椎の棘突起のそれぞれが以前よりも柔軟性がでてきたようです。
すると腰椎部分の棘突起を結ぶ靭帯が委縮して固まった緊張がほどけだしてきました。
それがかえって腰椎棘突起が急激に徐々に固まってきた状態を逆行することとなり、
その変化の起こりが大きかったため排泄系の大腸部に以前には体験したことがないパターンの不調が発生。

便秘でもなければ下痢でもないのだが、体内の宿便のようなものの動きがでてきた感じをうけました。
当初、何が起きているかが見当がつかなかったため、今回はちょっと焦りました。
腰痛等の痛覚に訴える場合は、それを逃れるようにするのノウハウは熟知してますが、
内科的な部位での急激な変化は容易に読み切れるものではないための焦りです。


ただ腰部の棘突起の詰まりが徐々に改善してきたことで、
腰部の起立筋、そして腰方形筋までもが着実に緩みだしてきた。


それにつれてお腹の不調が徐々に改善しました。
ただまだ以前から蓄積してきた腰部の問題はだいぶ量があって、
それは上部頚椎周辺の閉じた詰まりが開けてきたとき、
さらに本格的な改善へと移行する期待がもたれています。


腰部へ腰筋や腰部筋肉の白色部分をしっかり緩めるよう努めたことがかつてありましたが、
今回のような深い骨盤の前傾改善へ対抗できるまでの変化が感じられたことがありません。


そういったところを考えてみて、
頚椎第一を詰まらせ続けた筋肉のリリースは、
私が期待していた以上に身体の基底部を安定させるカギになっている。


そのように感じました。


いままで施術でのアプローチは「腰仙関節」(腰椎5番目と仙椎1番目の間にある関節)を重点的に観るようにしてきました。

腰仙関節のほうが私には施術後のお客様のカラダの状態に反動がどうでるかが読めるため、
安全に対処できやすかったということと、
この度、私が自身を解いている頚部上端の後面(頚椎第一周囲)の凝りの深い部位をとくときは、
時に頭部の傾斜がパターンが急激に変わって頸動脈部分の圧迫等の反動がおきるリスクを嫌ってのことです。

ですがもし、私や数名の同業の有志の先生に頼んでこの部位をしっかり解くことで、安全性と効果をチェックしていけば、
対応もスムースに安全に頚部の後ろの問題という首凝りや鼻の問題やのどの問題を軽減させることもできる。
そのうえ全身のバランスの修正ができるような状態の変更が進むことで
腰仙関節を必死に強い力で加圧して解かなくてもよく、しこり化が戻りづらいリリースとなることに気づき始めました。


ここは反応が非常に大きく出るため、よくなる場合もかえって体調を崩されるような場合も、でてくる。
非常に対応がシビアになってくるので、ここをいきなり触るのは厳禁といえる人もいるようなところだ。

時間をかけて研究が進めば、
私にとっても新たな得意分野を得られるようになるかもしれません。



いいですね。
興味深い!!