ベン石温熱器、排酸棒等でしっかり筋膜をリリースされたあとのセルフケアに。 オイルマッサージは、いかが?

ベン石温熱器と排酸棒の連携で筋膜リリースを受けた。

では、鎧のようなこわばった筋肉がリリースされたタイミングで、
自身でも自宅でできる推奨されるものは?


そのような質問をいただきました。



ご自宅でベン石のかっさや排酸棒をご用意いただいて、
施術で受けたリリース個所を参考にして自分でも解いてみる。
そうすることで私の施術を受けた後の良好な状態が維持、促進できるでしょう。
おそらく維持にとどまらず、気血の通り道を計算して解いていますから、
さらなる改善へと向かえる状態の促進へ通じるでしょう。

まず、そこはお勧めです。 ^-^


他には?


もうひとつ、私自身、少しずつ試してみようと思っていることがあります。


アーユルヴェーダ系のマッサージでは、皮膚にごま油を使うマッサージを施すことがあります。

確か太白のごま油を一定時間加熱することでさらさら度合いが増し、皮膚への浸透力がさらに優れたものとなります。
そのような下準備をおこなうと、アーユルヴェーダでの古書での言い伝えですが「皮膚から15分で骨にまで達する」といいます。
科学的に実際そうなっているかどうかは、私にはわかりません。

ですが人体内部で必要な油分が足りていないときに加熱処理したごま油を皮膚に塗ると、
塗ればまたなくなり足して、「あら、また皮膚に吸われてなくなったわ」という感じに。
信じられない量を吸収するが、適量の油を補充すると同時に、皮膚は油をはじきだすのです。

その様子を確認できたら、これで終わりです。


ちなみに筋膜同士が癒着して硬化が進んだ個所には、油が切れた機械仕掛けのロボットのようなものです。
それでなめらかに正確に動いてほしいと期待しても、それは油でなめらかに動ける歯車の回転が動力になっているなら、
うまく作動してくれないのは当然といえば当然です。


そういった油切れで動きがぎくしゃくしているなら、油を指して動きをスムースにしますよね。


筋膜をリリースされた時点で、ベン石温熱器や排酸棒で筋膜の膜部の癒着や骨との癒合など、
積極的にはがされたとします。
十分に体内で新たな筋膜をうるおす油を自前で作れるような食事を心がけておられることは、
たいせつなことです。
そこは乾燥したハーブのような干からびて生命エネルギーを失ったプラーナレスなものより、
摘みたてで香りが伝わるような生命エネルギーを強く発しているものを口からとるようにします。
気は経絡中を行き来するもので、それは筋膜の中を通るものなのです。
口から摂取した生命エネルギーをの強いハーブ等は、体内の気の通りを力強くしてくれるのです。
それにより気が通じ神経が働きだし、血を誘引して、体調を底上げすることができていく。
それが続けば体質的にも自らの内部の生命エネルギーが高まるような、
良好な体調の維持が容易になるよう変わっていけるのです。

それゆえにアーユルヴェーダ医などでは、便利さから乾燥したメディカルハーブを処方するときもあるようですが、
ものにもよりますが基本はせっかくのハーブの命をいただくならば、その生命エネルギーを感謝していただき同化するようにといいます。


で、ちょっとわき道にそれましたが、筋膜の柔軟性を維持するにも油が使われています。
その油が切れていた体調であれば、先ほど申したような多くの油を皮膚から吸い込みますし、
別の調べ方をすれば、カッピング(吸い玉療法)をして黒痕や紫痕などの色素が皮膚に浮かび上がっていたら
そのときの皮下の状態は油切れと油のよごれが混在しています。


まだ私自身がマッサージ用のごま油を切らしていて ^-^;
自身への実験ができていないものですが。
以前より、数段、筋膜のリリースの深さが本丸の奥部まで進みました。
中医学的に進んだ病といえるような部位は、そのような深部にまで位置が落ち沈んでいます。
そのような部位に対して、固まって固形化したりねばついて動けなかった部位を揺動をさせ、
強く酸化した出て行ってくれにくかったおけつの滞留に動きが現れます。
そのときに経皮より良質なごま油を送り込み、強く酸化しねばりついたものを拭い、
そしてさらさらな適度なpHに落ち着いているごま油をおけつがいた場所と挿げ替えるのです。



私自身、アーユルヴェーダ系の専門的な本を読んだとしても和書で翻訳してあるもののため、
十分な情報量をえられていないのが現状です。


そして今の、ホットストーン、ベン石温熱器と排酸棒などを絶妙に組み合わせた、
体内の奥に蓄積し続けている「酸化した物質の追い出し」と「良質なオイルに入れ替える操作」には、
可能性を感じます。

オイルマッサージは、半裸か全裸のような状態でエステでなさっておられます。
でも私の所ではエステではございませんので、ぜひ、セルフでオイルマッサージをなさるとよいでしょう。
セルフでオイルマッサージをするにも、カラダの前面の胸部や腹部、脚部や腕、首、頭部はやりやすいでしょう。
ただ腰背部や臀部の仙骨部分など、かなり油を指すのが重要な脊椎回りが手が届きづらいのがネックです。
起立筋群が脊椎を立たせる過酷な支柱役を続けて疲労蓄積して酸化物質もたまりやすい場所ですから、
腰背部をしっかり必要な分量のオイルを注入することができているかどうか。
それは非常に重要です。

女性であれば、そのような部位のオイルマッサージをしていただけるサロン等に足を運ばれてもよいでしょう。
または家族の誰かに、やり方を丁寧に伝えてお願いするのもいいでしょう。


ちなみにこのマッサージ用オイルにするごま油。
インドのアーユルヴェーダ医では、やはりゴマからごま油をしぼってみると、
油の性質上、酸化しづらく安定したものでありますが。
こだわりがあるところでは、絞ってからあまり長期保存したようなものは使わないといいます。

実験的に私もしぼって1年以上経った古くなったごま油を使ったときと、
しぼりたてといえるものを使ったときを比べたときがあります。

そのときはべたつき等は古いものがあったが成果は、私自身の身体では際立った違いは感じませんでした。
ですがオイルをグリースのようなすべり材として観るか、フレッシュならプラーナのあふれた生命体ととらえるか。
それによりおのずとどちらを使いたくなるかが決まってくると思います。



またオイルマッサージをするときに、アーユルヴェーダでは「マルマ療法」という、
皮膚の上に現れた体の不調を抑えるためのマルマポイントを特に多く油を塗り込み吸収させることで、
さらなる体の状態の向上をはかるやり方があります。

私がベン石温熱器をあてがっているところは、
実はその効果的に身体の状態を向上させるような書き換えをできるというマルマポイントを温めてます。
マルマポイントと、ポイントというと経穴のような点をイメージされると思いますが、
もうちょっと広域にわたるエリアだと考えてだいたいの位置を把握していただければよいでしょう。

なので施術を受けているお客様は、その点を思い出して念入りにオイルを手に付けて塗っていくといい。
それにより改善成果は、場所や状況に寄りますが、倍から数倍の差異を感じます。


私はアーユルヴェーダ用によいごま油を切らしていますが、
エドガーケイシー療法用のピーナッツオイルでセルフオイルマッサージをしています。

やはりマルマポイントを把握して、メリハリあるアプローチをするかどうかで、
マッサージ後の体調が違っていきますね。
そこは専門的な話になりますから一般の方はそこまでこだわらなくてもいいかと思います。
ただ同業者の先生方で関心があれば大きなメディカルブックセンターなどで以下の本をチェックしてみてください。
私が勉強した本でもあります。