そしてこころと身体の関係。エピソード2

またこれは聞いた話しなのですが身体が硬く、肩がまったく動かなくて手が上がらないというおじいさんがいたそうです。そのかたに事情により肩に麻酔をかけたのですがそれと同時に今まで硬くってびくともしなかった肩がぶらんぶらんの軟らかさになり肩が脱臼してしまいました。つまり身体的には非常に最初から軟らかかったんです!硬くするように自分の神経がその肩に命令を強く強く出し続けていたから硬くなっていた。それだけのことです。しかし麻酔が切れた時点でまたその肩は鬼のように硬くなりました。そのおじいさんは自分で肩に力を入れようとしているとは考えていません。でも無意識のうちに神経に強い硬化させるようにという命令が送られ続けるようになり硬くなってしまっているのです。身体をコントロールをしているところは、実は顕在意識という自分で意識できるエリアだけではなく無意識とか潜在意識とよばれるエリアまでおも理解していかなければならないということです。その無意識につかっている心の緊張や抑圧などが身体に対して多大な影響を出しているということを理解する必要にいたるでしょう。